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2020.08.28

AI×デジタルサイネージで進化するドライブスルー

ドライブスルーイメージ

高まるドライブスルーの需要

店内への入店が不要で、車から降りることなくサービスが受けられるという手軽さが人気のドライブスルー。
今まではファストフード業界を中心としたサービスという印象がありましたが、最近では新型コロナウイルスの影響や生活環境の変化により、さまざまな業界から注目されています。


ドライブスルーを支えるデジタルサイネージ

ドライブスルーといえば、専用レーンがありその先を進むと、ドライブスルー用のメニューが設置されており、利用者はそのメニューボードを見ながらスピーカーに向かってオーダーするという流れが一般的ですね。車に乗ったまま商品の注文~受け取りまでおこなえるこのサービスは気軽に利用できて便利です。とはいえ、ドライブスルーのサービスが浸透していく中で、サービスを提供する側、利用する側の立場から考えるとちょっと不便だなと思うことってありませんか?

例えば、ファストフード店の場合、時間帯によって扱うメニューが変わるお店がほとんどです。紙のメニューを設置している場合、時間に合わせたメニューの張り替え作業が発生してしまいます。
利用する側としては、メニュー自体が見えづらい、自分が何を注文したかわからなくなってしまった、合計金額がわからなくて不安、なんていう経験をしたことがあるのではないでしょうか。そんな問題を解消する存在として、活躍しているのがデジタルサイネージです。
屋外用のデジタルサイネージを設置すれば、どんな時間帯でも明るいモニターにメニュー表示をしてくれます。時間帯に合わせたメニューの変更も店内から簡単に行えます。
さらに注文内容やお会計情報も表示ができるので、お客様の買い忘れを防ぎ、安心して利用してもらうことができます。印字されたメニューよりも、高画質のディスプレイでメニューの写真を見てもらうと商品の魅力も伝わりやすいです。
さらにはお客様に追加購入を促したり、おすすめのドリンクや関連商品の提案なども行うことができるんです。
OUTDOOR SIGNAGEイメージ(bisco signage)


AI×デジタルサイネージで実現する最適化されたドライブスルー

デジタル技術を使ってますます進化を見せるドライブスルーですが、最近ではさまざまな業界がサービスの提供に乗り出していますね。
八百屋さんや魚屋さんなど目新しい業界のドライブスルー成功事例なども耳にするようになりました。
とはいうものの、ドライブスルーサービスの先駆者であるファストフード企業の取り組みは一歩先をいっています。
ファストフード大手のマクドナルドの事例を見ていきましょう。
マクドナルドドライブスルー出典:MacDonald

米マクドナルドはドライブスルーのメニューを最適化する取り組みを行っています。
これは、ドライブスルー用のメニュー看板にAIを活用したデジタルサイネージを採用し、その時の状況や天気、気温、お店の混み具合、そして周辺地域でおこなわれているイベントなどの情報を読み取り、注文されやすい商品をAIが検討し、そのタイミングにあった最適なメニューを提案・宣伝するというものです。
例えば、気温が30℃を超えるような暑い日には、ソフトクリームやアイスコーヒーなどのメニューを一番目に入りやすい場所に表示させたり、お店が混雑している状況だったら、提供時間があまりかからないメニューの提案をおこなうといった形です。
追加注文のおすすめ提案もしてくれます。
マクドナルドドライブスルー2出典:MacDonald

最終的には車のナンバープレートを読み取って、利用者の注文履歴などをもとにおすすめする商品を変更していくパーソナライズしたサービス提案を実施していくそうです。

マクドナルドのこうした取り組みはExperience of the Future(未来型店舗体験の提供)というミッションのもと実施されています。
2018年にはシカゴにタッチパネル型のキオスク端末がずらりと並ぶフラッグシップをオープンさせており、店舗のスタイリッシュさとテクノロジーを導入した未来型店舗体験の実現として話題になりました。
マクドナルドフラッグシップ店舗出典:MacDonald スタイリッシュな外観

セルフオーダーキオスクが並ぶ店内出典:MacDonald セルフオーダー端末が並ぶ店内

こうした一連の取り組みを支えているのがテクノロジー技術です。ドライブスルー用のデジタルメニューボードやセルフオーダーキオスクなど、店舗運営のデジタル化は主流になりつつあります。
そしてさらにAIを活用し、お客さん一人ひとりに合わせたパーソナライズされたサービスの提案が現実的になってきました。

日本マクドナルドも未来型店舗体験の提供として「パーク&ゴー」という新しいサービスを開始しました。これは、事前にスマホのアプリから商品をオーダー(モバイルオーダー)して、できたての商品を店舗の駐車場で受け取れるというものです。

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このように日本国内のお店で考えてみると、少しずつデジタルメニューボードやセルフオーダーを導入しているお店もありますが、まだまだ一般的ではありません。
とはいえ、マクドナルドの事例を見てもわかるようにデジタル化の流れは加速しています。
これから国内においても、店舗を運営するにあたってデジタル技術の導入はますます進んでいくでしょう。

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