BLOGブログ
2021.11.26
あの大手飲食店が仕掛けたデジタルサイネージを使った面白PR事例
目次
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
私たちの身の回りに目を向けてみると、テレビやビルボード、駅のデジタルサイネージ、SNSなどさまざまな広告で溢れています。
日々多くの広告を目にする消費者に効果的に自社のことをアピールするためには消費者の記憶に残る内容でプロモーションを行う必要があります。
今回は大手飲食チェーンが海外で実施した「見た人の記憶に残ること間違いなし!」のデジタルサイネージを使ったプロモーション事例をご紹介していきます。
デジタルサイネージを使った飲食店の面白いプロモーション事例
早速、デジタルサイネージを活用したプロモーション事例を見ていきましょう。最後には番外編としてデジタルサイネージを使ったプロモーション以外の事例もご紹介していきます。
事例1:煙が出現?SNSのAR拡張機能を活用したバーガーキングのプロモーション
イギリスのバーガーキングが屋外に設置したデジタルサイネージを活用したプロモーションを行いました。画面には「 Whopper. It’s not a secret, it’s real fire(Whopperが美味しい理由は秘密ではありません。直火で焼いているからです)」というキャッチコピーとともに、同社の主力商品であるWhopperの写真が映し出されています。写真を見るだけで食欲をそそってしまう屋外広告ですが、ここにはある面白い仕掛けが。
Whopperの下に表示されているQRコードをインスタグラムのストーリー機能で読み取ると、なんと画面のWhopperからはARの煙が立ち上り始めます。そして最寄りのバーガーキングまでの道のりを示し、ユーザーを店舗まで誘導してくれるのです。
このキャンペーンはインスタグラムに装備されたAR拡張機能を活用し、屋外広告と実物の店舗、スマートフォンを横断した話題のキャンペーンとなりました。
バーガーキングと言えば、直火で焼かれた100%ビーフパティが根強い人気ですが、このブランドイメージをさらに強く印象付ける企画ですね。
事例2:高速スワイプでポテトをゲット!マクドナルドが実施した体験型プロモーション
カナダのマクドナルドでは、フライドポテトを家族や友達など大切な人と一緒に楽しく食べてもらおうというコンセプトのもと、トロント市内のショッピングモールでデジタルサイネージを活用したユーザー体験型のプロモーションを実施しました。ゲームは2人1組で参加します。ディスプレイにはみんな大好きなマクドナルドのポテトとURLが表示されているので、スマホからこのURLにアクセスし準備は完了です。
このゲームのルールはとってもシンプルで、デジタルサイネージに映っているフライドポテトを自分のスマホ画面にあるポテトケースに移し替えるというもの。
指でスマホの画面を上から下へとスワイプすると、ポテトがどんどん手元のケースに入っていきます。
制限時間内に全てのポテトを入れられればゲームクリアとなり、参加した2人ともにポテトのMサイズがもらえるクーポン券が配信されます。
シンプルな操作で誰もが参加できるゲームを実施したこちらの事例は参加者全員が笑顔になるようなマクドナルドらしい企画ですね。
番外編:本物の煙を使いコーヒーのおいしさを表現したマクドナルドのプロモーション
ドイツのマクドナルドでは、屋外広告と本物の煙を融合させたプロモーションを行いました。ビルの壁面には大きなホットコーヒーのポスターが設置され、そこからは湯気が立ち上っています。写真から本物の湯気?!と思わず足を止めてしまいそうな演出は、ポスターの一部にスモークを焚く機械を設置して行っているそうです。
ホットコーヒーの温かさはおいしさに直結するというメッセージを伝えるために実施されたこちらのキャンペーンですが、ポスターから溢れ出る湯気が淹れたてのコーヒーを連想させてとってもおいしそうですね!
デジタルサイネージなどの最新技術を使っているわけではないですが、温かいコーヒーの魅力が効果的にアピールされています。この広告を目にしたら、そのままマクドナルドに立ち寄ってしまう臨場感抜群の事例です。
まとめ
以上、今回はバーガーキングとマクドナルドが海外で実施した面白いプロモーション事例についてご紹介しました。どちらの事例も素晴らしいアイデアとデジタルサイネージやスマートフォン、AR拡張機能など最新の技術を駆使してインパクトあるプロモーションを実現しています。
消費者の身の回りにある数多くの広告に埋もれさせずに自社のメッセージを届けるためには今回ご紹介した事例のように、見ている人の心を惹きつけ、記憶に残る内容であることが重要なポイントとなっていくでしょう。
RELATED POST関連記事
BLOG&COLUMNブログ
デジタルサイネージ
2024.10.04
デジタルサイネージとは?導入するメリットとデメリット
従来の看板やポスターに代わる情報発信媒体として活用の場が広がっているデジタルサイネージを導入するメリット・デメリットについてご紹介していきます。ブログ
2024.09.27
渋谷の新スポット「Shibuya Sakura Stage」のデジタルサイネージ
2024年7月25日に全面開業した「Shibuya Sakura Stage」での面白いデジタルサイネージの活用事例をご紹介していきます。ブログ
2024.09.13
秋葉原駅改札すぐの幅30mの湾曲デジタルサイネージ AKIBA”CAP”
2024年春に大規模なリニューアルが行われたJR秋葉原駅中央改札口エリアに新たに設置された巨大湾曲デジタルサイネージをご紹介していきます。