2023.02.17

飲食店のWeb集客実施率は約2割、インスタ活用が最多も消費者とギャップあり？

みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
飲食店の支援サービス「飲食店お助けチーム」を運営している株式会社ユニワークが全国の小規模飲食店を対象としたWeb活用に関するアンケート調査を実施しましたので、今回はその調査結果についてご紹介していきます。

約6割が「集客」を課題と認識しつつも、Web集客を実施しているのは2割以下

まず初めに、飲食店経営の課題について質問したところ「集客」という回答が64.5%で最も多く、「原価高」が61.3%と続きました。これらの回答から、店舗にとって利益確保が重要であることがわかります。
出典：株式会社ユニワーク「飲食店お助けチームが実施した意識調査」

次に、課題解決のために実施していること、または検討しているものについて尋ねた質問では、「価格の見直し（42.9%）」、「メニューの見直し（37.0%）」など、原価を調整する施策が回答の上位を占めました。
その一方で、「店頭販促（12.3%）」「ソーシャルメディア活用（11.5%）」「ウェブサイト制作（6.1%）」「チラシ配布、ポスティング（3.9%）」「雑誌広告（1.2%）」といった、集客に関する施策を上げている割合は少なく、なかでもWEB集客に取り組んでいると回答したのは17.6%にとどまりました。
出典：株式会社ユニワーク「飲食店お助けチームが実施した意識調査」


続いて、ウェブサイトやSNSに取り組まない理由を尋ねたところ、「知識がない（38.6%）」「自身の業種、業態に適していない（34.8%）」「興味がない（23.8%）」「理解できない（19.0%）」という回答が上位を占めています。
出典：株式会社ユニワーク「飲食店お助けチームが実施した意識調査」


さらに、SNSやウェブ制作などといったWEBを使った集客施策がどれくらい売り上げに影響すると思うかという質問に関しては、23.5%が「売上への影響がほとんどない」と回答。回答者の60%以上が「売上の20%以下」と回答しており、小規模飲食店がウェブによる集客に対して効果を期待していないことが明らかとなりました。

出典：株式会社ユニワーク「飲食店お助けチームが実施した意識調査」

WEB集客に関する知識や興味が薄いこと、そしてWEBによる集客が実際のお客さんの来店有無につながると考えていないため、ウェブサイトの活用を積極的に行えていない様子がうかがえます。

飲食店と消費者が使用するWebツールにギャップあり？

現状取り組んでいるWEB集客施策に関する質問に対しては、「Instagram（21.1%）」と「Facebook（18.4%）」が上位を占め、「食べログ（13.7%）」「自社サイト（11.3%）」「Googleビジネスプロフィール（10.8%）」と続きました。
出典：株式会社ユニワーク「飲食店お助けチームが実施した意識調査」


一方、2022年にテーブルチェックが実施した「グルメサイトに関する意識調査」によると、消費者が飲食店を検索する際によく利用する手段として「Google」を活用すると答えた消費者が9割近くいるのに対し、「SNS」は14.5%という結果になっています。
消費者と飲食店側が活用している活用ツールには若干ギャップがあるように見受けられます。
出典：株式会社ユニワーク「飲食店お助けチームが実施した意識調査」

まとめ

以上、今回は株式会社ユニワークが実施したWeb活用に関するアンケート調査についてご紹介しました。
今回の調査では、集客を課題と認識しつつもWebを活用した集客施策が実施できていないお店が多いことがわかりました。
インターネットを使った情報収集が当たり前に行われている現代では、Webを使った集客を行う重要性は極めて高いです。
無料で使えるツールから活用を進めるなど、改めてWeb集客について見なおす必要がありそうです。