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2020.09.11

海外のファストフード店では当たり前?セルフオーダーキオスクの魅力

セルフオーダーキオスクイメージ 飲食業界で深刻な問題となっている人手不足。その問題を解決する手段として注目を浴びているのがセルフオーダーです。
セルフオーダーにもいくつか種類があり、利用者のスマホから注文&決済をおこなうモバイルオーダーは以前ご紹介しました。
今回は、専用の端末から注文&決済をおこなう「セルフオーダーキオスク(SELF ORDER KIOSK)」についてご紹介していきます。


飲食店におけるセルフオーダーキオスクの役割

飲食店でのセルフオーダーというと、各テーブルや座席ごとに設置されたタッチパネルから、お客さん自身が注文したい商品をオーダーするというものをイメージされるかと思います。
このサービスは店員を介さずにオーダーがおこなわれ、オーダー履歴をもとに最後にお会計をするという流れですね。回転寿司や居酒屋などの店舗でよく見かけるスタイルです。
今回ご紹介する「セルフオーダーキオスク」は、このタイプとは少し違い、注文&決済が一緒に行われる仕組みとなっており、主にQSR(Quick Service Restaurant)業界で導入されているサービスです。
利用者が専用の端末から商品を選択し、会計をおこなうとオーダーデータがキッチンに伝わるという流れです。日本でなじみのある券売機と似たような仕組みですが、券売機は利用者が購入した券をお店の人に渡して初めてオーダーが伝わるという点が異なります。
また、券売機では1円単位での価格設定が難しいのに対し、セルフオーダーキオスクは柔軟な価格設定をおこなうことができます。メニューの更新も簡単です。
KIOSK SIGNAGE (bisco signage) SELF ORDER KIOSKイメージ(bisco signage)


セルフオーダーキオスクを導入するメリット

セルフオーダーキオスクを活用すると、どんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

レジの省人化

注文から決済までをキオスク端末でおこなえるので、いままで行っていたレジ業務を最低人員で実施することができます。
また、注文会計業務のスピードをあげることも可能です。例えば今までレジ1台で対応していたところに、キオスク端末を2台導入すると倍の注文を一度に処理することができます。

業務効率の向上

セルフオーダーキオスクを活用すると、オーダー情報がリアルタイムでキッチンに伝わります。
調理担当者はその情報をもとに調理を開始することができるので、オーダーを受けてから料理の提供までをスムーズに行うことができ、お客様に満足いただけるサービスを提供することが可能です。また、お客様が自分で操作を行うのでオーダーミスを回避することができます。

多言語対応で安心注文

近年増えている訪日外国人。言葉の壁があり、オーダー作業がなかなかスムーズにいかずに困ってしまうことはありませんか?
それは利用する側も同じで、注文をするという行為がストレスに感じてしまうこともあります。
セルフオーダーキオスクでは、複数の言語に対応しているので、海外からのお客さまにも自分のペースで安心してご利用いただけます。

キャッシュレス決済にも対応

キャッシュレス決済に対応しているので、さまざまなニーズに合った方法でスムーズに決済していただけます。


セルフオーダーキオスクの導入事例

アメリカや中国などの海外では、フードコートやファストフード店などでセルフオーダーキオスクが広く利用されています。

Shake Shack(シェイクシャック)

Shake Shackは1台のホットドッグカーからスタートし、世界中にお店を展開するまでに成長したハンバーガースタンドです。
そんなShake Shackは2017年に有人レジを廃止し、専用端末(KIOSK)またはスマホアプリからのオーダーに絞った店舗をオープンさせています。
利用者は店内に設置されたデジタルキオスク端末かスマホアプリを使ってオーダーをおこない支払いを済ませます。オーダーはダイレクトにキッチンに伝わり、調理が完成すると注文時に入力した電話番号宛にメッセージでお知らせされるという仕組みです。このサービスを導入したことにより、オーダーから食事の提供までの時間短縮が実現されました。
また、注文からお会計の作業が不要になったので、従業員は調理とユーザーの対応に集中することができるようになり、顧客はもちろん働く従業員の体験価値をも高めました。
SHAKE SHACKイメージ 出典:FUZZ PRODUCTIONS


MacDonald

マクドナルドセルフオーダーキオスク店内 出典:MacDonald

米マクドナルドでは、未来型店舗体験のフラッグシップとしてシカゴにタッチパネル式のキオスク端末が並ぶ店舗をオープンさせていますが、他の店舗でも同様にセルフオーダー端末が導入されています。
マクドナルドは2022年までにすべての店舗を変革するという目標をもとに店舗運営のデジタル化を急速に進めています。


セルフオーダーキオスクの今後

セルフオーダーキオスクはメニュー選択から支払いまでを完全にセルフサービス化でき、効率的な店舗運営をおこなうカギとなるでしょう。
海外のマクドナルドでは、すでに7万台近くのセルフオーダーキオスクが導入されており、他のファストフード店もそれに追随しています。世界的にみてもセルフオーダーキオスク市場は今後も成長が予想されますが、日本ではまだ見かける機会が少ないです。
しかし、海外の事例を参考にモバイルオーダーと同様、人手不足解消の手段として今後の活躍が期待されます。

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