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2023.09.07
デジタルサイネージを使った空間演出の魅力と事例
目次
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
デジタルサイネージと聞くと、広告や天気予報、ニュースなどの情報が配信されているイメージが強いですが、実際はそれだけでなく「空間演出」を行う手段としても利用されています。
今回は、デジタルサイネージを使った空間演出についてご紹介していきます。
デジタルサイネージについて
デジタルサイネージは、デジタルディスプレイを使った広告や情報発信媒体のことをいいます。高画質なディスプレイに静止画、動画、音声など、従来の看板やポスターでは配信できなかった幅広いコンテンツを表示することができるので、最近では様々なシーン、用途で活用が進んでいます。デジタルサイネージの用途
デジタルサイネージがどのように活用されているのかを見ていきましょう。広告配信
デジタルサイネージの活用方法として最もイメージが強いのが広告配信ではないでしょうか。街中の街頭ビジョンや駅、電車内などに設置されているディスプレイには、幅広い企業の広告が出稿されています。デジタルサイネージを使用することで、同時にたくさんの人に対して効果的な訴求が行えます。販売促進
デジタルサイネージは、商品やサービスの販売促進を行うツールとしても活用されています。飲食店やスーパー、ドラッグストアなどでは、デジタルサイネージに新商品やお買い得商品、キャンペーン情報を表示して販売促進に役立てています。これらの情報を効果的に伝えることで、お客さんの購買意欲を高めることができます。
情報提供
デジタルサイネージは、案内表示やお知らせを提供するツールとしても活用されています。電車内ではニュースや天気、駅のホームや空港では経路案内や観光情報、運行情報などの情報がデジタルサイネージを使って配信されています。
デジタルサイネージはリアルタイムでコンテンツの変更ができるので、こうした情報を正確に伝えることができます。
空間演出、エンタメ
デジタルサイネージは、空間演出を行うツールとしても活用されています。デジタルサイネージには幅広いコンテンツが配信できるので、商業施設やイベント会場では施設内を彩る装飾として、アーティストのライブでは空間を華やかにしたり、世界観を演出することが可能です。
デジタルサイネージを活用した空間演出の魅力
デジタルサイネージには、動画や静止画といった幅広いコンテンツをダイナミックに表現できるという特徴があります。そのため、非日常的な空間や居心地のいい雰囲気を演出するなど、自由自在に空間づくりを行う手段としても幅広く利用されています。デジタルサイネージを使った空間演出の事例
ここでは、実際にデジタルサイネージを使って空間演出が行われている事例を見ていきましょう。商業施設
初めにご紹介するのは、銀座最大級の商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」の事例です。施設内の3階から5階をつなぐ壁面に約12メートルのデジタルサイネージが設置されており、チームラボによるデジタルデジタルアート作品「Universe of Water Particles on the Living Wall」が映し出されています。
日々の日没とともに様子を変える滝を表現したアート作品で、仮想の三次元空間に岩を立体的に作り、その岩に水を落下させています。水は、無数の水の粒子の連続体で表現しているそうです。
12メートルもあるデジタルサイネージだからこそできる空間演出ですし、本当に滝がその場に存在していると感じるほどリアルな映像作品でした。
都会のど真ん中で自然を感じるのはなかなか難しいですが、この作品があることによってつかの間の癒しを感じることができました。
空港
次にご紹介するのは、仁川空港の事例です。世界中から訪れる人たちの玄関口となる空港では、飛行機の運行情報や搭乗口の案内など、さまざまなインフォメーションを提供する媒体としてデジタルサイネージが使用されているイメージがありますが、それだけでなく、国の文化や雰囲気を体現するコンテンツの配信も行われていました。
これは、空港内の特別イベントとして催された演劇で、朝鮮時代の王宮で端午の節句を祝う様子を表現しているそうです。
映像は空港内の中心に設置されている大型サイネージにリアルタイムで放映されており、空港に訪れた多くの人が韓国文化を体感していました。
店舗
こちらは、韓国のカカオフレンズフラッグシップストアの事例です。入口の真正面と壁面に大型のデジタルサイネージが設置されており、キャラクターのコンテンツが配信されています。
商品の宣伝を行うのではなく、キャラクターが主役のコンテンツが配信されているので、ブランドの世界観を空間全体で感じることができます。
この大型デジタルサイネージは圧倒的な存在感を放っているので、お店の前を通った人の視線を惹きつけ来店のキッカケにもなっています。
まとめ
以上、今回はデジタルサイネージを活用した空間演出の事例をご紹介しました。広告や情報発信を行う媒体というイメージが強いデジタルサイネージですが、自由自在にコンテンツ配信が行えるので空間演出を行う手段としても期待されています。
今後さらに活躍の場が広がっていきそうです。
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