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2023.03.31

飲食店での「マスク着用」に対する消費者の意見は?ルール緩和後の動向について

みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
3月13日から政府の方針により、屋外だけでなく屋内でのマスク着用が任意になりました。
飲食店ではスタッフもマスクを外すよう推奨する企業とマスク着用を続行する企業で対応が分かれています。
株式会社ぐるなびが「飲食店でのマスク着用」に関する調査を実施しましたので、今回はその調査結果についてご紹介していきます。

▼調査について
調査期間:2023年3月3日~5日
調査対象:全国
回答者:20~60代のぐるなび会員1,000名
調査方法:Webアンケート


飲食店でマスクを着用する人は減少傾向

株式会社ぐるなびが実施した調査によると、マスク着用に関する方針が緩和された後もこれまでのルール通り「飲食をする時だけマスクを外す」と回答した人は、52.9%から38.1%に減少しました。
また、「飲食の始まりから終わりまで外す」「店内ではずっと外したまま」「入店前からマスクはしない」と答えた人はそれぞれ5ポイントほど増加する結果となりました。
出典:株式会社ぐるなび「飲食店でのマスク着用についての識調査」


さらに本調査では、他の来店客のマスク着用に関しても質問を行っています。
「食事をするとき以外はマスクを着けてほしい」と回答した人は全体の28.8%でした。
年齢別で見てみると、年齢が上がるほど他のお客さんにもマスク着用を求める傾向があることがわかりました。
出典:株式会社ぐるなび「飲食店でのマスク着用についての識調査」


飲食店の店員にマスク着用を求める人は57%

3月13日以降の飲食店のコロナウイルス感染対策として好ましいものを選んでもらったところ、最も回答が多かったのは「店内の換気」68.7%でした。また、「接客時の店員のマスク着用」は57%で半数以上の人が飲食店スタッフにマスク着用を求めていることがわかりました。
一方、「アクリル板などのパーティション設置」は2割強、「マスクケースの用意」、「配膳ロボット」は2割未満でどれもランキング圏外になっており、機材や備品を使った対策はあまり求められていないことが明らかとなりました。
出典:株式会社ぐるなび「飲食店でのマスク着用についての識調査」


また、3月13日以降のマスク着用について、「常に着用していたい」と回答した人が35%で約3人に1人がこれまで通りマスク着用を続ける意向であることがわかりました。「周りの人や場所に合わせて、必要な時は着用したい」が57.2%となっています。


企業の対応を見てみると、引き続き従業員にマスク着用を推奨する飲食店も多いですが、居酒屋チェーン「金の蔵」を運営するサンコーマーケティングフーズでは接客で従業員の顔が見えた方がいいという判断のもと、直営店の従業員にマスクを外すよう推奨しています。


脱マスクによって活躍が期待されるデジタル技術

脱マスクが進んでいくなか、アフターコロナ時代に飲食店が安定した経営を行っていくためにはお客さんに安心して利用してもらえる環境づくりはもちろん、より便利で快適な店舗体験の提供が求められます。
飲食業界ではこうした状況の変化に対応するべく、テクノロジー技術の活用が積極的に進められています。なかでも、これから脱マスクが進んでいくことで活躍が期待されているのがカメラを使って取得した画像や映像から人の顔を識別・判断する「顔認識」や「顔認証」といった技術です。これらの技術を使ってできることをいくつか見ていきましょう。


非接触決済

新型コロナウイルスの存在によって、店員さんとの物理的な接触が発生する現金やクレジットカードを使った支払いに抵抗を感じるユーザーが増えました。
現金を使った支払いは衛生面のリスクだけでなく、お釣りの受渡しなどによって会計がスムーズに進まないといった課題も挙げられます。
こうした課題を解決するのが顔認証システムです。非接触かつスピーディーな会計処理を可能にし、クレジットカードの不正利用リスクも減らすことができます。


パーソナライズされた顧客体験

最近、顧客満足度や利便性を高めるために注目されているのが、お客さんひとりひとりにパーソナライズしたサービスの提供です。こうしたサービスの提供を可能にするのが顔認識技術や顔認証技術です。
お客さんの性別や年齢を判別して、そのお客さんに最適化したメニューの表示を行ったり、事前登録されているお客さんが入店した場合には識別してそのお客さんがいつも注文するメニューを提供したり、好みに合った商品の提案を行うことが可能です。
こうした特別な顧客体験は、満足度を高めリピーターを獲得するのに大きく役立ちます。
顔認識システムの詳細が気になる方は→こちら


まとめ

以上、今回は株式会社ぐるなびが実施した飲食店でのマスク着用に関するアンケート調査と今後の活躍が期待されるデジタル技術についてご紹介しました。
今回ぐるなびが実施した調査では、13日以降のマスク着用に関する方針が変更されてからは、飲食時以外でもマスクを外す傾向が強まっていることが分かりました。
企業の対応を見てみると、引き続きマスク着用を推奨する企業と外すよう推奨する企業で対応が分かれていますが、社会全体が少しずつアフターコロナに向けて動き始めています。
脱マスクが進むことで様々なシーンで活躍が期待される「顔認識」や「顔認証」といった技術が今後どのように活用されていくのかも注目していきたいと思います。

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