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2022.06.24

デジタルサイネージジャパン(DSJ)2022レポート

DSJ2022会場の様子 みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
2022年6月15日(水)~6月17日(金)に幕張メッセ国際展示ホールで「デジタルサイネージジャパン2022」が開催されました。
わたしも展示会でいろいろな製品を見学させて頂いたので、今回の記事では展示会の様子や展示されていたデジタルサイネージについてご紹介していきます。


デジタルサイネージジャパン(DSJ)とは

デジタルサイネージジャパンとは、街中のメディアとして様々な役割を果たしている「デジタルサイネージ」にフォーカスし、デジタルサイネージの最新技術やその活用方法など、デジタルサイネージ業界の動向が知れる展示会です。今年は3日間の開催期間中に総勢90,635人の方たちが来場したそうです。
※本展示会は事前にDSJ公式サイトから入場登録をすれば無料で入場することができます。

▼開催スケジュール
デジタルサイネージジャパン2022 フェーズ1(幕張メッセ開催)
2022年6月15日(水) 10:00~18:00
6月16日(木) 10:00~18:00
6月17日(金) 10:00~17:00

デジタルサイネージジャパン2022 フェーズ2(オンライン開催)
2022年6月20日(月)~7月1日(金)



デジタルサイネージジャパン2022レポート

デジタルサイネージジャパンでは、間近で様々な製品を見学することができたのでその様子をご紹介していきます。

DynaScan 両面ディスプレイ

DynaScan両面ディスプレイ DynaScan両面ディスプレイ(自社撮影)


こちらは、店頭の窓用に特別に設計された両面にモニターが搭載されているデジタルサイネージで、屋外と室内の両サイドに対して情報発信が行えます。
片側のモニターはウィンドウ越しに屋外にいる人に向けてコンテンツを配信するため3000cdの超高輝度モニターが搭載されており、その背面にあるもう一方のディスプレイには1000cdの高輝度モニターが搭載されています。

弊社は飲食店のお客様とお仕事をさせて頂くことが多いのですが、この両面モニターを飲食店に設置する場合は、屋外向きのディスプレイに新商品のPRコンテンツや座席数、Wi-Fiの有無といった情報を表示し、室内側には提供中のメニュー情報を表示するといった使い方ができそうですね!

デジタルサイネージディスプレイの明るさ比較 4000cd超高輝度デジタルサイネージと700cd通常デジタルサイネージの明るさ比較(自社撮影)

また、DynaScanの出店エリアには超高輝度デジタルサイネージと通常のデジタルサイネージのディスプレイの明るさ比較が展示されていました。

写真左側が4000cdで右側が700cdのデジタルサイネージです。
700cdのモニターも単体で見ると明るく見えますが、4000cdのディスプレイと横並びにすると明るさの違いは歴然ですね。

屋外にデジタルサイネージを設置する場合は、4000cdレベルの明るさがあれば日光が当たって反射しても問題なくコンテンツを認識することができて安心です。


3DホログラムディスプレイHYPERVSN

会場を見学している最中、ふと足を止めてしまったのが3Dホログラムを再生していたHYPERVSN(ハイパービジョン)の展示です。
HYPERVSNは、Xの形をした4本のLEDが発光しながら扇風機のように回転することで、残像により空中に3Dホログラムを生み出すことができます。
コンテンツの生成・配信・管理も専用のアプリで簡単に行えるそうです。
本体ブレード4本の羽についているLEDが発光・回転することで3D映像を生成(自社撮影)


本体のブレードは自動で回転しますが、今回の展示のように複数の機器を並べて使用する際には、それぞれの動きをシビアに調整して3D映像を生成しているそうです。




空中に投影される明るく鮮やかなコンテンツは多くの来場者の目を惹きつけていました。
裸眼で立体映像を体験できるのでインパクトのある訴求が必要なイベントでの利用にも最適です。


AGC ディスプレイ一体型ミラー

こちらは、ミラーとデジタルサイネージが一体型になっているAGCの「ミラリア」。
背面に設置されたディスプレイの映像がミラーを通して映し出されます。
アパレル店舗での利用を想定した展示(自社撮影)


ディスプレイ一体型ミラーは、自分の姿や周りの風景が映り込む鏡の鮮明さ(反射性)と投影されるコンテンツの見やすさ(表示視認性)が重要な要素となるそうです。
一般的に反射性と表示視認性はトレードオフの関係で、反射性を高めると投影されているコンテンツが見えにくくなり、投影コンテンツを見やすくすると反射性が低下してしまうそうですが、ミラリアはAGC独自の広角設計技術によって鏡としての高い反射性を保ちながら表示視認性を両立させることに成功しています。

従来のミラー型ディスプレイでは実現できない新たな映像体験を可能としています。


AIインタラクティブディスプレイ

H・L Data storageが展示していたのが、AI顔認証機能を搭載している縦型タッチディスプレイです。29インチのコンパクトサイズな上にバッテリーで動かすこともできるので、省スペースでも使いやすく幅広い場所でデジタルサイネージを使った効果的な情報発信が行えますね。
展示のように飲食店の店頭でメニュー情報を配信することも可能(自社撮影)


顔認証機能を使えば、会社のエントランスに設置し出退勤の管理を行ったり、特定の人に向けてお知らせを表示するといった活用ができるそうです。


シー・ティ・マシン デジタルバリケード

バリケードをデジタル化させた面白い商品もありました!
LEDシートは用途に合わせて長さのカスタマイズが可能 最長1500mm(自社撮影)


巻き取り式のデジタルサイネージで、引っ張って、広げて使うフルカラーLEDデジタルサイネージです。
薄型ディスプレイに高画質な映像を自由に映し出すことができます。

バリケードは幅が狭いので記載できる文字数が少なく、伝えられる情報が限られてしまいますが、このデジタルバリケードは動画配信や翻訳機能なども搭載しているとのことなので、通常のバリケードよりも多くの情報をインパクトのある形で伝えられます。

空港や駅などの公共交通機関、遊園地やスポーツ競技場などの娯楽施設、工事現場などさまざまな場所で活用が期待できますね。


LG Electronics Japan 配膳ロボット

LG社の展示で目を惹いたのが配膳ロボット「CLOiサーブボット」です。
CLOiサーブボット(自社撮影)


トレイは3段ついており、どこからでも料理のお皿を載せられるように工夫されています。
1回の配膳で複数のテーブルに料理を届けることができ、お客様がトレイから料理をとると各トレイに取り付けられたセンサーによって自動的に次のテーブルに移動します。
サスペンションが付いているので汁物も問題なく配膳することが可能だそうです。




まとめ

以上、今回は幕張メッセで開催されたデジタルサイネージジャパン(DSJ)2022のレポートをお届けしました。
多種多様なデジタルサイネージが集結していた本イベントでは、高画質で精細なディスプレイだけでなく、3Dホログラムやミラー型などユニークな展示も多くみられ、「こんな製品もあるのか!」「こんな使い方があるのか!」と発見の連続でした。
様々なシーンでの情報発信に欠かせない存在となっているデジタルサイネージですが、新たな機能を搭載した製品や全く新しい製品が続々と登場しており、デジタルサイネージ市場はますます盛り上がりを見せていくでしょう。

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