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2023.05.19

窓サイネージと屋外サイネージの違いってなに?特徴をわかりやすく解説

デジタルサイネージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
最近では、デジタルサイネージが普及し、さまざまな用途・シーンで使用されるようになりました。
デジタルサイネージにはいくつか種類があり、設置する環境によって最適な機器が異なります。その中でも、屋内用高輝度サイネージ(窓サイネージ)と屋外用サイネージの違いが分からないというお声を耳にしたので、今回の記事ではデジタルサイネージの種類と窓サイネージ&屋外サイネージの違いについてご紹介していきます。


デジタルサイネージについて

デジタルサイネージとは、電子モニターを使って広告や情報を表示する情報発信媒体のことをいいます。「電子看板」や「電子掲示板」という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、デジタルサイネージと同じものを指します。
デジタルサイネージの液晶、LEDディスプレイには、従来の看板やパネルでは不可能だった動画や音声も配信することができ、設置場所や状況に合わせたインパクトのある訴求が可能です。
このように自由度が高く効果的な情報発信が行えるデジタルサイネージは、今までの看板やパネルに代わる存在として様々な場所で活用されています。
屋外に設置されているデジタルサイネージ

デジタルサイネージの種類

デジタルサイネージには大きく分けて屋内用と屋外用のものがあります。
ここでは、屋内用と屋外用のデジタルサイネージの特徴や違いについて見ていきましょう。

屋内用デジタルサイネージ

屋内での使用を前提としているのが屋内用デジタルサイネージです。
スーパーやショッピングモールの売り場、店頭、ファストフード店のレジ上にあるメニューボードなど、幅広いシーンで活用されています。
屋内用デジタルサイネージは直射日光が当たらない場所で使用することを想定しているため、モニターの明るさが「350~700cd/㎡」くらいのものが主流です。
通常の屋内サイネージイメージ 屋外デジタルサイネージ(bisco signage)


屋内用高輝度デジタルサイネージ(窓サイネージ)

屋内用デジタルサイネージのなかには、通常の屋内サイネージよりもモニターが明るい「窓サイネージ」というものがあります。
窓サイネージも屋内に設置するデジタルサイネージですが、窓ガラス越しに屋外へ向けて情報発信をするのに使用されるため、窓ガラスに外光が当たって反射しても負けないように明るいディスプレイが搭載されています。直射日光が当たる窓際にデジタルサイネージを設置する場合には、「2500cd/㎡」くらいの明るさが必要とされており、窓サイネージはこれくらいの明るさのモニターが搭載されています。
屋内用高輝度サイネージ(窓サイネージ)イメージ 窓サイネージイメージ(bisco signage)


屋外用デジタルサイネージ

屋外での使用を前提としているのが屋外用デジタルサイネージです。
路面店やアーケード街にあるお店の店頭、街中の案内板などいたるところで活用されています。
屋外は屋内環境と違ってモニターに直射日光が当たることが想定されるため、しっかりと情報を届けるためには、「3000cd/㎡」以上の明るさのモニターが必要とされています。
屋内用のモニターを屋外に設置することもできますが、十分な明るさのモニターを設置しないと外光の明るさに負けてコンテンツが見えなくなってしまうので注意が必要です。

<設置する場所によって必要なモニターの明るさ>
・日の当たらない屋内:350~700cd/㎡
・日の当たる屋内(窓際):2500cd/㎡
・日の当たらない屋外:1500~3000cd/㎡
・日の当たる屋外:3500cd/㎡
※家庭用テレビの明るさは「350~500cd/㎡」

屋外用サイネージイメージ
このように、デジタルサイネージを設置する場所によって必要なモニターの明るさは異なるので、どこに設置するかを明確にしてから機器を選択するようにしましょう。


窓サイネージと屋外サイネージは何が違う?

通常の屋内用サイネージよりも明るいモニターを搭載している「窓サイネージ」と「屋外用サイネージ」ですが、それぞれどんな違いがあるのか分からないというお声をよく耳にします。
ここからは窓サイネージと屋外用サイネージの違いについて見ていきましょう。

・防水防塵性能
1つ目の違いとしてあげられるのが、防水防塵性能の有無です。
屋外は雨や風、ホコリ、砂など、故障の原因になる要素が多いため、こうした過酷な環境でも問題なく稼働させられるように防水防塵性能が備わっています。
一方、窓サイネージは屋内で使用するので、屋外サイネージのように雨や風にさらされる心配がないため、防水防塵性能は備わっていません。

屋外のなかでも屋根があるアーケード街の場合、雨にさらされる危険が少ないので、屋内用のデジタルサイネージをBOXに入れて使用している店舗もありますが、故障した際に保証の対象にならないことが多いので注意するようにしましょう。


・衝撃に強い造り
2つ目の違いが衝撃に強い造りになっているかどうかという点です。
屋外は上段で挙げたような雨や風だけでなく、人や物がぶつかってくるリスクもあるため、通常のディスプレイをそのまま設置していると衝撃によって簡単に破損してしまいます。
そうした事態を防ぐために、屋外サイネージは表面が強化ガラスで覆われており、様々な衝撃に強い造りになっています。
一方、窓サイネージは屋外サイネージと比べて人や物がぶつかってくるリスクが低いため、屋外サイネージのようにガラスで覆われていません。


・温度変化への耐久性
3つ目の違いが、温度変化への耐久性です。
通常より明るいモニターを搭載している屋外サイネージと窓サイネージは熱を持ちやすいうえに直射日光にさらされるので、機器の温度が上昇しやすいという側面があります。
そのため、屋外サイネージと窓サイネージには温度の影響による故障を防ぐために排気ファンや加熱システムが施されており、どちらも機器の温度が適切に管理されるようになっています。

しかし、機器を稼働させることができる環境温度がそれぞれ異なります。例えば、屋外環境は季節によって暑かったり寒かったりと気温が大きく変化するので、屋外サイネージは氷点下以下の環境温度でも稼働させられるようになっています。
一方、窓サイネージは室内に設置されるため、氷点下以下の温度では稼働させられません。


・値段
4つ目の違いが製品の価格です。
窓サイネージと屋外サイネージは明るいモニターを搭載していることが共通点ですが、機能面を見てみると様々な違いがあることがわかりました。
このように、屋外用サイネージには屋内用サイネージや窓サイネージにはない性能や機能が備わっているので、この2つの機種と比べると製品価格が高いという違いがあります。
種類ごとのデジタルサイネージ価格イメージ

ビスコサイネージがご提供するデジタルサイネージ

上段でご紹介してきた「窓サイネージ」と「屋外サイネージ」ですが、弊社でもお取り扱いがございますのでご紹介していきます。

窓サイネージ

弊社では、直射日光が当たる窓際に設置しても十分に画面が見える「4000cd/㎡」のモニターを搭載した窓サイネージを取り扱っています。
周辺環境の明るさに応じて、自動でモニターの明るさを調整してくれる「自動輝度調整機能」を搭載しているので、環境状況に合わせて最適な明るさを簡単に維持することができます。
また、機器の熱を逃がすためにファンやクーラーを使って防熱対策がとられている機器も多いのですが、室内に設置した際に稼働音がうるさいと感じる方も多いです。
しかし、弊社の窓サイネージはファンレス設計になっているので、稼働音が最小限に抑えられており、室内に置いてもうるさくないのが特徴です。
窓サイネージ(window signage)イメージ さらに窓サイネージの詳細を知りたい方は→こちらから


屋外サイネージ

屋外サイネージも直射日光が当たってもはっきりと表示されたコンテンツが見える「4000cd/㎡」のモニターを取り扱っています。
防水防塵性能は「IP56」で、屋外にデジタルサイネージを設置する際に必要な保護性能をしっかり備えています。
また、通常防熱対策に使用されるクーラーやボックスがいらない造りになっているので、他社製品と比べて軽量&場所をとらずに設置が可能です。
屋外サイネージ(outdoor signage)イメージ さらに屋外デジタルサイネージの詳細を知りたい方は→こちらから


まとめ

以上、今回はデジタルサイネージの種類と窓サイネージ、屋外サイネージの違いについてご紹介しました。
それぞれ製品のスペックや持っている性能が異なるため、設置する環境に合ったものを選択するようにしましょう。

ビスコサイネージでは、お客様のご要望に合わせた機器の提案や導入サポートを行っておりますので、デジタルサイネージの導入を検討中の方、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから!

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