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2022.11.11
デジタルサイネージの自作方法と気を付けるべきポイント
目次
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
情報発信を行うツールとして様々な場面で活用が進んでいるデジタルサイネージですが、効果的に情報を伝えるためには、ディスプレイに配信するコンテンツが重要です。
今回はそんなデジタルサイネージのコンテンツをテーマに「コンテンツの種類」や「コンテンツは自作できるのか」についてご紹介していきます。
デジタルサイネージのコンテンツは自作できる?
デジタルサイネージの導入を検討している方のなかには、ディスプレイに配信するコンテンツを自分で作りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。コンテンツ制作は難しく、プロにお願いしなければ作成できないイメージがありますが、実は自分でコンテンツを作成することが可能です。
自分でコンテンツを作成できればコンテンツを変更するたびにかかる費用を抑え、好きなタイミングや頻度でコンテンツを変えることができます。
デジタルサイネージの種類
デジタルサイネージは大きく分けて「スタンドアロン型」と「ネットワーク型」の2種類があります。コンテンツを配信する仕組みが異なるため、それぞれどのような仕組みでコンテンツ配信を行うのか見ていきましょう。スタンドアロン型
スタンドアロン型は、ネット接続せずにUSBメモリやSDカードをディスプレイに挿し込んでコンテンツを再生させるタイプのデジタルサイネージです。ディスプレイに表示するコンテンツの内容を変更する場合には、USBやSDカードに新しいコンテンツを保存し直して再度読み込む必要があるため、稼働させる機器の台数が少ない、コンテンツを頻繁に入れ替えないという方におすすめです。

ネットワーク型
ネットワーク型は、インターネットに接続してコンテンツを再生させるタイプのデジタルサイネージです。インターネット経由でコンテンツの配信や管理を行うので、複数の機器を稼働させる場合にも遠隔でまとめて管理ができます。
そのため、複数の機器を稼働させる、コンテンツ内容を頻繁に変更するという方におすすめです。

デジタルサイネージのコンテンツ種類
デジタルサイネージに配信するコンテンツの種類は主に以下の3つです。それぞれのコンテンツの特徴についてご紹介していきますので、コンテンツ作成の参考にしてみてください。
静止画
静止画コンテンツは、写真やイラスト、テキストを組み合わせた1枚の画像でてきたコンテンツで、簡単&低コストで作成できるのが特徴です。1枚の画像に動きはありませんが、複数の静止画を組み合わせてスライドショーのように連続して放映することで、コンテンツに動きがでて注目を集めやすくなります。
<静止画のメリット>
・低コストで作成できる
・シンプルにメッセージを訴求できる
・文字で訴求したいことが多い場合に向いている
動画
動画コンテンツは、映像でてきたコンテンツで、静止画コンテンツに比べて一度に訴求できる情報量が多いというのが特徴です。動画は、1分間で文字180万語、ウェブページ3,600ページ相当の情報量を含んでいると言われており、膨大な情報をわかりやすく伝えるのに適しています。
また、動画コンテンツは視覚的に訴えかけることができるので、ターゲットの視線を惹きつけやすく、記憶にも残りやすいです。
音声付き動画
更に訴求力を高めたければ、動画コンテンツに音声を付けるのがおすすめです。効果音やBGM、ナレーションを付けることによって、無音でコンテンツを配信するよりもたくさんの人の注目を集めることができます。
<動画のメリット>
・文字だけでは伝えにくいイメージなどの情報を的確にわかりやすく伝えられる
・動きがつくことで静止画よりも認知性が高い
・記憶に残りやすい
デジタルサイネージを自作する3つの方法
デジタルサイネージを自分で作りたいけれど、何で作ればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、デジタルサイネージに配信するコンテンツを自作する方法をご紹介していきます。
PowerPoint
最も手軽にコンテンツを作成できるのがPowerPointです。専門的な知識がなくても、テキストや図形、画像を組み合わせたコンテンツの作成、スライドショーを使った動画コンテンツの作成が行えます。
選択できるアニメーションの種類は限られていますが、操作がシンプルで静止画コンテンツや1枚の静止画が切り替わるコンテンツであれば簡単に作成できます。デジタルサイネージのディスプレイの大きさに合ったサイズでコンテンツの出力も可能です。

Illustrator / Photoshop
IllustratorやPhotoshopを使ってコンテンツ作成が行えます。上段でご紹介したPowerPointよりも操作が複雑ですが、コンテンツに使用する画像の修正、色調補正、レイアウト、デザインなどにおいて、よりクオリティの高いコンテンツを作成することができます。

コンテンツ作成ソフト(CMS)
専用のコンテンツ作成ソフトでもデジタルサイネージに配信するコンテンツが作れます。画像やテキストを組み合わせたコンテンツの作成、スライドショーを使った動きのあるコンテンツの作成が可能です。
ソフトによって機能や操作方法は異なりますが、一見難しそうなコンテンツでも手軽に作成できるので、コンテンツ制作の経験がない方でも安心です。

デジタルサイネージを自作する際の注意点

伝えたいこと、内容を明確に
デジタルサイネージを導入する目的やどんな人に情報を届けたいのかを踏まえてコンテンツ内容の方向性を決めることが大切です。これらの事を明確にすることで、最適なコンテンツの種類、表現方法を精査し、目的に合った効果的なコンテンツを作成できるようになります。
1つのコンテンツに情報を盛り込みすぎない
静止画の場合、画像や文字、イラストなどを入れてコンテンツを作成しますが、伝えたいことがたくさんあるからといって情報を盛り込んでしまうと、かえってターゲットに伝わりづらくなってしまうので注意するようにしましょう。伝えたいことを整理し、簡潔にわかりやすく伝えることを意識して作成することが大切です。
短時間でも伝わりやすいように
ユーザーが自らの意思で視聴するテレビやYouTubeなどのコンテンツは、そのために時間を割いて情報を受け取りますが、デジタルサイネージは発信者側主導で情報発信が行われるため、時間を割いて視聴してもらえないことが前提になります。そのため、デジタルサイネージへの興味を一瞬で惹きつけ、短時間で情報を伝えられるように動画や音声を組み合わせるなど、工夫するようにしましょう。
リアルタイムな情報更新
コンテンツは最新の情報のものを配信するようにしましょう。古い情報のコンテンツを配信し続けてしまうと、ターゲットに誤った情報を伝えてしまうだけでなく、悪い印象を与えかねません。
コンテンツの企画をしっかり考え、最新の情報を常に配信できるように気を付けましょう。
デジタルサイネージ用コンテンツの自作例
ここでは、活用シーン別のコンテンツ事例をご紹介していきます。飲食店のコンテンツを自作する場合
提供しているメニューや期間限定商品、キャンペーン情報に関するコンテンツを作成して伝えることで、新規顧客の獲得や来店客のついで買いを促進する効果が期待できます。
小売店舗
お買い得商品やセール情報、ポイントアップキャンペーンといった内容のコンテンツを作成して配信することで、売上向上や来店客数増加につなげることができます。

オフィス
社内向けにはお知らせ情報や提出書類期限のリマインド、来客に向けて会社のPRやフロア案内に関するコンテンツを作成することで、情報伝達率を向上させることができます。
まとめ
以上、今回はデジタルサイネージのコンテンツを自作する方法についてご紹介しました。コンテンツはさまざまな方法で自作できますが、作成する際にはどのような情報を発信したいのかを明確にし、しっかりとその内容が伝わるようなデザイン、情報量になるよう心がけてコンテンツを作成していきましょう。
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