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2023.01.13
新たにオープンした「グリーンローソン」の環境に優しい取り組み
目次
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
ローソンがわたしたちの暮らすマチ、地球のために環境に配慮した新店舗「グリーンローソン」をオープンしました。
今回は、サステナブルな実験を展開する店舗として注目を集める「グリーンローソン」についてご紹介していきます。
「グリーンローソン」ってなに?
ローソンのグループ理念である「私たちはみんなと暮らすマチを幸せにします。」のもと、わたしたちが暮らすマチ、地球がいつまでも続くように、自分たちができることをお客さんと一緒に考えていくことをコンセプトにした店舗を11月28日、東京大塚にオープンしました。グリーンローソンでは、環境に配慮したさまざまな実験が行われています。
グリーンローソンのここがすごい!
グリーンローソンはお店の看板や外観が通常のローソンと異なりますが、店内の雰囲気は通常のローソンと変わらない印象でした。ここでは、グリーンローソンが行っている取り組みについて見ていきましょう。
アバター接客
グリーンローソンの特徴のひとつが「アバター接客」です。アバターは店舗入り口、セルフレジサポート、商品おすすめの3つに分かれており、全部で4台設置されています。
店舗入り口の外側と内側に1台ずつアバターが設置されていました。外側を向いているアバターは入店するとすぐに「いらっしゃいませ」と声をかけてくれました!
内側を向いているアバターはグリーンローソンの説明や販促を行っているようです。
さらに、セルフレジに設置されたアバターは使い方などのサポート、商品棚ではおすすめの商品紹介を行っているそうです。
アバター接客は遠隔操作によって「時間」や「場所」、「年齢」「性別」「さまざまな障害」に制約されない新たな働き方を実現する取り組みとして実施されています。
9月に公募を行い、現在は約30名がアバターオペレーターとして勤務しているそうです。

声をかけられたときは戸惑ってしまいましたが、アバターの店員さんと会話を楽しんでいるお客さんもいらっしゃいました。
セルフレジ
グリーンローソンでの商品購入は「セルフレジ」または「ローソンスマホレジ」で行います。セルフレジでは、年齢確認が必要なお酒やたばこは免許証を読み込む形で購入が可能だそうです。スマホレジは、売場でお客さん自身のスマホを使って商品をスキャンするとお会計ができるので、レジの操作やレジ待ちをしなくても買い物ができます。

環境に配慮した資材、冷蔵庫
お店で使用している資材や冷蔵庫、冷凍庫は、環境に配慮したものが導入されています。コンビニで使用されている冷蔵庫や冷凍庫は、商品を手に取りやすくするためオープン型のものが主流ですが、グリーンローソンでは扉付きのものを導入し、保冷効率を高めることで電気の使用量とCO2の排出量削減を可能にしています。
また、買い物かごは素材全体の約30%にリサイクルされたペットボトルのキャップが使用されているそうです。

お弁当の販売スタイルで食品ロスを削減
グリーンローソンでは、通常のローソンで販売している常温・チルドのお弁当の取り扱いをしていません。これらのお弁当は工場で作成するため、製造・配送・納品・販売までの時間が長くかかる上に、販売期限を過ぎると廃棄しなければいけません。グリーンローソンではこうした食品ロスを減らすために、以下のような新たな販売方法を採用しています。
▼まちかど厨房
店内に設置された専用キッチンで調理したお弁当やおにぎり、サンドイッチを販売。
▼冷凍お弁当の販売
冷凍したお弁当を販売。賞味期限が長いので食品ロスの削減に貢献します。
食べたいときに購入して、自宅の電子レンジで温めるだけで、美味しいお弁当を味わえます。
また、グリーンローソンでは、お弁当以外の冷凍食品も拡充しているそうで、通常の店舗では約100種類の品揃えのところ、同店舗では約170種類の商品を展開しています。
▼できたてモバイルオーダー
モバイルオーダーでは、人気のからあげクンやお弁当だけでなく、デリバリー専用に開発された人気商品を店頭で受け取ることができ、できたてのおいしさを味わうことができます。
<モバイルオーダー注文方法>
店内に設置されたQRコードを読み込んでサイトにアクセスし、商品の選択、スマホ上で決済するとキッチンで調理が行われます。
商品が出来上がると、サービスカウンター上に設置されたデジタルサイネージに注文番号が表示され受け取ることができます。

NOカトラリー、NOレジ袋
グリーンローソンでは、プラスチックごみの少ないお店を目指すために、レジ袋の販売やプラスチック製の使い捨てスプーンやフォークの配布を行っていません。カトラリー配布は行わないということを周知し、2023年1月9日をもって配布の終了をするそうです。
店頭では繰り返し使用できる環境に配慮したカトラリーが販売されています。

タンブラー持ち込みに対応したマチカフェ
淹れたてコーヒーが人気のマチカフェでは、今までセルフ販売で実現できなかったタンブラー持ち込みによる販売を実験しています。コーヒーチェーン店などで普及しているタンブラー持ち込みに対応することで、プラスチックごみの削減を目指します。
フードドライブ
自宅で食べきれずに残ってしまっている食品を、必要としている人に届ける「フードドライブ活動」の実験も行われています。店舗に設置された専用の回収BOXに寄贈するだけでいいそうです。対象商品には条件があるので、内容を確認してから持ち込むようにしましょう。
まとめ
以上、今回はグリーンローソンの取り組みについてご紹介しました。わたしたちが住む、地球や環境のために、今まで当たり前とされてきたことを見直し、新しいことに取り組んでいるローソンの新店舗は、わたしたちの意識も変えてくれるきっかけとなるでしょう。
グリーンローソンが今後、どのような取り組みをしていくのか動向を追っていきたいと思います。
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