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2023.02.03

商品棚をデジタル化!注目の「電子棚札」と「シェルフサイネージ」

電子棚札イメージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
スーパーや薬局、家電量販店などの商品売場で、商品棚にデジタル化した値札が付けられているのを目にしたことはないでしょうか。
これは「電子棚札(デジタル値札)」と呼ばれるもので、今まで一般的だった紙の値札と比べてたくさんの利点があるため、大型店舗を中心に導入が進んでいます。
今回は商品棚のデジタル化に欠かせない「電子棚札」と「シェルフサイネージ」についてご紹介していきます。


商品棚のデジタル化

今まで、商品棚につけられているものといえば、紙製の値札が一般的でした。
しかし、紙製の値札は価格を変更する際にひとつひとつ手作業で入れ替えを行わなければいけないので、数えきれないほどの商品を取り扱っているスーパーや薬局、家電量販店などでは、値札の変更や管理に手間がかかってしまうというデメリットがあります。
紙の値札
▼従来の紙の値札のデメリット
・商品価格の情報更新が大変
・情報更新に時間がかかる
・値札の付け替えミスの発生 etc


電子棚札について

上段でご紹介したような紙の値札のデメリットを解消するツールとして、リテール業界を中心に導入が進んでいるのが「電子棚札」です。

電子棚札ってなに?

電子棚札とは、商品棚に貼られている値札をデジタル化したもので、従来の紙の値札に代わるアイテムとして注目を集めています。
Wi-Fiや赤外線通信などとの接続によって価格情報を自動で更新することができるのが特徴です。
商品棚に設置された電子棚札

電子棚札を導入するメリット

ここでは、電子棚札を導入することでどのようなメリットが得られるのかを見ていきましょう。

・商品価格の変更が迅速に行える
システムから一斉に更新を行い、リアルタイムで価格情報を変更できます。
従来の紙の値札は、値札をプリントアウトして、お店が閉店した後などに従業員の方が手作業で入れ替えを行わなければならず、時間もコストもかかっていました。
一方、電子棚札はデータを更新するだけで価格の変更ができるので、紙の値札にかかっていた業務を効率化し、コストや手間を減らすことが可能です。
値札を印刷する際にかかっていたインクやペーパーレスも実現し、環境保全にも貢献します。


・ミスの削減
正しい価格情報を掲示することができます。
従来の紙の値札は、人の手によって管理が行われるので、違う場所に別の商品価格を掲示してしまったり、古い価格が表示されたままになってしまうということが起こる可能性がありました。
一方、電子棚札はデータの更新を行えば、リアルタイムで価格の変更が行えるので、紙の値札を利用する際に起こりやすいヒューマンエラーを減らし、クレーム発生の予防にも効果を発揮します。


・ダイナミックプライシングが可能
状況や需要に合わせて即座に価格を変動させられます。
従来の紙の値札は、商品の値下げや変更をする場合は人の手で貼り替えを行う必要があったので、情報を反映させるまでに時間がかかってしまいます。
一方、電子棚札はデータ更新を行えば即座に価格情報を変更できるので、賞味期限が迫っている食品や売れ行きがよくない商品の値下げをスピーディーに反映させ最新の情報をお客さんに提供することができます。


電子棚札を使うとこんなことも可能に!

電子棚札に表示できるのは価格だけではありません。
例えば、QRコードを表示して、より詳細な商品情報へ自由にアクセスできる環境を整えることも可能です。
ただ、値段を表示しているだけよりも商品の情報や口コミ、活用イメージなどプラスアルファの情報提供を行うことで、消費者の購買意欲を高めることができます。


PRに効果を発揮する「シェルフサイネージ」

紙の値札に比べてさまざまなメリットがある電子棚札ですが、「特価感」や「セール感」を演出したり、目立つ形で商品のPRを行いづらいといった課題もあります。
最近では今まで商品の価格を表示するだけだった商品棚のスペースを有効に使って、販促を行う動きも広まっており、そうした取り組みを支えるアイテムとして「シェルフサイネージ」が注目されています。

シェルフサイネージってなに?

シェルフサイネージは、通常のサイネージよりも幅が狭く、商品棚の限られたスペースに設置できるデジタルサイネージです。
シェルフサイネージの特徴は、高画質な静止画や動画を配信でき、表示するコンテンツも自由に入れ替えられるという点です。
紙の値札や電子棚札に表記できるのは文字のみで動きもつけられませんが、シェルフサイネージはより詳しい商品情報の提供や動きのあるダイナミックなコンテンツの配信が行えるので、お客さんの興味を惹きつけやすく、売場の演出も可能です。
シェルフサイネージを使った販促 出典:newswitch(商品棚に動画コンテンツを配信)

また、センサーやカメラの技術を活用して、商品棚の前に現れた見込み顧客の年齢や性別を判断し、その人に合った最適なコンテンツを配信するといったこともできます。
今までスペースが限られている商品棚で値段以外の情報を記載するのは難しかったですが、自由にコンテンツを入れ替えることができるシェルフサイネージは、より効果的な販促活動を行うのに役立ちます。
取得したお客さんの属性情報や購買行動、配信したコンテンツなどの情報はログとして記録できるので、マーケティング施策に活用することも可能です。

▼シェルフサイネージの特徴
・リアルタイムで情報提供が可能
・お客さんにより詳細な商品情報の提供が可能
・高画質のディスプレイを使ったインパクトのあるコンテンツ配信で惹きつける
・柔軟なコンテンツ表示で、商品のイメージやブランディングに効果を発揮

シェルフサイネージは、紙の値札や電子棚札よりもコストがかかるため、導入のハードルは高いですが、「商品の販促活動に力を入れたい」「精度の高い訴求を行いたい」「今までにない売り場を作りたい」と考えている場合には、シェルフサイネージが効果を発揮してくれます。


まとめ

以上、今回はリテール業界で活躍が期待されているデジタル値札についてご紹介しました。
電子棚札は値札の一括管理によって業務効率の向上やヒューマンエラー防止など、さまざまな効果が期待できるので、これからリテール業界になくてはならない存在になっていくのではないでしょうか。
また、商品棚のスペースを使って効果的に商品のPRや販促活動を行えるシェルフサイネージの活躍にも期待が寄せられます。

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