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2020.12.04

心を掴む!デジタルサイネージの面白アイデア事例4選

みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。最近いろいろな場所で目にするデジタルサイネージ。
広告媒体や情報案内など設置されている場所や目的によって使い方は様々です。今回はデジタルサイネージ×面白いアイデアを組み合わせて行われたユニークなキャンペーン事例をご紹介していきます。

●デジタルサイネージについて

まず初めにデジタルサイネージとは、液晶パネルやLEDディスプレイを使った電子看板のことをいい、従来のポスターや看板に代わって情報発信をするメディアとしていろいろな場所で導入されています。ポスターや看板と違い、⑴動画と静止画を配信できる、⑵ひとつのディスプレイで複数のコンテンツを配信できる、⑶コンテンツ内容を簡単に変更することができるといった特徴があります。

▼デジタルサイネージを利用するメリット
・ターゲットや設置する場所、目的に合ったコンテンツを配信できる
・動画と静止画、音声などを組み合わせて多様なコンテンツを配信できる
・視認性が高く、ユーザーの目に留まりやすい

このように看板やポスターなどの媒体では得られることができないメリットがたくさんあるので、広告媒体や情報案内などを担う存在として活躍が期待されています。

また最近では、デジタルサイネージ単体ではなく、AIやカメラなどを組み合わせて見ている人や状況によって最適化されたコンテンツ発信をおこなったり、ARやモーションセンサーを応用してインタラクティブなコミュニケーションを実現したイベント参加型のキャンペーンなどの事例が増えています。デジタルサイネージとデジタル技術をうまく組み合わせることで、表現の幅が広がり、アイデア次第で今まで見たことのないユニークなコンテンツの配信が可能となりました。
次ではデジタルサイネージと面白いアイデアで印象に残るPRやマーケティング活動をおこなった事例をいくつかご紹介していきます。

●デジタルサイネージの面白アイデア事例(飲食関連)


事例1:溶けだすアイスをみんなで救おう!真夏に行われたデジタルプロモーション



常夏の国、マレーシアの首都であるクアラルンプールは気温・湿度ともに高く、最高気温が40度にまで上がる日があるそう。暑い日にはアイスクリームが欠かせない!ということで、マクドナルドが実施したのが「Save the Sundae Cone」というキャンペーン。

たくさんの人が行き交う街角の巨大スクリーンにマクドナルドの人気メニューであるサンデーが映し出されています。ところがこのサンデー、あまりの暑さにどんどん溶けていってしまいます。溶けていくサンデーを救う方法はただ一つ。マクドナルドのキャンペーンサイトにスマートフォンからアクセスし、サンデーの後ろにある扇風機を指で一生懸命回転させることでスクリーンの中の気温が下がり、みるみるうちにサンデーが元通り、溶けるのを阻止できるという仕組みです。
ゲームが終わると参加者にはサンデーが無料になるクーポンが届きます。すると今度は、このクーポンの中のアイスが溶けだしてしまうので、近くのマクドナルドに直行してもらい、冷たくておいしいアイスクリームを食べてもらうという流れになっています。

このキャンペーンを実施したことで、マクドナルドにはたくさんのお客さんが来店したそうです。マクドナルドが実施した「Save the Sundae Cone」キャンペーンはただ単に商品の宣伝を行うのではなく、そこに居合わせた人たちを巻き込んで作り上げる参加型の面白いキャンペーンといえるでしょう。動画を見てもらうとわかるように参加者たちが楽しみながらファンを回す姿はとても印象的です。


事例2:女性にだけ話しかける?AIカメラを活用したプロモーション



ドイツで人気のあるビール会社Astraが、女性をターゲットにしたキャンペーン。Astraを愛飲しているのはほとんどが男性ということで、女性顧客を増やすという狙いで実施されました。デジタルサイネージのディスプレイに映し出された男性は、前を通る人に話かけていきます。女性が通ったら「僕とAstraを飲みませんか?」という誘い文句を言うのに対し、男性に対しては「男性の皆さんはお断り!」というセリフを発します。これは、デジタルサイネージにAIカメラが設置されており、年齢と性別を計測し、年齢・性別を判断したうえでメッセージを出し分けています。デジタル技術と面白いアイデアで実現したなんともユニークな仕掛けです。ターゲットにピンポイントでアピールでき、話しかけられた側としてはついつい足を止めてしまう、とっても楽しいプロモーションとなっています。

●デジタルサイネージの面白アイデア事例(その他)


事例1:咳き込んで禁煙を呼びかける!センサーを活用したプロモーション



最近、先進国では禁煙化が進んでいる中、スウェーデンの薬局が実施した禁煙を呼びかけるキャンペーンが話題となりました。
デジタルサイネージの中に男性が映し出されています。その前を通る人がタバコの煙をふかせると突然咳をしだす男性。これは、デジタルサイネージに煙探知機が組み込まれており、タバコの煙を察知するとデジタルサイネージに表示される映像が切り替わり、男性が咳をするという仕組みになっています。タバコを吸っていた人は、男性の異変に気付き思わずスクリーンに目を向け、自分のタバコが原因だと分かると苦笑い。最後には、禁煙グッズの宣伝とともに「禁煙しましょう」のメッセージが表示されます。喫煙している本人や周りにいる人の健康に及ぼす影響を効果的に伝えているキャンペーン事例です。


Apotek Hjärtat – Blowing in The Wind from Ourwork on Vimeo.


同じようにセンサーを利用したインタラクティブな広告の事例として、スウェーデンのヘアケアブランドが、駅のホームにデジタルサイネージを設置して、電車がホームに入ってくるタイミングで女性の髪がなびくというキャンペーンも行われました。こちらも、現実世界とディスプレイの中がリンクしているような感覚にさせられるユニークなアイデアですね。

●まとめ

今回ご紹介したものは、どれも見ている側が楽しめる心を掴まれるアイデアがたくさんで印象に残るキャンペーンばかりでした。これからも進化していくデジタルサイネージやデジタル技術を使って従来のポスター広告の一方的なアプローチとは違う、ユーザーの心を動かすアプローチ方法が今後ますます増えていきそうです。

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