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2023.03.03

電子看板とは?仕組みやメリット、デジタルサイネージとの違いについて

電子看板イメージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
近年、新しい情報発信媒体として街中や駅、商業施設など、さまざまな場所に導入されている「電子看板」ですが、「電子看板ってなに?」「どんな特徴があるの?」といった疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「電子看板とは?」「電子看板を導入するメリット」「活用シーン」などについてご紹介していきます。


電子看板ってなに?

電子看板とは、デジタルモニターを使って広告や情報を表示する情報発信媒体のことをいいます。
今まで主流だったアナログの看板やポスターを電子的に置き換えたもので、液晶やLEDといったモニターを使って様々な情報発信を行うことができます。
電子看板は、従来の看板やポスターではできなかった情報発信ができるため、最近では駅やショッピングセンター、空港といったように急速に活用の場が広がっています。

また、「デジタルサイネージ」という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、電子看板と同じものを指します。
街頭にある電子看板イメージ

電子看板の仕組みは主に2種類

電子看板の種類は主に2種類で、どのようにコンテンツを配信するかが異なります。

スタンドアロン型

スタンドアロン型は、USBメモリやSDカードを機器本体に挿し込んでディスプレイにコンテンツを再生させるタイプです。
スタンドアロン型は、コンテンツの内容を変更する場合には、USBやSDカードに保存し直して再度読み込む必要があるため、稼働させる機器の台数が少ない、コンテンツ更新を頻繁に行わない方におすすめです。
インターネット接続が不要で、導入コストを抑えることができます。

<スタンドアロン型はこんな場合におすすめ!>
・運用する機器の台数が少ない
・コンテンツを頻繁に更新しない
・導入コストを抑えたい


ネットワーク型

ネットワーク型は、ネットワークに接続してコンテンツを再生させるタイプです。
インターネットを通じてコンテンツを配信するため、複数の機器を稼働させる場合にも遠隔でまとめてコンテンツの変更が行えます。
そのため、複数台の機器を運用する、コンテンツ内容を頻繁に変更する場合におすすめです。配信スケジュールの設定や複数人で管理ができるので運用がしやすいというのも特徴です。

<ネットワーク型はこんな場合におすすめ!>
・複数の電子看板を一括管理したい
・配信するコンテンツを頻繁に変更する
・複数人で管理を行いたい
・設置場所によって配信するコンテンツを分けたい


電子看板の用途

電子看板は以下のような用途で活用されています。

●広告配信
電子看板は、広告媒体として企業や商品の宣伝をする広告媒体として活用されることがとても多いです。
例えば、街中に設置された大型ディスプレイ、駅構内や電車内に設置されたモニターには、あらゆる企業の広告が配信されているので、みなさんも目にする機会が多いと思います。
電子看板は、従来の看板ではできなかった音声や動画を配信することができ、表示内容も自由に切り替えられるため、視聴者への効果的な訴求が期待できます。
電子看板を使った広告配信

●販売促進
電子看板は、あらゆる企業の商品やサービスの販売促進を行う媒体としても活用されています。
例えば、スーパーやファストフード店などの店舗では、電子看板を設置して新商品やキャンペーンに関する情報の配信が行われています。
電子看板を使ってこれらの情報をわかりやすく配信することで、来店のキッカケを作ったり、来店客の購買意欲を高める効果が期待できます。
その他にも、プロモーションムービーを放映して他社との差別化を図ることも可能です。
電子看板を使った販売促進

●情報提供
電子看板は、お知らせや案内表示など、「情報提供」を行う手段としても活用されています。
例えば、「電車内では天気やニュース」「空港や駅構内では旅行者向けの観光情報や遅電車の遅延情報」「街中では災害時のアナウンス」といった情報発信が行われています。
電子看板は、モニターに表示する情報を簡単に変えられるので、リアルタイムな情報を素早く正確に伝えることができます。
電子看板を使った情報提供

●空間演出、エンターテイメント
電子看板は、空間演出を行う手段として活用されることもあります。
例えば、商業施設では施設内の装飾として、アーティストのライブでは、世界観を表現し空間を華やかに演出することが可能です。
電子看板を使った空間演出

電子看板の活用シーン事例

ここでは、電子看板がどのようなシーンで活用されているのかをご紹介していきます。

●飲食店
飲食店では、店頭や店内に電子看板を設置して提供しているメニューや期間限定のメニュー、キャンペーン、座席数といった情報発信を行っています。
店頭でこれらの情報を発信することで、新規顧客の来店を促進することができ、店内ではついで買いを促進するのに効果を発揮します。
飲食店の窓サイネージ 窓サイネージ(bisco signage)


●小売店舗
スーパーやドラッグストア、ショッピングセンターでは、電子看板を使ってセール情報やおすすめ商品、新商品、お得なキャンペーン情報の発信が行われています。
これらの情報を効果的に放映することで、売上アップや来店客数アップにつなげることができます。
小売店での電子看板活用

●オフィス、工場
オフィスでは、電子看板を使って社内に周知する必要のある情報、来客に向けては会社のPRやフロア案内などの情報発信が行われています。
多くの従業員の目に留まる場所で情報発信を行うことで情報伝達率を向上させることができます。
オフィスでの電子看板活用

●病院、公共施設の待合室
病院や公共施設の待合室では、電子看板を使ってニュースや天気、施設案内、呼出番号などの表示が行われています。
退屈になりがちな待ち時間も有益な情報を配信することで、満足度を向上させることができます。また、今何番目の人が呼ばれているのかを可視化することで、ストレスの軽減にもつながります。
病院での電子看板活用

電子看板を活用するとどんなメリットが得られる?

電子看板を導入することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか?
ここでは、5つのメリットをご紹介していきます。

動画や音声を活用できる

電子看板には、訴求力の高い動画や音声コンテンツを配信することができます。
従来の看板やポスターには写真や文字しか表示できないので、内容によってはイメージや情報が伝わりづらいという課題があります。
一方、電子看板は静止画だけでなく、動画や音声を組み合わせた表現が可能なので、視聴者に情報が伝わりやすいです。


コンテンツを見てもらいやすい

電子看板を使って情報発信を行うことで、人目を惹き、コンテンツを見てもらいやすくすることができます。
従来の看板やポスターは、静止画のみの訴求になるので目立ちづらいという課題があります。
一方、電子看板は動画や音声を使用したり、スライドショーにするなど、動きのあるコンテンツを配信できます。視聴者の五感に訴えかけられるので、視聴率を向上させることができます。


コンテンツの更新が簡単

電子看板は、表示するコンテンツの変更が簡単に行えます。
従来の看板やポスターは、情報変更をする際には、現在掲示しているものをひとつひとつ撤去してから貼り替え作業を行わなければいけないので、多くの時間や労力がかかってしまい大変です。
一方、電子看板はデータを更新するだけで内容の変更が行えるので、張り替えにかかる作業や時間を削減することができます。


タイムリーな情報発信

電子看板で情報発信を行うことで、タイムリーな情報を発信できます。
上段でもお伝えした通り、従来の看板やポスターは掲示する情報を変更する場合には、貼り替え作業が必要なので、発信する情報にタイムラグが生じてしまいます。
一方、電子看板は時間帯ごとに発信する情報の内容を調整したり、一瞬でコンテンツの差替えが行えるので、新鮮な情報を視聴者に届けることができます。


暗い場所でも目立つ

電子看板は、デジタルディスプレイに映像を映し出すため、暗い環境や夜間でも見やすいというのもメリットです。
従来の看板やポスターは、夜間や薄暗い場所では照明を当てないと見づらく、時間帯によって情報発信の効果が薄れてしまうという課題があります。
一方、電子看板はディスプレイ自体が明るいので、暗い環境や遠くからでも視認性が高く効果的に情報を伝えることが可能です。


電子看板を利用する際には何が必要?

実際に電子看板を導入するには、何が必要になるのでしょうか?
ここでは、ネットワーク型の電子看板を導入する際に必要なものをご紹介していきます。

1.ディスプレイ
コンテンツを配信するためのディスプレイが必要です。屋内用と屋外用のものがあるので、用途や設置する場所に合ったものを選択するようにしましょう。


2.STB(再生プレイヤー)
STBは、ディスプレイにコンテンツを配信するための再生プレイヤーの役割を果たしてくれます。STBがディスプレイに内蔵されているものと単体のものがあります。


3.CMS
ディスプレイに配信するコンテンツの修正や更新といった管理、配信スケジュールの設定を行うソフトウェアシステムです。最近はクラウドサービスのものが一般的で、サーバーを構築する手間がなくなっています。CMSは月額利用料になっているものが多く、ソフトによって金額や機能、操作方法が異なるのでいくつか比較検討してみるのがおすすめです。

▼bisco CMS
bisco signageでもCMS「bisco CMS」の提供を行っています。
bisco CMSは、ソフトウェアのインストールや専門的な知識が不要で、デジタルディスプレイにつなぐだけで簡単にセッティングが行えます。
コンテンツの作成自体もドラッグ&ドロップの操作で行える、テンプレートも豊富に取り揃えているので、コンテンツ制作が未経験の方でも安心して本格的なコンテンツの作成が行えます。
今だけ「月額料3ヵ月無料サービス」を実施しておりますので、お気軽にお試しください!
デジタルサイネージCMS bisco CMS


4.コンテンツ
ディスプレイに映し出すコンテンツ。静止画や動画、音声などを組み合わせて作成しましょう。コンテンツの制作は、パワーポイントやCMSを使って自作するか、専門の業者に依頼して作成してもらう必要があります。
コンテンツは電子看板による情報発信の効果を左右するものなので、予算や配信したい情報などを考慮して決めるようにしましょう。
デジタルサイネージCMSで作成したコンテンツイメージ

まとめ

以上、今回は電子看板の導入メリットや活用シーンについてご紹介しました。
電子看板は、文字だけでなく動画や音声を使って、訴求力の高い情報発信が行える媒体として注目されています。

ビスコサイネージでは、お客様のご要望に合わせた機器の提案や運用などに関するサポートを行っておりますので、導入をご検討中の方、少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。
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