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2020.12.29
AIサイネージ|行動分析とユーザー情報をマーケティングに活かす方法
目次
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
駅や公共交通機関などいたるところで目にするようになったデジタルサイネージ。
最近では、デジタルサイネージにAI技術を応用した「AIサイネージ」が活躍しています。
今回はAIサイネージとカメラやセンサーを使った行動分析や取得したユーザー情報をマーケティングに活かす方法をご紹介していきます。
AIカメラとセンサーによる行動分析
店頭にデジタルサイネージを設置してお店や商品のPRをしている場合、配信しているコンテンツがお客さんの行動にどれくらい影響を与えたのか効果測定を行うことが大切です。店頭にカメラを設置し「歩行者」「来店者」「視聴者」の識別をおこなうことで、店頭の前を通過した人数、コンテンツを視聴した人数、来店した人数などを測定することができます。
これにより、デジタルサイネージの投資効果(ROI)およびターゲット広告の最適化を検証することができます。
店頭で行える効果測定の例
広告到達率 / 広告接触率・・・店頭通行者のうちどれくらいの人がコンテンツを見たのか。
(※性別、年代別、時間帯別、期間別に測定することも可能)
商品興味関心度 / 来店率・・・
対象コンテンツを見た人がどれくらいの時間視聴したか、全通行者のうち、何人が来店したか。
来店喚起度 / 商品購入喚起度・・・
対象コンテンツを視聴して実際に入店したユーザーの割合、また入店した後にPRされていた商品を実際に購入した割合。
ユーザー情報をマーケティングに活かす方法
店頭や店内にAIサイネージやカメラ、センサーを設置することでユーザー属性や行動パターンなどさまざまな情報を取得することができます。それらの情報をしっかりと分析してマーケティングに活かすことでユーザーの満足いくサービスの提供が実現できます。
ここでは、どのようにユーザー情報をマーケティングに活かせるかをご紹介していきます。
ユーザーの属性情報をコンテンツの最適化に活かす
店頭や店内に設置されたカメラからは、ユーザーの性別、年齢、表情、行動などの属性情報が取得できます。これらの情報をもとにターゲットの性別や年齢に合った最適なコンテンツを瞬時に配信することが可能です。
通常のコンテンツ配信のように、見ている人の年齢や性別に関係なく同じコンテンツを配信するよりもインタラクティブにコンテンツの出し分けをすることで情報がターゲットに届きやすく、効果的にPRを実施することができます。
コンテンツの効果測定をしてコンテンツの企画・制作に役立てる
店頭や店内にデジタルサイネージを設置している場合、カメラやセンサーを使って「どれくらいの人がコンテンツを見たか」、「どれくらいの時間コンテンツを視聴したか」、「コンテンツを見て入店した人の割合」、「PRしている商品が実際に購入されたか」といったデータを取得することができます。コンテンツの配信によって得られた効果を具体的に測定し数値で表すことで、ターゲットの興味関心を把握し、効果のあるコンテンツの企画制作に役立てることができます。
また、コンテンツの内容や種類(静止画と動画)、時間帯、期間別でどれだけ効果が違うのかといった比較をおこない、ターゲットが一番興味を惹く方法や接触率の高いコンテンツを明確化させることができます。
例えば、お茶の時間帯に通常の商品とスイーツ商品ではどちらが視聴される割合が高かったかということをはっきりさせることで、より効果的でターゲットに響くコンテンツの制作が可能になります。
店内にセンサーを設置してユーザーの行動情報を取得
店頭だけでなく、店内にカメラやセンサーを設置することで「ユーザーが店内にどれだけ滞在したか」、「どういった順序で店内を移動したか」といった一連の行動情報を取得することができます。またセンサーを使用してターゲットが次に動く方向を予測するという技術も誕生しており、店内であれば混雑している場所などを把握することも可能です。
これらの情報から来店者の傾向や商品選定のプロセスを把握することで、店内のレイアウトを変更したり、スタッフの人員配置を最適化させることができます。
また、商品に興味を持っているけど購入に至らなかった見込み顧客を判定し、別の売り場に移動したところで再度プロモーション動画を配信するといったことも可能です。
既存顧客ももちろん大切ですが、見込み顧客のデータ(プロモーション視聴の有無、店内の滞在時間、店内での行動)を分析することで今後の利用につなげることができるので自社のサービスや商品を展開していくうえで貴重な材料になります。
カメラやセンサーを設置する際の注意事項
店頭や店内にカメラを設置する場合、個人情報にも影響してくるので取り扱いには十分注意するようにしましょう。 ・必要な情報を取得した後の画像の処理(破棄)
・個人を特定できないようにデータを処理する
・個人ではなく、統計情報として数値のみを保存する
・HPや店頭でカメラ利用について事前告知をおこなう
・告知には、「目的は人数の計測とすること」、「特定個人に繋がらないこと」、「自社のみの利用とし、第三者へ提供しないこと」を記載する。
・個人を特定できないようにデータを処理する
・個人ではなく、統計情報として数値のみを保存する
・HPや店頭でカメラ利用について事前告知をおこなう
・告知には、「目的は人数の計測とすること」、「特定個人に繋がらないこと」、「自社のみの利用とし、第三者へ提供しないこと」を記載する。
まとめ
今回はAIカメラとセンサーによる行動分析や取得したユーザー情報をどのようにマーケティングに活かすかについてご紹介してきました。取得したユーザーデータやデジタルサイネージでのPRの効果をしっかりと検証し、より効果的なアプローチをおこなっていきましょう。
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