BLOGブログ

2022.09.09

屋外デジタルサイネージの特徴と選び方のポイント

屋外サイネージイメージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
今回の記事では、屋外デジタルサイネージをテーマに、屋内用デジタルサイネージとの違いや導入することで得られる効果、選び方のポイントについてご紹介していきます。


屋外での情報発信

家から一歩外に出てみると、街中や商業施設、店頭といった屋外のいたるところで商品やサービスのPR、公共施設の案内など、いろいろな情報発信が行われている様子を目にします。
これらの情報発信には、今まで看板やパネルが用いられてきましたが、最近ではデジタルサイネージが活用されるケースが増えています。
屋外で情報発信が行われている様子

屋外用デジタルサイネージとは?

従来の看板やパネルに代わる情報発信媒体として目覚ましい活躍をしているデジタルサイネージ(電子看板)のなかでも、屋外に設置して情報発信を行うことに特化したタイプのデジタルサイネージです。
屋外環境で利用することが前提の屋外デジタルサイネージは、屋内用のデジタルサイネージとは違うさまざまな特徴があります。
屋外用デジタルサイネージイメージ

屋外用と屋内用のデジタルサイネージはここが違う

屋内用デジタルサイネージと屋外用デジタルサイネージにはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、その違いについて具体的に見ていきましょう。

防水防塵性能

1つ目の違いが「防水防塵性能」です。
屋外にデジタルサイネージを設置する場合、屋内環境とは異なり、故障の原因となる雨や風、ホコリ、砂にさらされるため、こうした環境でも問題なく稼働させられるように屋外用デジタルサイネージには「防水防塵性能」が備わっています。
また、屋外環境は屋内に比べて人や物がぶつかるリスクが高いので、屋内用ディスプレイをそのまま設置してしまうと、これらの衝撃が加わることでディスプレイが破損しまう危険があります。そのため、屋外用デジタルサイネージはガラスで表面を保護するなど、さまざまな衝撃に強い造りになっています。


モニターの明るさ 屋外でも鮮明

2つ目の違いが「モニターの明るさ」です。
屋外にデジタルサイネージを設置する場合、昼間の時間帯は直射日光がディスプレイに当たって反射してしまうため、ディスプレイに明るさがないと何が表示されているのかわかりません。
そのため、屋外用のデジタルサイネージには屋内用のデジタルサイネージに比べて明るいモニターが搭載されており、昼間の時間帯でもディスプレイに何が表示されているかしっかり見えるようになっています。


温度変化への耐久性

3つ目の違いが「温度変化への耐久性」です。
屋外にデジタルサイネージを設置する場合、直射日光が当たる環境で使用され、通常のデジタルサイネージよりも明るいディスプレイを搭載している屋外用デジタルサイネージは、機器の温度が上昇しやすいため、機器の熱を逃がすことができなければ故障してしまいます。
また、屋外は季節によって気温が大きく変化するため、安定的に稼働させるためには環境に合わせて機器の温度管理が適切に行われる必要があります。
そのため、屋外用デジタルサイネージには、排気ファンや冷却・加熱システムなどの防熱対策が施されており、熱や寒さの影響を受けやすい環境でも温度調節を行い問題なく稼働できるように設計されています。


価格

4つ目の違いが「価格」です。
上段で述べたように、屋外用デジタルサイネージは屋内とは違い過酷な環境で使用しても問題ないようにさまざまな性能が備わっているため、屋内用のデジタルサイネージと比べて製品価格が高いです。


液晶ディスプレイとLEDビジョン

屋外で使用されているデジタルサイネージには主に液晶とLEDの2種類ありますが、それぞれ違う特徴を持っています。

LEDビジョンはピッチサイズが大きいと至近距離で見たときにぼやけて見えてしまうので、店頭や商業施設など、ターゲットが近くでモニターを視聴する場合には液晶ディスプレイが使用されることが多いです。
しかし、液晶ディスプレイは75インチ以上のサイズが少ないため、街中や駅構内に設置されているような大型ビジョンとして使用したい場合には、複数のモジュールを組み合わせて好きなサイズにすることができるLEDビジョンが使われることが多いです。
液晶ディスプレイも複数のモニターを組み合わせることはできますが、ベゼルがあるためモニター同士のつなぎ目が目立ってしまいます。

一方、LEDビジョンはベゼルがないので、複数のモジュールを組み合わせても1つのディスプレイのように一体感のあるコンテンツ配信を行うことができます。高コントラストで繊細な映像表現ができるため、遠くから視聴される場合にもおすすめです。


屋外用デジタルサイネージを導入することで得られる効果とは?

屋外用のデジタルサイネージを使って情報発信を行うことでどのような効果が得られるのでしょうか?

インパクト、視認性の高さ

屋外用デジタルサイネージには、高輝度&高画質なモニターが搭載されているので、明るく鮮やかにコンテンツを映し出すことができます。従来の紙の看板やポスターを使って情報発信を行うよりも、目立ちやすくターゲットにコンテンツを認識してもらいやすいので、不特定多数の人に向けて情報発信が行われる屋外で効果的に情報を伝えることが可能です。


情報発信をスピーディーに

屋外用デジタルサイネージを導入することで、スピーディーに情報発信を行うことができます。
紙の看板やポスターで情報発信を行う場合、伝えたい内容やデザインを決めて、印刷したものを掲示するという流れになるので、実際に情報を発信するまでに時間がかかってしまいます。
掲示内容を変更するたびに印刷費がかかりますし、貼り替えも手作業で行わなければいけないので負担となってしまいます。
一方、デジタルサイネージは配信するコンテンツはデータでの管理となるため、簡単にコンテンツが配信できる上に、紙の看板やポスターのように印刷や貼り替え作業を行う必要がなく、業務負担を減らしながらスピーディーに情報発信が行えます。コンテンツの修正や変更も瞬時に反映させることが可能です。
データ管理でスピーディーな情報発信が可能に

伝えられる情報量が多い

屋外用デジタルサイネージを導入することで、伝えられる情報量を増やすことができます。
紙の看板やポスターで情報発信を行う場合、静止画での訴求となるため、記載できる文字数や写真などの数が限られてしまいます。
一方、デジタルサイネージは静止画だけでなく動画、音声を配信でき、1つのディスプレイに複数のコンテンツを切り替えて表示することができるので、限られたスペースで伝えられる情報量が増えます。
静止画のみの訴求に比べてわかりやすく情報を伝えることが可能です。


夜間は特に存在感を発揮する

紙の看板やポスターは夜になると目立ちにくいため、照明を設置するなど工夫をしなければターゲットに気付いてもらうことができません。
一方、デジタルサイネージはディスプレイが明るいので、夜間は特に存在感を発揮します。遠くから出もよく目立つので道行くターゲットの視線を集めることが可能です。
飲食店に設置された夜間の屋外デジタルサイネージ

屋外用デジタルサイネージを選ぶ時の3つのポイント

ここでは、屋外用デジタルサイネージを選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。

モニターの明るさ

機器を設置する環境に必要な輝度のモニターを搭載しているデジタルサイネージを選ぶようにしましょう。
屋外といっても、アーケード街や店舗の前、屋根の有無など設置する場所によって、直射日光が直接ディスプレイに当たるのか、当たらないのかといった条件が異なります。
そのため、こうした環境条件を考慮して必要な輝度のデジタルサイネージを選ぶことで、しっかりと情報を伝えることができます。
また、終日デジタルサイネージを稼働させるようであれば、自動調光機能を備えている機器を選択すると、周辺環境に合わせて自動でディスプレイの明るさを調整してくれるので楽に運用することが可能です。
明るい屋外デジタルサイネージ

モニターのサイズ

設置する場所の広さやターゲットがどれくらいの距離からコンテンツを見るかを考慮してモニターのサイズを選択するようにしましょう。
設置する場所によってスペースが十分にあるのか、限られたスペースしかないのかが異なります。あまりスペースがないのに、目立たせたいからと言って大きなモニターを設置してしまうと邪魔になったり、悪目立ちしてしまうため注意が必要です。
また、デジタルサイネージは情報をわかりやすく届ける必要がありますが、至近距離で見られる場所に大型のディスプレイを設置してしまうと、せっかく情報を届けようとしていたのに見づらく、情報が届かないといったことが起きてしまいます。
反対に、遠くから視聴されることが想定されるのに小さいディスプレイを設置しても、存在に気付いてもらえません。
そのため、設置する場所の広さやターゲットがディスプレイを視聴する状況を想定してディスプレイのサイズを選択することで、効果的に情報発信を行うことができます。
デジタルサイネージモニターサイズイメージ

運用方法

デジタルサイネージをどのように運用するかによって機器を選択することも大切です。
デジタルサイネージは主にネットワークに繋がないスタンドアロン型とネットを利用するネットワーク型の2種類に分かれます。
少数のデジタルサイネージを導入し、配信するコンテンツも頻繁に更新しない場合は、スタンドアロン型で十分ですが、複数台のデジタルサイネージの導入を検討している方、配信するコンテンツを頻繁に変更する場合には、デジタルサイネージの管理がまとめて行え、コンテンツの変更も簡単に行えるネットワーク型のデジタルサイネージがおすすめです。
どのように活用するかをイメージして運用方法に合ったタイプのデジタルサイネージを選択し、簡単に運用が行えるようにしましょう。


まとめ

以上、今回は屋外用デジタルサイネージと屋内用デジタルサイネージの違いや導入することで得られるメリット、選び方のポイントをご紹介しました。
屋外での情報発信を検討中の方やデジタルサイネージの導入を考えている方はぜひ参考にしてみてください!

ビスコサイネージでは、お客様のご要望に合わせた機器の提案、導入運用のサポートを行っておりますので、ご不明点がある方はお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせはこちらからお願いいたします!

RELATED POST関連記事

トップページ > ブログ > 屋外サイネージ > 屋外デジタルサイネージの特徴と選び方のポイント

さあ、飲食店に体験を。

Experience the restaurant

飲食店向けのデジタルサイネージサービスならビスコサイネージ。
店内のデジタルメニューボード、屋外のデジタルサイネージ、高輝度サイネージ、防水サイネージなど
お店の環境に合わせたデジタルサイネージのご提案をさせていただきます。
その他、簡単にサイネージのコンテンツを管理更新できるCMSサービスなども提供しています。
飲食店向けのデジタルサイネージのことならビスコサイネージにお任せください。