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2020.09.04

スマホを利用したモバイルオーダーによる新しいテイクアウトの形

モバイルオーダーイメージ

スマホが注文端末になる「モバイルオーダー&ペイ」

モバイルオーダー&ペイとは、店舗に行かずに自分の持っているスマホで商品の注文から決済までをおこない、そのあとお店に商品をピックアップしにいくというものです(BOPIS:Buy Online Pickup In-Store)。
モバイルオーダーはキャッシュレス化の推進などを背景に2019年頃から徐々に広がりをみせ、モスバーガーやマクドナルド、スターバックスなどの大手飲食チェーン店でも導入されているサービスです。


モバイル&ペイってなにが便利なの?

モバイル&ペイのサービスを利用する上で便利なポイントについて考えていきましょう。
まず店舗運営側からすると、オンライン上で注文~決済までの作業が完結するので、オーダーや会計などの業務を大幅に削減できます。また、オーダーミスといったリスクも回避できるでしょう。

ユーザー側からすると、事前に注文~決済がおこなえるので待ち時間が短くなるという点が一番大きなポイントです。
さらに、自分のタイミングやペースで商品の注文ができるのも嬉しい点です。例えばスターバックスなど商品が細かくカスタマイズできる場合、ちょっと複雑で注文の際に焦ってしまうという方もいるのではないでしょうか。そんな問題も、モバイルオーダーからだと自分のペースでじっくり考えながらの注文が可能です。
最近では新型コロナウイルスの対策として、人との接触を最小限に抑え、双方の安全を確保できる方法としても注目されています。


さらに進化したモバイルオーダー&ペイの最新事例

そんなモバイルオーダー&ペイですが、オーダーした商品を店内へ足を運ばず、車で受け取れるというサービスをマクドナルドとスターバックスが実施したのでご紹介していきます。

マクドナルド:「パーク&ゴー」

パーク&ゴーイメージ 出典:マクドナルド

日本マクドナルドは、「未来型店舗体験」の一環としてモバイルオーダーで注文した商品を車に乗ったまま店舗の駐車場で受け取れる新サービス「パーク&ゴー」を導入しました。このサービスは2020年5月から始まり、今では全国の約250店舗で展開されています。
「パーク&ゴー」は、事前に公式アプリから商品を選択し、選択した店舗の駐車場に到着後、「駐車場番号」を入力してキャッシュレス決済を完了させると、クルーができたての商品をユーザーの車まで届けてくれるサービスです。車から降りる必要がなく、ドライブスルーレーンに入る必要もないため、商品購入から受け取りまでの時間を短縮したいユーザーには嬉しいサービスです。
小さいお子様連れの方は、車の乗り降り作業だけでも大変ですが、このサービスを利用することでそういったひと手間を省くことができ、とても便利ですね。

マクドナルドは「未来型店舗体験」としてテクノロジーを活用しながら温かいサービスやホスピタリティを融合した新しい顧客体験の提供を目指しています。
このパーク&ゴーのサービスもその一環としてユーザーの利便性を追求した取り組みの一例となっています。

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スターバックス:ドライブスルーでMobile Order & Pay

スターバックスも、モバイル&ペイのサービスをバージョンアップし、オーダーした商品を車に乗ったままドライブスルーレーンで受け取るサービスを試験的に導入しました。
このサービスは、店舗に到着する前に公式アプリから注文&決済を行い同時に車両ナンバーを登録します。選択した店舗のドライブスルーレーンの入り口に入っていくと車両ナンバーの自動識別が行われ、オーダーした商品の作成が開始されます。完成した商品はドライブスルーレーンの受け取り口でピックアップするという流れになっています。
上段で紹介したマクドナルドの事例は、自分がお店に到着したことをアプリからお知らせする必要がありましたが、スターバックスの場合は、注文時に登録した車のナンバーを自動識別してユーザーの店舗到着がわかるというのはすごい技術ですね。
ユーザーが行う作業を最小限に抑えたサービスの流れになっていると感じます。

スタバオーダー流れ 出典:スターバックス

もともとスターバックスは美味しいコーヒーを売っているのではなく、家でも職場でもない「サードプレイスの提供」というコンセプトでユーザーがくつろげる空間を提案してきました。
どこの店舗に行っても温かみのある接客と落ち着いた雰囲気でゆったりとした時間を過ごせる場所としてみなさんも普段から利用されているのではないでしょうか。
このようにコーヒーを売るというより、くつろげる空間の提供を第一に行ってきたスターバックスですが、ライフスタイルの多様化から、店外でもスタバのコーヒーを楽しみたいというニーズの高まりを受けto go(テイクアウト)やデリバリサービスの拡大を進めてきました。

今回のモバイルオーダー&ペイで注文した商品をドライブスルーレーンで受け取れるサービスはこうした取り組みの一環として、よりスピーディーで利便性の高いテイクアウトニーズの可能性を探る試みとして実施されました。
今回は試験的に導入されたサービスですが、本格的なサービスの開始を期待してしまいます。


まとめ

そもそもモバイルオーダー&ペイは、事前注文~決済までを完了し、店舗でのスピーディーな受け取りができるサービスとして多くのユーザーから注目されているサービスです。
ただでさえ便利なこのサービスにさらに店内に入らなくても商品が受け取れるという利便性がプラスされたマクドナルドとスターバックスの事例は、細かい点に違いはありますが幅広いニーズに対応し、より多くのユーザーを満足させるサービスとして期待が高まります。

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