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2021.03.12
アイデア抜群!デジタルサイネージを使った面白いプロモーション事例4選
目次
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
デジタルサイネージは広告や情報発信、空間演出など幅広い使い方ができるという魅力がありますが、効果的に活用するためには設置する場所や目的に合ったコンテンツを配信することが大切です。
そこで今回は海外企業の面白いアイデアが詰まったデジタルサイネージのプロモーション事例をご紹介していきます。
デジタルサイネージで配信するコンテンツの種類
デジタルサイネージで配信できるコンテンツは、静止画や動画といったものがあげられます。配信するコンテンツは、設置場所や配信目的、ターゲットにあったものを選ぶようにしましょう。
静止画
静止画コンテンツは、画像を使用して作成されるコンテンツのことをいい、比較的簡単かつ低コストで作成できるという特徴があります。静止画コンテンツの作成は写真やイラストなどの画像素材にテキストをいれるだけで作ることができるので、時間をかけずに簡単にコンテンツを作成することができます。
静止画というと、ポスターや看板との違いがあまりないように感じてしまいますが、デジタルサイネージの静止画はポスターと違い表示するコンテンツの内容を随時変更することができます。
また、ポスターと比較して静止画の方が鮮明な画像を表示させることが可能です。
動画
動画コンテンツは、映像を使用して作成されるコンテンツのことをいい、発信できる情報量が多い&訴求力が高いといった特徴があります。動画コンテンツは音や動きなどのさまざまな要素を含んでいるため、文字や画像だけの静止画コンテンツよりも遥かに多くの情報を簡単に相手に伝えることができます。
また、コンテンツに動きがあることで人の視線を集めやすく、効果的に情報を発信することができます。
デジタルサイネージの面白いプロモーション事例4選
事例1:コーヒーの水滴を集めて商品をGET!ユーザー参加型のプロモーション
これはネスカフェが中国の上海でおこなったコールドブリューコーヒーのプロモーションです。
上海にある地下鉄の駅の一角に大きなスクリーンが設置されており、指定された位置に人がたつとゲームが開始される仕組みになっています。
このゲームはプレーヤーが左右に動くとスクリーンに表示されたコーヒーのボトルが連動して動く仕組みになっており、上から落ちてくるコーヒーの水滴をコーヒーのボトルで受け止めていくというもの。
時間内にボトルをいっぱいにすることができればゲームクリアとなり、クリアした場合にはQRコードが表示され、近くの自販機にQRコードをかざすと無料でコールドブリューコーヒーがもらえるという仕掛けになっています。
多くの人が利用する駅構内で実施されたこのプロモーションはユーザー体験型ということもあり注目を集めました。
ゲーム自体がシンプルで分かりやすいので、老若男女いろいろな人が体験できる面白い事例です。
事例2:ディスプレイのコーラが減っていく?スマホと連動させたプロモーション
キンキンに冷えたコカ・コーラゼロがデジタルサイネージに映し出されています。
このディスプレイにスマートフォンをかざすと、スマホの画面にストローが表示されます。
画面に映し出されたストローに口を近づけてコーラを飲む仕草をすると、デジタルサイネージとスマホが連動してディスプレイに映し出されたコーラの中身が減っていくという仕組みです。
コーラをすべて飲み干すとスマホにコードが表示され、特別に作られた自動販売機にそのコードを入力すると無料でコカ・コーラゼロがもらえるというキャンペーンです。
これはデジタルサイネージとユーザーが持っているスマホをうまく連動させた事例で、デジタルサイネージに映し出されたシズル感のあるコカ・コーラゼロを見ていると自然と喉が渇いてきてしまいますね。コーラの味を想像しながらスマホを使って疑似的に飲み、コーラを飲みたいという気持を最大限高めたあとで、実際にコーラをプレゼントしておいしく飲んでもらうという流れがさすがだなと感じました。
事例3:朝日と連動する「エッグマフィン」!気象情報を活用したプロモーション
出典:Ads of the Worldこれはカナダのマクドナルドが朝マックをPRするためにおこなった気象情報を活用したプロモーションです。
具体的な内容は、徐々に昇っていく日の出と連動して「エッグマフィン」がデジタルサイネージのディスプレイの下から徐々に現れるというものです。
日の出と一緒にデジタルサイネージに映し出された「エッグマフィン」を見ることで、朝といえば朝マックということを思い出させる面白いキャンペーン事例ですね。
カナダのマクドナルドでは他にも気象情報をうまく活用したプロモーションを行っています。
事例4:マックカフェの生クリームで降雪状況表現!気象情報を活用したプロモーション
出典:adeeveeカナダにある世界有数のスキーリゾートであるウィスラーでスキーヤーやスノーボーダー、観光客をターゲットに実施されたキャンペーンです。
道路沿いに設置されたデジタルサイネージにはマックカフェが映し出されており、マックカフェの上に乗せられたホイップクリームの量でウィスラーの現在の降雪量を表現するというものです。
こちらのプロモーションも見かけたら思わずクスっとしてしまう、現実世界の情報と商品を上手に組み合わせた事例です。
このディスプレイを見た後は、ついついマックカフェで温かいドリンクを買いたくなってしまいます。
まとめ
今回の事例でもご紹介したようにスマホやカメラ、センサーの技術を活用したものなど、従来のポスターや看板ではできなかったアプローチ方法が増えてきています。こうした影響から、今まで行われてきた一方的なアプローチ手法ではなく、見ている人の心を動かし、いかに記憶に残る内容にするかといったことがコンテンツ作りにおいて重要視されています。
デジタルサイネージとテクノロジー技術、そこにアイデアが加わることで表現の幅は今後ますます広がりを見せていくでしょう。
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