2023.07.28
海外のデジタルサイネージ|デジタルサイネージ大国韓国
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
先日韓国に行ってきたのですが、街中のいたるところでデジタルサイネージを目にしました!
今回は海外のデジタルサイネージ韓国編として、韓国でどのようにデジタルサイネージが活用されているのかをご紹介していきます。
韓国内のデジタルサイネージ
ここからは、韓国滞在中に見つけたデジタルサイネージをご紹介していきます。
仁川空港のバス乗り場
日本を出発して飛行機に乗ること約2時間、韓国最大の国際空港「仁川空港」に降り立ちました。
空港から市街地に移動するために空港バスを利用したのですが、そのバス停にデジタルサイネージが設置されていました。
この乗り場に到着するバスの種類と到着時間が表示されています。
何番のバスが発着するか表示 そして、こちらのボードにはバスの番号と行き先、停車する駅、時刻表が表示されていました。
慣れない土地でのバス移動はハードルが高いですが、このようにわかりやすく情報を表示してくれていたのでスムーズに乗車することができました!
空港バス乗り場に設置されているデジタルサイネージ タクシー
バスで移動しながら窓の外を見てみると、車体のトップにデジタルサイネージが載っているタクシーを発見しました!
日本では後部座先に向けて端末が設置されていますが、車内ではなく屋外に設置されているのを見たのは初めてです。
天井にデジタルサイネージが設置されているタクシー 地下鉄
地下鉄のホーム、車両内にもデジタルサイネージが設置されていました。
デジタルサイネージの画面には、電車の運行状況、広告、電車内でのマナー啓発動画が配信されていました。
ホームに設置されているデジタルサイネージ タッチ式のディスプレイが設置されている駅もあり、そこには周辺のマップ、出入り口の案内などが表示されていたので、初めてこの駅を利用する場合でもスムーズに移動が行えますね。
駅ホームに設置されているインフォメーションボード 他にも乗り換えの際に歩いた通路には、デジタルギャラリーと称してアート作品が紹介されていたのですが、デジタルサイネージを壁に取り付けるのではなく、多くの人が行き交う通路のスペースを大胆に使って設置されていました。
乙支路駅の通路一角にあったデジタルギャラリー こちらはYong-Yongという作家さんの作品で、都会人の規格化された暮らしとデジタル時代の都市生活をテーマにしているそうです。
駅構内に設置されているので、通勤や通学などで駅を利用する多くの人が日常生活のなかでアート作品に触れられる機会を得ることができていいですね。
街中のバス停
街中にあるバス停にもデジタルサイネージが設置されていました。
バス停のデジタルサイネージ 次に到着するバスの番号と他のバスがあと何分で到着するのかリアルタイムで表示してくれています。車いす席の有無も表示してくれていますね。
バスは道路の状況によって到着が早まったり、遅れたりすることがあるので状況が読みづらく苦手意識がありましたが、韓国のバス停ではリアルタイムで運行情報を表示してくれていたので状況が把握できて安心して利用できました!
オリーブヤング
韓国を代表するコスメ・スキンケア用品販売店のオリーブヤング。
店内に入ってすぐ目に入ったのが壁一面に設置されているこの大型デジタルサイネージです。
迫力がありすぎて圧倒されてしまいますよね。
デジタルサイネージに配信されているコンテンツは商品のPR動画ですが、これらの動画もひとつの演出として店舗空間を彩っている感じがしました。
この他にも、商品棚のいたるところにデジタルサイネージが設置されていて、CMのような動画コンテンツが配信されていました。
オリーブヤングの商品棚ではデジタルサイネージを使って動画が配信されている 写真を見てもらうと分かるように、どのデジタルサイネージも後付けで設置しているのではなく、最初から設置する前提で商品棚や店内装飾が行われおり、デジタルサイネージが空間演出の役割も担ってくれています。
ディスプレイも凝っていて見ているだけで楽しくなってしまう空間でした!
kakaoフレンズストア
kakaoフレンズストアも店内に入ってすぐの真正面に大型のデジタルサイネージ、そして壁にもデジタルサイネージが設置されていました。
店内入口真正面に設置されている大型サイネージ 本当はこのお店に入る予定はなかったのですが、店舗の前を通ったときにこの大型デジタルサイネージが視界に飛び込んできたので思わず立ち寄ってしまいました!アイキャッチ効果抜群です。
キンパ屋さん
南大門にあるキンパ屋さんでは、デジタルサイネージを使ったメニューボード、そしてセルフオーダー端末で注文を行うシステムでした。
店頭に設置されているメニューボードとセルフオーダー端末 セルフオーダー端末は、日本語を選択することもできたのでスムーズに注文ができました!
観光客にはありがたいシステムですね。
セルフオーダー端末(写真はハングル、言語変更可能) 仁川空港
帰りの仁川空港では、出国ターミナルのセンターにドドーンとそびえたつように大型デジタルサイネージが設置されており、パフォーマンス映像がリアルタイムで映し出されていました。
韓国旅の最初と最後を飾る仁川空港で、行われているパフォーマンスは空港を訪れる人を楽しませてくれていました。
AMT広告
仁川空港第1ターミナル連結通路に位置する全長60mのデジタルサイネージです。
このデジタルサイネージではよくアイドルや芸能人のお誕生日を祝うセンイル広告が出稿されています。
今回はセンイル広告が出稿されていなかったのですが、これだけの長さのあるディスプレイを連動させてコンテンツが配信されたら迫力が凄そうです。
全長60mのデジタルサイネージ 保安検査入口
保安検査の入口に設置されていたデジタルサイネージには、各ゲートの待ち時間が表示されていました。
保安検査入口で待ち時間を表示しているデジタルサイネージ このような情報が表示されていると、お客さんも空いているところを選択できて便利ですね。行列を分散させて混雑を回避するのにも役立ちます。
デジタルフレーム
出国エリア保安検査付近にあったデジタルサイネージをふと見上げると、自分たちが画面に映し出されていました!
このデジタルサイネージはお客さん参加型で、特定のエリアに立っていると大画面に映像を映し出してくれるそうです。
自分が映し出されるというサプライズ感がとても楽しく、最後に友人との旅の思い出も残すことができました!
保安検査付近に設置されているデジタルフレーム まとめ
以上、今回は韓国のデジタルサイネージ活用の事例をご紹介しました。
韓国では本当にたくさんのデジタルサイネージを目にすることができました。デジタルサイネージがない場所を探すのが難しいくらい、様々な場所でデジタルサイネージが活用されていました。
韓国では、公共交通機関などでの情報提供だけでなく、空間演出を行うツールとしてデジタルサイネージが活用されている印象を受けました。
みなさんも韓国旅行に行く際には、街中のデジタルサイネージをぜひチェックしてみてください!