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2022.03.11

飲食店のコロナ感染対策にユーザーが求めることとは?

2020年頃から急速に感染が拡大した新型コロナウイルスは、私たちの生活に大きな影響を及ぼしました。
コロナ禍での生活は丸2年が過ぎようとしており、長期間に及ぶ緊急事態宣言やワクチン接種などを実施したことにより一時期は感染者数が減少傾向になったものの、いまだに油断できない厳しい状況が続いています。
こうした状況の中でも特に大きな影響を受けているのが、飲食店などを中心とする外食産業です。
都度求められる時短営業や新型コロナウイルスの感染対策に飲食店関係者は頭を悩ませていることでしょう。

一方、こうした状況でも可能な限り外食を楽しみたいという消費者は多いですが、「感染対策の整った安心して利用できるお店」とは一体どのようなものなのでしょうか。
抗ウイルスコート「Ninja Coat」の製造・販売を手掛けている株式会社ワカヤマが全国20~50代の男女を対象に「飲食店の除菌・抗菌」に関する調査が実施されたので、今回はその調査結果をご紹介していきます。


コロナ禍で外食頻度が激減、「月に1、2回」から「数か月に1回程度」に

まずはコロナ禍以前にどれくらいのペースで外食をしていたかを見ていきましょう。
「月に1、2回程度」と回答した人が最も多く28.7%、次に「週1回程度(26.2%)」、「週に2、3回程度(15.4%)」という結果となりました。
3割近くの人が「月1、2回程度」、または「週1回程度」と回答しており、頻繁に外食を楽しんでいたことが窺えます。

一方、『コロナ禍(感染者が多い時期)ではどれくらいのペースで外食をしているか』という質問に対しては「数か月に1回程度」と答えた人が最も多く32.6%、次に「月に2、3回程度(25.1%)」、「全くいかない(19.0%)」という結果となりました。
3割以上の人が「数か月に1度」と回答しており、コロナ禍以前に比べて外食の頻度が大きくペースダウンし、新型コロナウイルス感染に対する警戒感の強さが浮き彫りとなりました。


お店選びの基準も変化、感染対策の徹底が必須に

次に『コロナ禍においてお店を選ぶ基準が変わったか』という質問に対しては、「あまり変わらない(39.4%)」、「全く変わらない(10.3%)」、「大きく変わった(14.2%)」、「多少変わった(36.1%)」という結果になっており、回答者の約半数がお店選びに変化があったことが分かりました。

お店を選ぶ際の基準として具体的に重視していることを調査してみると、「感染対策の徹底」と回答した人が57.6%と最も多く、次に「店舗や従業員の清潔感(40.0%)」、「客数(3密の回避)(39.5%)」、「店内の席数(30.5%)」、「個室の有無(25.9%)」と続きました。

具体的にどのような環境を選んでいるのかという質問に対しては、以下のような回答が寄せられました。

「個室があるところ、テイクアウトができるところ」(20代/女性/大阪府)
「食べ物の提供時間が早い店を選ぶようになった」(20代/女性/新潟県)
「1番は空いているか空いていないか、次にバイキングではないかどうか」(30代/女性/埼玉県)
「店内が広く、人が少ない時間帯にすぐ料理がくるような店」(40代/女性/福岡県)

この結果から、できるだけ人と接触せずに短時間で食事を済ませられる環境のお店を選ぶ傾向があることが分かりますね。


飲食店での感染対策、コロナ終息後も求める声9割以上

続いて、お店の感染対策で徹底してほしいことについての質問に対しては、「従業員のマスク着用の有無(マウスシールド等ではない)」という回答が59.1%と最も多く、次に「客席(いすやテーブル)の感染対策(40.4%)」、「換気(35.9%)」など、不特定多数の人が触れる場所の感染対策を求める声が多くあげられました。
客席やトイレなど多くの人が利用するスペースは感染リスクが高まるという意識があるため、お客さんに安心して食事を楽しんでもらえる環境を提供するためには、こまめに除菌を実施するなどの感染対策が必要と言えるでしょう。

さらに今後、コロナが落ち着いたとしても衛生管理や感染対策の徹底を継続してほしいかという質問に対しては、「とてもそう思う(48.5%)」「ややそう思う(42.7%)」という回答結果が出ており、90%以上の人が感染対策の継続を願っていることがわかりました。

日々、感染防止対策を意識した生活を送っているコロナ禍では、他のウイルスや菌への感染も減少しているということもあり、いかに感染対策が大切かを改めて認識する機会となっているようです。


まとめ

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスは、私たちの生活を大きく変化させました。
今回の調査でも明らかとなったように、新型コロナウイルスの影響によって消費者の外食頻度はコロナ禍前と比べて低くなり、お店を選ぶ際のポイントも「感染防止対策」が重視されるように変化しています。
「マスクの着用」や「アクリルボードの活用」といった見える形だけでなく、不特定多数の人が利用する共用スペースの除菌の徹底を多くの人が求めていることも明らかとなりました。
以前のように頻繁に外食に行けなくなってしまったからこそ、たまに外食するその時は、コロナ感染対策がしっかり実施されている環境で安心して外食を楽しみたいという消費者の望みを叶えるために、飲食店関係者のみなさんは改めて店舗における感染防止対策を見直してみてはいかがでしょうか。

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