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2021.06.04

タッチパネル式デジタルサイネージとスターバックスによる面白い活用事例

タッチパネルイメージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
最近わたしたちの生活のなかで当たり前に使われるようになっているタッチパネル。
今回はそんなタッチパネルを使ったデジタルサイネージについて事例を交えながらご紹介していきます。


タッチパネル式デジタルサイネージとは

デジタルサイネージはディスプレイにコンテンツを配信する情報・広告媒体で、複数のコンテンツを瞬時に切り替えられるという特徴があります。
また静止画だけでなく、動画や音声も扱うことができるので、用途や目的に合ったバラエティーに富んだ情報発信を行うことが可能です。
情報を発信する側が「早く」「多く」のメッセージを発信することができ、従来の看板やポスターなどの広告媒体に比べて、訴求力と利便性が高いデジタルサイネージは様々なシーンで幅広く活用されています。

そんなデジタルサイネージの種類のひとつが今回の記事で取り上げる「タッチパネル式デジタルサイネージ」です。
タッチパネル式デジタルサイネージは、ディスプレイにコンテンツを配信できるという点は通常のデジタルサイネージと同じですが、大きな違いがひとつあります。それは、ユーザーが画面を自由に操作して自分に必要な情報にアクセスできるということです。

通常のデジタルサイネージは情報を発信する側がターゲットに対して伝えたいことを伝える「情報発信者主導」なのに対し、タッチパネル式デジタルサイネージは、情報を受け取る側が自ら自分の必要な情報を取得する「情報の受け手主導」という特徴があります。
通常のデジタルサイネージでは一方通行のコミュニケーションになってしまうところを、タッチパネル式では双方向でのコミュニケーションが実現できるのです。

もともとタッチパネル自体は、スマートフォンやATM、券売機、飲食店のセルフオーダーなど身の回りのいたるところに溢れているので、いまやわたしたちにもお馴染みの存在となっていますね。
タッチパネルがこんなにも一般に広く普及したのは、画面に表示された文字やイラストのアイコンをタッチするという「直感的でわかりやすい操作性」が理由のひとつと言えるでしょう。

スマートフォンが普及し画面をタッチして情報を検索するということが日常生活の中で当たり前に行われるようになったので、タッチパネル式デジタルサイネージも何の違和感もなく使用されており、大型のショッピングセンターや公共交通機関などに設置され活躍の場が広がっています。


タッチパネル式デジタルサイネージを導入するメリット


1:双方向のコミュニケーションが取れる

通常のデジタルサイネージは情報を発信する側がターゲットに伝えたいことを発信する「一方通行のコミュニケーション」であるのに対し、タッチパネル式のデジタルサイネージは、利用者が自分に必要な情報を取得するために操作を行い、そのアクションに対してデジタルサイネージが情報を提供するという「双方向のコミュニケーション」をとることができます。

2:業務削減につながる

問い合わせ業務の削減や人手不足の解消に役立ちます。タッチパネル式のデジタルサイネージを導入することで利用者は自ら端末を操作して情報収集をしてくれるので、今まで対面で対応していた問い合わせ業務を削減することが可能です。
そして余裕ができた分を本当に人が対応したほうがいいところに注力できるので、サービスの向上にもつながり顧客満足度を高めることもできるでしょう。

3:操作データを蓄積・分析できる

ユーザーがタッチパネル式デジタルサイネージをどのように操作したのかというデータを収集することが可能です。
このデータを分析することで、デジタルサイネージを使って検索したユーザーの好みや行動を知ることができ、効果的なコンテンツの作成やユーザーのニーズをとらえたコンテンツの配信を行うことができるようになります。

操作データの蓄積・分析イメージ

4:多言語対応が可能

幅広い国籍の人が安心して利用できるサービスの提供が可能です。多国籍の人が訪れる日本では、それぞれの国の言語に合わせた対応を行うことが求められます。
外国語を話せる人材を確保して対応するというのも一つの方法ですが、そのような人材を集めるのはなかなか大変です。
そこで問題を解決してくれるのがタッチパネル式デジタルサイネージです。
デジタルサイネージに多言語対応のコンテンツを用意しておくことで、利用者が自ら端末を操作して母国語で情報収集を行うことができます。言葉が通じないことによるストレスを緩和させ、快適なサービス提供を実現させられます。


タッチパネル式デジタルサイネージの導入事例


1.ショッピングセンターでの店舗案内

大人から子供まで幅広い世代でさまざまな国の人が利用する大型のショッピングセンターでは、どこに何があるのかがすぐにわかるように、タッチパネル式のデジタルサイネージを設置してフロア案内や店舗情報を提供しています。

2.空港や駅での観光案内

日本人だけでなく外国の方の利用も多い交通機関では、多言語対応のタッチパネル式デジタルサイネージを設置して、乗り換え案内や時刻表、施設情報などの情報を発信しています。
利用者は母国語で情報を取得できるので、安心して滞在してもらうことができます。

3.飲食店でのセルフオーダー端末

最近多くのお店で取り入れられているセルフオーダーシステムもタッチパネル式デジタルサイネージのひとつです。
セルフオーダーを利用することで、オーダーからお会計までの作業をお客様のペースでスムーズにおこなってもらえます。画面上で対応言語を選ぶことができるので、海外からのお客様でも安心です。


タッチパネル式サイネージを応用した面白い活用事例


コーヒー豆の生産からカップに入れられるまでのストーリーを伝えるスターバックスの事例




シアトルにあるスターバックスの店舗ではタッチ式デジタルサイネージを活用して、Starbucks Reserveで使用しているコーヒー豆が作られてからお店でお客さんに提供されるまでのストーリーを発信しました。
特別に作成されたコーヒーコースター型の機械をディスプレイに設置すると、地図や画像、映像が映し出され、今飲んでいるコーヒー豆の産地はもちろん、誰が生産したのか、お店で提供されるまでどのような作業が行われてきたのかといった情報を知ることができます。
コンテンツが配信されるきっかけとなるコースター型の機械は、ちゃんとマグカップを置くことができ、お店の雰囲気にマッチしていますね。

普段は、コーヒー豆の生産地を知ることはできても、生産者やどういう作業を経ていま自分の手元にこのコーヒーがあるのかといったことまで思いを巡らせることはなかなかないと思いますが、このスターバックスの取り組みのようにキッカケがあると商品への理解が深まり、興味関心も湧きますね。いつもと違ったコーヒー体験を実現する素敵な取り組みです。


まとめ

今回はタッチパネル式デジタルサイネージについてご紹介しました。
最近では、新型コロナウイルスの影響もありディスプレイに直接タッチしない非接触型のタッチパネルの開発も進んでおり、ますます活躍の場が広がっていくことが期待されます。
ユーザーとコミュニケーションがとれるデジタルサイネージとして、これからも新しい顧客体験を提供していくであろうタッチパネル式デジタルサイネージから目が離せません。

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