2023.09.15
海外のデジタルサイネージ|カナダとイタリアの事例
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
今回は、海外のデジタルサイネージとしてカナダ最大の都市トロントとイタリアの首都ローマに設置されていたデジタルサイネージをご紹介していきます。
カナダトロントのデジタルサイネージ
ティムホートンズ

みなさんは、「ティムホートンズ(Time Hortons)」を知っていますか?
ティムホートンズはカナダ生まれのコーヒー&ドーナッツチェーン店で、カナダの人ならだれでも知っている人気のお店です。
ティムホートンズでは、レジ上に設置されているメニューボードがデジタルディスプレイになっています。ショーケースには実物のドーナツが陳列されていますが、メニューボードでも確認出来て便利ですね。
注文は、レジカウンター(対人)、セルフオーダーキオスク端末、モバイルから行えるようです。右側のカウンター上にはモニターが1台設置されており、キオスク端末とモバイルオーダーから注文された商品の準備ができたらこのディスプレイで呼び出してくれるそうです。
ヤングダンダススクエア
さまざまなファッションブランドが入った巨大なショッピングモールがあるヤングダンダススクエアはトロントを代表するショッピングスポットとして多くの人が訪れる広場です。
そんなヤングダンダススクエアには数多くのデジタルサイネージが設置されており、まるでニューヨークのタイムズスクエアのような雰囲気が漂っています。
複数のデジタルサイネージが連携して同じコンテンツが配信されていますね。
動画は昼間の様子ですが、夜になるとデジタルサイネージの明かりによってさらに煌びやかな雰囲気になるそうです。
夜のヤングダンダススクエアイメージ 関連記事
RC COFFEE

RCコーヒーはトロントで誕生したロボットがコーヒーを淹れてくれるコーヒースタンドだそうです。地元のカフェチェーンと提携してサービス提供を行っているので、地元で焙煎された豆を使ったクオリティの高いコーヒーの提供を行っています。
お客さんはスタンドに設置されているセルフオーダー式の注文端末、またはモバイルアプリから注文を行うことができ、自分の好みを入力すると思い通りにカスタマイズされたコーヒーを非接触で受け取ることが可能だそうです。
RCコーヒーで活躍しているロボットは、コーヒー豆を挽いてから2分以内にコーヒーを注いでくれるそうなので、香り豊かなコーヒーを味わうことができそうです。
出典:RC COFFEE (RC COFFEEのバリスタロボット) 24時間稼働しているそうなので、いつでも本格的なおいしいコーヒーを味わうことができて便利ですね!
イタリアのデジタルサイネージ
フィウミチーノ空港
イタリアローマにあるフィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)に設置されているのが変幻自在に動くデジタルサイネージです。
人は動くものが視界に入ると本能的にその対象物に目を向けてしまいますが、このデジタルサイネージはディスプレイ自体が動くので、その場に居合わせた人々の視線を効果的に惹きつけながら広告や情報、メッセージを届けることができます。
また、通常デジタルサイネージや看板を使った情報発信は、一定の方向からしか見ることができませんが、このデジタルサイネージはディスプレイが動いて位置が変わるので最大4方向からコンテンツを視聴することが可能です。
これだけ大きなデジタルサイネージが頭上に吊るされているのは、信じられない光景ですがインパクト抜群です。
ルイヴィトン
このルイヴィトンの店舗は外観一面がデジタルサイネージになっていて草間彌生さんの動画コンテンツが配信されています。
最近では、店舗で行うプロモーションの手段としてデジタルサイネージが使用されるケースは珍しくありませんが、この店舗のように外観全体がデジタルサイネージになっているというのはなかなか見かけませんよね。
空港内には数多くの店舗が並んでいますが、そのなかでも一際存在感を放っています。
まとめ
以上、今回はカナダとイタリアに設置されているデジタルサイネージの事例をご紹介しました。
普段何気なく目にしているデジタルサイネージですが、世界中のいろいろな場所で活用されているのがわかります。
広告配信媒体としてだけでなく、設置されている場所に適した情報を柔軟に表示できるデジタルサイネージはこれからも活躍の場を広げていくでしょう。今後の活躍から目が離せません。