2023.08.25

Z世代は何を使って飲食店を探す？店舗検索、口コミに関する調査結果

みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
AI店舗支援SaaS「口コミコム」を運営する株式会社movが実施した「お店検索・口コミに関する消費者向けアンケート調査」についてご紹介していきます。

飲食店探しで最も使用されているのはグルメサイトとGoogleマップ

レストランや美容室などのお店を検索する際にどんなツールを使用するかという質問に対して、Googleなどの検索エンジンという回答が最も多く、次いでGoogleマップなどの地図サービスが利用されていることがわかりました。
出典：株式会社mov 「お店検索・口コミに関する消費者向けアンケート調査」


ただし、飲食店に限ってみると、「行きたい飲食店」を探す際に参考にする情報源としては「食べログ」「Retty」「ぐるなび」といったグルメサイトがトップで、次にGoogleマップという結果になりました。
出典：株式会社mov 「お店検索・口コミに関する消費者向けアンケート調査」


近年、グルメサイトは使われなくなっているという意見もありますが、この調査結果を見ると飲食店探しを行う際にはグルメサイトがいまだに大きな影響力を持っていることが分かります。

出典：株式会社mov 「お店検索・口コミに関する消費者向けアンケート調査」


しかし、年代別で見てみると世代によって使用するツールの傾向に差があるようです。
10代後半から20代前半のいわゆるZ世代の人たちは、Googleマップを最も使用しており、その次にグルメサイトが続く形になっています。Z世代はググらないと言われていますが、飲食店を検索する際には、Googleマップが比較的利用されていることがわかりました。

30代以上になると、グルメサイトが最も使用されており、Googleマップが2位となっています。20代も含めると、Googleマップとグルメサイトを使用している割合が40～50％を占めているので、この2つのツールが飲食店探しにおいて有力な存在となっていることは間違いなさそうです。
ただし、10～20代と30代では、優先して使用しているツールが異なるので、マーケティング施策を行う際には、どの年齢層のターゲットにアプローチしたいかを考えて情報配信先を選定する必要がありそうです。

口コミも来店行動に影響を与える？

今回の調査では、グルメサイトとGoogleマップに次いで「知人からの紹介」がどの年代でも3位になっており、信頼できる人からの情報も重要視されていることがわかります。
また、飲食店を探す際に口コミも重要な判断材料となっており、「口コミを読んだことで行動が変わるか」という質問にたいして、全世代で67.2%、Z世代で70.8%が影響を与えると回答しています。
出典：株式会社mov 「お店検索・口コミに関する消費者向けアンケート調査」


Z世代と他の世代で口コミを参考にする割合に大きな差があるわけではなく、全世代の人が実際にお店を利用した人の口コミ情報を参考にしていることがわかります。
しかし、普段から口コミを参考にしている人の割合や口コミを普段書いている人の割合はZ世代の方が若干多いため、今後飲食店を探すツールが変化していっても、口コミは重要な情報源として参考にされていくことが予想されます。
出典：株式会社mov 「お店検索・口コミに関する消費者向けアンケート調査」

まとめ

以上、今回は株式会社movが実施したお店検索・口コミに関する消費者アンケート調査についてご紹介しました。
SNSの台頭によって情報収集の方法が広がっていますが、今後も実際に体験した人の口コミは重要な情報源となっていきそうです。
飲食店では、こうしたことを意識しながら、信頼される店舗運営を行っていく必要があるでしょう。