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2024.04.19
デジタルサイネージに必要なSTBってなに?役割や機能をご紹介
目次
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
情報発信媒体としてさまざまな場所で活躍しているデジタルサイネージですが、ディスプレイを導入しただけではコンテンツを表示することはできず、STBという機器が必要です。
今回は、デジタルサイネージを使ったコンテンツ配信に欠かすことのできないSTBについてご紹介していきます。
STBってなに?
STBとは、Set Top Box(セットトップボックス)の頭文字をとった略称で、テレビやデジタルサイネージなどのディスプレイにコンテンツを表示させるための機器のことをいいます。![](https://bisco-signage.jp/wp-content/uploads/2024/04/img2.png)
STBの役割と機能
STBは、ディスプレイに静止画や動画といったコンテンツを表示するための再生プレイヤーの役割を果たします。STBがないとディスプレイにコンテンツを配信することができません。STBには、デジタルサイネージにコンテンツを配信する際に役立つ機能があります。
・スケジュール管理機能
コンテンツを配信する曜日や時間、配信する順番、再生時間などが設定可能。
・レイアウト管理機能
ディスプレイのどこにコンテンツを配信するのかが設定可能。複数台のディスプレイを連結させたり、1つのディスプレイを分割してコンテンツを表示することも可能。
・死活管理機能
STBが接続されているディスプレイが正常に稼働しているかを確認してくれる機能。
なんらかの異常が発生し、ディスプレイが消えてしまっている場合にはアラートでお知らせしてくれるので、すぐに対処することが可能。
デジタルサイネージにSTBを使うメリット
デジタルサイネージにコンテンツを配信するのに、STBよりも様々な機能が備わっているパソコンを使った方がいいのでは?と思われることがありますが、STBを使うメリットがいくつか存在します。ここでは、パソコンと比較したSTBを使うメリットについてご紹介していきます。
操作が簡単&すぐに使える
STBはデジタルサイネージにコンテンツを配信するのに必要な機能だけを備えているので、複雑な操作が不要で簡単に使用できます。また、パソコンよりも起動時間が短く電源をONにしてすぐに使用できるというのもポイントです。
設置場所に困らない
上段でもお伝えしましたが、STBは必要な機能だけで構成されているので、パソコンと比べて機器自体のサイズがコンパクトで設置スペースに困らないというのもメリットです。コストを抑えられる
さまざまな機能が備わっているパソコンはその分どうしても価格が高くなってしまいますが、STBはデジタルサイネージにコンテンツを配信するのに必要な機能だけを備えているのでパソコンと比べて価格が安いです。壊れにくい
STBは造りがシンプルなので、いきなり機械の電源がオフになってもデータが飛ぶことはありません。急に電源を切っても大丈夫な造りになっているので、機械が壊れる心配がなく安心して使用できます。
このように、デジタルサイネージへのコンテンツ配信のために使用するのであれば、パソコンのように多機能である必要はなく、必要な機能だけがまとまっているSTBを使用する方が使い勝手がいいです。
![](https://bisco-signage.jp/wp-content/uploads/2024/04/img3-1.jpg)
デジタルサイネージに必要なもの
ここでは、デジタルサイネージを導入する際に必要なものをご紹介していきます。ディスプレイ
コンテンツを表示するディスプレイが必要です。デジタルサイネージには、ネット経由でコンテンツを配信するものとUSBなどを使ってコンテンツを配信するもの、屋内設置用のものと屋外設置用のものがあり、種類によって性能が異なります。そのため、想定する運用方法や設置する場所に合ったものを選択するようにしましょう。
![](https://bisco-signage.jp/wp-content/uploads/2024/04/img4-1.jpg)
コンテンツ
ディスプレイに配信するコンテンツが必要です。デジタルサイネージは静止画、動画、音声といった幅広い種類のコンテンツ配信が可能です。ターゲットや伝えたい内容が効果的に伝わるように工夫してコンテンツを作成するようにしましょう。
![](https://bisco-signage.jp/wp-content/uploads/2024/04/img5-1.jpg)
CMS(コンテンツ管理システム)
ネット経由でコンテンツを配信する場合には、コンテンツや配信スケジュールの管理を行うCMSが必要です。CMSはコンテンツを配信する日時や時間帯、曜日といったスケジュールの設定や配信する順番、配信するディスプレイを設定することができます。
ネットワーク型のデジタルサイネージであれば、どんなに台数が多くても遠隔でまとめて管理することが可能です。
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デジタルサイネージの種類
ここでは、デジタルサイネージの種類についてご紹介していきます。デジタルサイネージは大きく分けて3種類に分けられます。
スタンドアロン型
ネットを介さずディスプレイにコンテンツを配信するのが、スタンドアロン型デジタルサイネージです。SDカードやUSBメモリにコンテンツデータを保存し、それを機器本体に挿し込むことでコンテンツを表示させます。コンテンツを変更する際には、新しいデータをSDカードやUSBメモリに保存し直して、再度ディスプレイに挿し込む必要があります。基本的にコンテンツはスライドショー形式で繰り返し再生され、日時や曜日を指定しての再生、リアルタイムでのコンテンツ変更は行えません。
ネット環境やSTB、CMSなどが必要ないためコストを抑えて導入することができるので、稼働させるデジタルサイネージの台数が少なく、コンテンツの更新頻度が低い場合にはスタンドアロン型のデジタルサイネージがおすすめです。
![](https://bisco-signage.jp/wp-content/uploads/2024/03/img3-1.png)
ネットワーク型
ネットを介してディスプレイにコンテンツを配信するのが、ネットワーク型デジタルサイネージです。CMSを使ってコンテンツを配信するので、スタンドアロン型のようにSDカードやUSBメモリを抜き差しする必要がありません。
コンテンツを変更する際は、データを更新するだけでOKで、配信するコンテンツの順番や秒数、スケジュールを設定することもできます。リアルタイムでコンテンツを変更することも可能です。
ネットワーク経由で管理するため、遠隔から複数の機器をまとめて管理できます。
複数のデジタルサイネージを稼働させる場合やコンテンツの更新頻度が高い場合には、ネットワーク型のデジタルサイネージがおすすめです。
![](https://bisco-signage.jp/wp-content/uploads/2024/03/img4.png)
インタラクティブ型
タッチパネル式で双方向のやり取りができるのが、インタラクティブ型デジタルサイネージです。一般的なデジタルサイネージは情報発信する側が伝えたいことをターゲットに発信しますが、インタラクティブ型は利用者自らが操作をして必要な情報を取得することができます。
市役所や商業施設、ホテルなどでインフォメーションボードとして活用されています。
![](https://bisco-signage.jp/wp-content/uploads/2024/04/img9.jpeg)
まとめ
以上、今回はSTBの役割やメリットについてご紹介しました。デジタルサイネージを使った情報発信には、コンテンツを表示させるためのSTBが欠かせません。デジタルサイネージ向けのSTBは配信スケジュール設定やレイアウト機能といった便利な機能が備わっており、デジタルサイネージを使った情報発信をサポートしてくれます。
弊社では、お客様のご要望に合わせたデジタルサイネージ機器やソフトの導入サポートを実施しております。デジタルサイネージのご導入を検討中の方、興味のある方はお気軽にご相談ください!
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