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2020.06.24

デジタルサイネージにCMSを活用するメリットを徹底解説!

みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
今回はデジタルサイネージで配信するコンテンツ管理を手助けしてくれる「CMS」について、その役割や活用するメリットについてご説明していきます。


デジタルサイネージで使用されるCMSってなに?

CMSとはContent Management System(コンテンツマネジメントシステム)の頭文字をとった略称です。
一般的にCMSとは、専門知識がなくてもWebサイトやコンテンツの構築・管理・更新が簡単にできるソフトウェアのことをいいます。
CMSをデジタルサイネージに導入することで、ディスプレイに再生するコンテンツ内容の修正や更新を誰でも簡単に行うことができるようになります。
その他にも、事前にコンテンツの再生順序や再生日時を登録することができるので、連休や担当者が不在の期間でも流したいタイミングでしっかりコンテンツを配信することができるので安心です。
最近では効果測定ができる機能など、CMSでできることは多様化しています。


CMSをデジタルサイネージに導入するメリット

CMS導入メリット 次にデジタルサイネージを利用する際にCMSを導入するメリットについて、5つご紹介していきます。

操作が簡単でコスト削減を実現

専門知識がなくても、コンテンツ内容の変更や修正が簡単に行えます。
デジタルサイネージに再生するコンテンツを作成した場合、内容を変更・更新するたびに、専門の技術者や業者に変更作業をお願いする必要があったと思います。
しかし、CMSを利用すると専門知識をもっていない社内の担当者が対応できるようになるので、都度発生していた費用を抑えることができるうえに、更新自体も簡単に行えるので、好きなタイミングで気軽に内容の変更ができます。

時期や時間に合った情報を最適なタイミングで配信できる

デジタルサイネージで効果的な宣伝を行うには、発信する情報は常に最新&最適なものであることが求められます。
終日同じ内容のコンテンツを流していたり、季節外れの情報を配信していては効果を得られないばかりか、情報を受け取る側にマイナスなイメージを持たれてしまう可能性があります。
例えば、ランチの時間に立ち寄ったカフェでモーニングメニューの宣伝がされていたら、利用する側も戸惑ってしまいますよね。
そんな事態を防いでくれるのがCMSのスケジュール機能です。事前に配信スケジュールを登録しておくことができるので、配信したい時期や時間にあった情報をしっかり発信することができます。

複数のディスプレイを一括管理&権限設定もできる

CMSはネットワークでつながっている複数のデジタルサイネージを一括で管理することができます。
そのため、コンテンツを更新するときにわざわざ設置場所に行かなくても、遠隔操作でまとめて内容の変更ができるので、担当者の負担を軽減することができます。
また、コンテンツの情報更新ができる人に権限をもたせることができるので、誤ったコンテンツを配信してしまうリスクを回避することが可能です。

天気予報などの外部情報も配信することができる

CMSを利用すると、自社のコンテンツだけではなく天気予報やニュースなどの外部情報を配信することができます。
天気予報などの外部情報を組み合わせたコンテンツにすることで、発信する情報の幅が広がり、ユーザーの興味関心を引き付けることができます。

他社コンテンツの配信をすることで広告収入も期待できる

自社のコンテンツを配信しないときに他社のコンテンツを配信することで、広告収入につなげることができます。
看板やポスターの場合は一定期間同じ内容の広告を掲示する必要がありましたが、デジタルサイネージを導入することで、時間や場所に合った多種多様なコンテンツの配信が可能となり、広告収入の増加が期待できます。


効果的な情報発信を行う為に重要なコンテンツの種類

コンテンツイメージ デジタルサイネージは設置する場所や時間にあったコンテンツの配信が重要になりますが、その効果を最大限発揮するためには、コンテンツの種類と特徴を理解し、目的にあった方法を選択する必要があります。
今回はデジタルサイネージで配信できる4種類のコンテンツについてご紹介していきます。

静止画、動画などの固定コンテンツ

静止画や動画などを利用し情報を発信する一番スタンダードなコンテンツです。
デジタルサイネージでは複数のコンテンツを表示することができるので、ポスターや看板と比べて発信できる情報量が増えます。
動画コンテンツは、デジタルサイネージの特徴を最大限生かした情報発信方法です。
発信するコンテンツに動きがあるので、人の目を引き付け、印象に残る訴えかけを行うことができます。
低予算で簡単にコンテンツの作成ができ、データ容量が少ないという点がメリットです。
しかし、繰り返し同じコンテンツを配信するので、ユーザーに飽きられてしまう可能性があります。
<主な設置場所:飲食店、公共の場所など>

リアルタイムコンテンツ

天気予報や交通・災害情報、最新ニュースなど、リアルタイムで知りたい情報を配信するのがリアルタイムコンテンツです。
人が必要としている情報を最適なタイミングで発信するので、注目が集まり、高い宣伝効果を期待できるというメリットがあります。
そのため、最新の情報を発信するために常にネットにつなげておく必要があります。
<主な設置場所:駅、空港など>

Webコンテンツ

Webページのコンテンツをデジタルサイネージに表示するのがWebコンテンツです。
Webコンテンツの場合、デジタルサイネージ用にコンテンツを作る必要がないので、その分費用と手間を省くことができるというメリットがあります。
また、静止画と動画を組み合わせることができるので目的にあった効果的な宣伝を実施することができます。しかし、情報を更新するには専門の知識が必要になります。
<主な設置場所:小売店、飲食店など>

インタラクティブコンテンツ(タッチパネル)

ユーザーが自らタッチパネルを操作して必要な情報を収集するタイプのものがインタラクティブコンテンツ(タッチパネル)です。
上で紹介した3つのコンテンツは発信する側が一方的に情報発信を行うのに対し、インタラクティブコンテンツは、情報を発信する側と受け取る側の双方向でのコミュニケーションがとれるというメリットがあります。
しかし、やり取りが発生するため情報は複雑化し、タッチパネルに対応した専用のディスプレイも必要になります。
<主な設置場所:イベント会場、商業施設など>


デジタルサイネージ市場とCMSの今後

デジタルサイネージ市場成長イメージ 前回の記事で少しお話しましたが、デジタルサイネージは情報を発信するメディアとして従来の看板やポスターに代わる存在になりつつあります。
みなさんも街中や駅、ショッピングセンターなどでデジタルサイネージを見かける機会が増えたのではないでしょうか。

デジタルサイネージ市場はどんどん成長しており、2018年の国内におけるデジタルサイネージの市場規模は約1659億円、今後さらに市場の成長は進むと考えられており、2025年には2.2倍の3186億円になる見込みだそうです。(参考:富士キメラ総研)
配信するコンテンツニーズの多様化や訪日外国人増加への多言語対応の必要性など、技術の進歩も加速し、デジタルサイネージの活用シーンはさらに多様化するでしょう。
それにともない、デジタルサイネージ活用の手助けをしてくれるCMSの必要性も高まっていくと思います。今後の活躍が楽しみですね。

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以上、今回は「CMS」についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
CMSやデジタルサイネージについてご不明な点がある方は問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。


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