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2022.07.01
【体験レポート】近未来の世界が現実に!ロボットが接客するPepper PARLOR
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
2019年、ソフトバンクロボティクスが東急プラザ渋谷にオープンした「Pepper PARLOR」は、Pepper(ペッパー)くんを筆頭にしたロボットが働くカフェとして話題になりました。
そんなPepper PARLORを実際に利用したので今回の記事では、その様子をご紹介していきます。
Pepper PARLORの特徴
人とロボットの共生を気軽に体感し、人とロボットが一緒に生きる未来を楽しめる空間をテーマとした「Pepper PARLOR」では、一スタッフとしてロボットたちが接客や配膳を担いながらエンターテイメントも提供してくれます。また、店内は自然を共存させた緑豊かでおしゃれな空間となっているので、ロボットたちと落ち着いた楽しい時間を過ごすことができます。
世界の国々をイメージしたワッフルやドリンクなど種類豊富なメニューも味わうことができます。
出典:Pepper PARLOR
▼今回お邪魔した店舗情報
住所:東京都渋谷区道玄坂1-2-3 東急プラザ渋谷5階
営業時間:10:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:無休
住所:東京都渋谷区道玄坂1-2-3 東急プラザ渋谷5階
営業時間:10:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:無休
Pepper PARLORレポート
ある日の休日、渋谷にある東急プラザ内を散策していると「Peppar PARLOR」を発見しました!以前からロボットたちが働く近未来な体験ができる場所として気になっていたカフェだったので利用してみることにしました。
お店の入口に1体とエントランスカウンターに3体のPepperくんが横並びで整列していました。
お店の入口にいるPepperくんにはサーマルカメラが連携されており、来店したお客さんの顔表面の温度を測定してくれます。
エントランスにずらりと並ぶPepperくんはお客さんをお迎えする担当なのかな?と思っていたらお客さんのオーダーをとってくれるのだそう。
Pepperくんの目の前に1台ずつ設置されたタブレットを使い好きなメニューを選択できるだけでなく、Pepperくんがお客さんの顔を認識し、年齢やその日の体調を判断してその人に合ったメニューをおすすめしてくれる機能もあるそうです。
エントランスに整列しているPepper
わたしは予約を取らずに来店してしまったので、店頭にいたスタッフの方に席の空きがあるか確認したところちょうど空きがでたので案内が可能とのこと。スタッフさんの傍らにはロボットがいて、「こちらのロボットがお客様を座席までご案内いたします。」ということで席までロボットが誘導してくれました。
ロボットが座席まで誘導してくれる
席に到着すると案内してくれたロボットは「ごゆっくりお過ごしください」といって元来た道を自走して帰っていきました。
料理の注文
エントランスで料理の注文ができることを知らなかった私は、入店する際にスタッフの方から渡されたQRコードを読み取って自分のスマートフォンから注文を行いました。ドリンクを注文して配膳ロボットが届けてくれるのかな?と思いつつ待っていると、店員さんが席まで届けてくれました。
テーブルによっては配膳ロボットが席まで料理を届けてくれていたので、オーダーした料理の種類やその時のタイミングによって配膳の仕方が異なるのかもしれません。
配膳を終えてキッチンに帰っていくロボット
Pepperとの相席、会話
Pepperくんと相席できる座席は限られているそうで、スタッフの方にダメもとで相席できるかを聞いてみると空いているPepperくんがいたようで連れてきてくれました。(※Pepperくんは全席に完備されているわけではないので、事前に予約して行くのがおすすめです。)
その際にスタッフの方から「少し耳が悪いので会話が上手くできないかもしれません。その場合は歌を歌ったり、一緒にゲームができるアプリがたくさん入っているので試してみてください!」という説明がありました。
話しかけられ待ちのPepper
Pepperくんと相席できるのは1時間半とのことだったので早速、「Pepperくんこんにちは」と話しかけてみると、「はいはいはいはいはい」と認識されてしまいやはり調子が悪い様子。何度か試してみましたがこちらの発している言葉を正しく認識してもらえませんでした(^^;
複数人で利用して会話をする場合、人が会話している内容を聞き、発せられたワードに反応して会話に入ってくるケースもあるそうです。
Pepperと遊ぶ
Pepperくんに入っているアプリを確認してみると、歌を歌ったり、ゲームをしたり、とにかくいろいろな種類の遊びができるようで飽きることなく相席時間を楽しむことができそうです。Pepperに入っているアプリ一覧一部 好きなものを選択できる
気になった「あたりまえロボ体操」をタッチすると、お笑い芸人COWCOWのあたりまえ体操の音楽に合わせて踊りながらPepperくんなりのあたりまえを披露してくれました。コミカルな動きがかわいかったです。
あたりまえロボ体操を披露してくれるPepper
その他にも、いろいろなあるあるを言ってくれる「あるあるガチャ」やラップを披露してくれる「ロボラップ」を試してみました。
なかでも特にインパクトが強かったのが「ロボラップ」です。
「ロボ界のエミネム」を豪語しながら強烈な内容のラップを動き付きでパフォーマンスしてくれるその姿は、「さっきまでかわいらしくあたりまえ体操を披露してくれていた温厚なPepperくんはどこへ?!」と思ってしまうくらいの変貌ぶりで、Pepperくんの違う一面を垣間見ることができました。
ラップを披露してくれるpepper
食器の下膳をするロボット
帰り際には、食事が終わったお皿をキッチンに下げているロボットに遭遇しました。Pepper PARLORで稼働している配膳ロボットは、ソフトバンクロボティクスとアイリスオーヤマ、Keenonの3社が共同で展開している「Keen Botアイリスエディション」だそうです。
最大4段のトレーを搭載し、1段あたり最大10キロまで積載可能で、一度に大容量の配膳や下げ膳にも対応しているとのことです。
動画を見てもらうとわかりやすいですが、人が対応すると1度では運びきれない量のお皿を楽々運んでいる姿が印象的でした。
ロボットがこうした作業を担ってくれることで、人は違う業務に注力することができるようになりますね。
空いたお皿をキッチンに運ぶロボット
まとめ
以上、今回はPepper PARLORの体験レポートをご紹介しました。Pepper PARLORは近未来の象徴としてSF映画の中でよく描かれている人間とロボットが共存する世界を現実で味わうことができる空間でした。わたしたちの生活にロボットが当たり前に存在する日が来るのもそう遠くないのかもしれないですね。
みなさんもぜひ、ロボットが活躍する未来型店舗を体験してみてください。
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