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2023.11.24
海外のデジタルサイネージ|ラスベガスの巨大な球体「Sphere」
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
カジノやショッピングモール、多彩なショー、コンサート、スポーツ観戦など、あらゆるエンターテイメントが楽しめる街として有名なラスベガス。
そんなラスベガスに今年、新たに球体型の複合施設「MSG Sphere(スフィア)」がオープンしたのですが、その存在感が凄い!と話題になっています。
そこで今回は、ラスベガスの新たなランドマークとなっている「MSG Sphere」についてご紹介していきます。
MSG Sphereってなに?
ラスベガスの中心街にある高級リゾート「ザ・ベネチアン・リゾート」の敷地内に誕生した球体型の巨大アリーナ「Sphere(スフィア)」。2019年に建設がスタートしてから新型コロナウイルスの影響によって当初の予定よりも完成が遅れたものの、今年の9月29日に開業し、こけら落としとして世界的人気ロックバンド「U2」による公演が行われました。ちなみにスフィアの総工費は、日本円で約3463億円(23億ドル)と言われています。
出典:Sphere(Instagram)
スフィアの球体外側の面積は、東京ドームよりも大きい約5万4000㎡、高さ約112m、幅約157mで、収容人数は、座席・スタンディング合わせて約2万人だそうです。球体の高さは30階建てのビルに相当するそうなので、凄いサイズ感であることがわかりますね。
スフィアが注目を集めているのは、その大きさもさることながら、球体の外側と内側にLEDが設置され、今までにない映像体験が味わえるという点です。
球体の外側は、すべてプログラム可能な2KのLEDで覆われ、随時さまざまな広告や映像が映し出されています。
そして、球体の内側全体は、解像度16KのLED120万個、サッカーコート2面分に相当する大きさのスクリーンで覆われているため、スクリーンが観客を包み込む形で没入感のある映像体験を味わえるようになっています。
さらに球体の内部には、会場を包み込むように16万4000個のスピーカーが設置されています。特殊な技術を使って異なる言語や音響効果などを会場のさまざまな場所に届けることが可能で、どの座席からも臨場感のある上質なサウンドを楽しめるようになっているそうです。
また、座席から風を吹かせたり、香りを漂わせるといった演出もできるそうで、今までにない没入感を味わえる施設として、幅広いシーンでの活用が期待されています。
球体の外側にさまざまな映像が映し出されているスフィア
こちらがスフィアを外側から見たときの映像です。2億5600万もの色を表現できるそうで、大きな球体に多様なコンテンツが映し出されています。球体全体を使っているので、どのコンテンツも立体感があってダイナミックさを感じますね。スフィア内部での映像体験
上段でもお伝えしましたが、スフィアのこけら落としがロックバンド「U2」によって行われました。出典:Sphere(Instagram)
こちらはスフィアの内部でU2が公演を行っている時の映像です。
U2 opened the $2.3 billion Las Vegas Sphere last night and the visuals are incredible 🤯pic.twitter.com/szKa5DobRd
— Joe Pompliano (@JoePompliano) September 30, 2023
球体型にスクリーンが設置されているので、観客たちは映像に取り囲まれた状態になります。映像のインパクトがとにかくすごいので、ステージに立っているミュージシャンではなく映像に目が奪われてしまうという懸念はありますが、間違いなく今までに味わったことのない映像体験を味わうことができますね。
スフィアの外側の様子はYouTubeでライブ配信が行われているので、遠隔で視聴することができます。興味のある方はチェックしてみてください。
まとめ
以上、今回はラスベガスの新たなランドマークとして誕生した巨大球体型アリーナ「MSG Sphere」についてご紹介しました。世界初となる規模、そして没入型の体験ができる設備を備えたスフィアはエンタメ好き、音楽好きは一生に一度はその場で臨場感を体験してみたいところですね。
わたしも今後現地に行く機会があったらスフィアの映像を体験してみたいです。
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