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2022.12.23
飲食店の選び方調査。1軒目は54%が「予約する」、新規客獲得に大切なこと
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
コロナ禍における行動制限も緩和され、外食を楽しみたいという方が増えていると思います。
屋外ビジョンのICAビジョンを手掛ける「株式会社ICA」が、飲食店選びに関する意識調査を実施しましたので、今回はその調査結果についてご紹介していきます。
▼調査について
調査期間:2022年10月5日(水)~10月6日(木)
調査対象:飲み会によく行く全国30代~50代の男性
回答数:1,023件
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年10月5日(水)~10月6日(木)
調査対象:飲み会によく行く全国30代~50代の男性
回答数:1,023件
調査方法:インターネット調査
飲食店「1軒目」予約派は54%、一方2軒目では半減
1軒目に行く飲食店の選び方について質問したところ、「事前にネットで調べて予約する」と回答したのは53.7%で最も多く、「付近を散策して良さそうなお店を見つける」との回答は10.0%となりました。5割以上の人が事前に予約してお店を訪問しているということで、時間をかけずスムーズに飲食を楽しみたいと考えている人が多いことがわかります。
また、「1軒目を選ぶポイント」について聞いたところ、「料金帯やメニュー(62.3%)」が最も多く、「店内の雰囲気(44.1%)」、「人気度、口コミなど(30.5%)」「衛生的なお店かどうか(29.2%)」「店員の接客態度(26.1%)」と続きました。
出典:株式会社ICA「飲食店選びに関する調査」
そしてこの調査で面白いのが、2軒目の選び方です。
「2軒目以降のお店に行く際、お店はどのように選ぶことが多いですか」と質問したところ、「1軒目を出てから街中のお店の外観や看板などを見て立ち寄る」と回答した人が35.2%と最も多い結果となりました。その次に「その場の誰かの提案(29.2%)」という回答が多く、7割近くの人がその時の雰囲気や感覚でお店を選んでいることがわかりました。
1軒目は半数以上の人がお店を予約して訪れるのに対し、2軒目以降の予約派は約25%と1軒目の約半分という結果になりました。
出典:株式会社ICA「飲食店選びに関する調査」
また、「2軒目のお店を選ぶ際に気にするポイントはなにか」という質問で最も多かった回答は、1軒目と同じ「料金帯やメニュー」が1位でしたが、1軒目の時よりも割合が減っています。一方、1軒目で44.1%だった「店内の雰囲気」は48.5%に上昇しており、1軒目で重視されていた「人気度」や「口コミ」よりもその場の流れがお店選びのポイントになっていることがわかります。
料金やメニューを明らかにすることで、新規来店のハードル下がる
今回の調査では、「行ったことのない飲食店」を利用する際の抵抗感についても聞いています。その結果、「ハードルが高い(46.4%)」、「かなり高い(15.1%)」を合わせると6割を超える人がハードルの高さを感じていることがわかりました。さらに、お店に入りやすいポイントを聞いたところ、「料金やメニューが事前にわかる(51.7%)」が半数を占め、続いて「愛想がいい店員に誘われる(20.4%)」、「動画などでお店やスタッフの雰囲気が分かる(16.0%)、「広告などの露出が多く利便性が高い(10.2%)」「運営会社が分かる(1.7%)」という回答となりました。
半数以上の人が料金やメニューが事前にわかることで、入店のハードルが下がると回答していることから、飲食店としては、こうしたポイントを押さえ事前に情報提供を行うことで、初めてのお客さんに利用してもらいやすい環境づくりが行えそうです。
出典:株式会社ICA「飲食店選びに関する調査」
最後に「飲食店を選ぶ際の情報源」について尋ねた質問では、「店舗紹介サイト(29.0%)」、「店舗HP(26.7%)」、「SNS(15.8%)」とインターネットを使用する方法が約6割を占める結果になりました。また、「フリーペーパー(13.7%)」や「店舗看板(12.9%)」といった情報収集にも一定の信頼が寄せられていることがわかります。
ユーザーがどのような媒体を使って情報収集を行っているかが明らかになったので、各媒体にユーザーのお店選びのポイントとなる情報を掲載していくことで、お客さんの獲得につなげることができるのではないでしょうか。
特に地下や2階に店舗を構えている場合は、入口にデジタルサイネージを置いて店内の様子やメニューを表示することで、入店のハードルを下げることができます。
まとめ
以上、今回は株式会社ICAが実施した飲食店選びに関する調査についてご紹介しました。今回の調査では、消費者はお店を選ぶ際に「価格やメニュー」を重視していることがわかりました。
飲食店は、自社のHPやSNSを使ったPR、そして店頭看板に記載する内容やデザインを見直しつつ、集客に必要な情報をしっかり提供できるよう対策していくことが大切です。
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