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2021.06.25

注目されるデジタルサイネージ広告!その可能性と紙媒体広告との違い

デジタルサイネージ広告イメージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
最近、駅の構内や商業施設、飲食店の店頭などさまざまな場所で目にするデジタルサイネージ広告ですが、従来の看板やポスターとの違いをあまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか?そこで今回の記事では、デジタルサイネージ広告と看板やポスターとの違いなどについてご紹介していきます。


デジタルサイネージとは

デジタルサイネージとは、液晶やLEDなどのデジタルディスプレイを使って情報発信をするメディアのことを言います。
従来の看板やポスターに代わる存在として、飲食店の店頭や商業施設、交通機関など屋内外に関わらず様々な場所に設置されており、その活躍の場は年々広がりを見せています。


デジタルサイネージ広告の市場規模について

サイバー・コミュニケーションズとデジタルインファクトが共同で実施した「デジタルサイネージの広告市場調査」によると、2020年のデジタルサイネージの広告市場は前年と比較して減少傾向となっています。
これは2020年春以降、新型コロナウイルスの感染拡大によって外出自粛が求められるようになり、交通機関や商業施設などにおいてデジタルサイネージ広告と生活者の接触数が大幅に減ったためです。しかし、2021年以降はコロナ渦の終息に伴う経済環境の回復に沿って、市場規模の回復が見込まれており、2024年には1,022億円に到達すると予想されています。

デジタルサイネージの広告市場調査 出典:CCI

これはコロナ渦において、サービス産業全体においてお客さんへのサービス提供の方法が見直される中で、広告・マーケティングの手段としてデジタルサイネージへの注目がさらに高まったことが影響しています。

「どんな場所でも、どんなタイミングでも、どんな人にでも」最適な情報発信を行える広告媒体として活躍の場が広がるデジタルサイネージ広告は、AIカメラやセンサーといったテクノロジー技術の応用が進んでおり、その活用方法は日々進化しています。


デジタルサイネージ広告と看板ポスター広告との違い

デジタルサイネージ広告と従来の看板・ポスターとの違いについてご紹介していきます。

1:配信できるコンテンツの種類

従来の看板やポスターで配信できるのは静止画のみです。
しかし、デジタルサイネージは静止画だけではなく、動画や音声の配信も行うことが可能なのでデジタルサイネージを設置する場所や伝えたい内容、ターゲットに合わせて幅広いコンテンツを配信することができます。

2:タイミングに合わせて広告を自動で切り替えられる

デジタルサイネージはコンテンツを配信する時間帯や天候、気温といった外部環境に合わせてコンテンツを変更することができます。
ポスターや看板を利用する場合は、広告の印刷にコストがかかる上に、張替作業を行う手間を考えると一定の期間は同じ内容の広告物を掲示する必要があります。
一方、デジタルサイネージであれば状況に合わせて自動でコンテンツの切り替えが行えます。例えば、幅広い年代が利用する駅を例に考えてみると多くの会社員が出勤する朝の時間帯にはサラリーマンをターゲットにした広告を、昼間は主婦やお年寄りに興味を持ってもらえそうな広告を、夕方には帰宅する学生向けの広告を配信するといったように時間帯によって変わるターゲットに合ったコンテンツを配信することで効果的なPRを行うことが可能です。
また、ネットワークに繋がっているデジタルサイネージであれば、天候や気温といったリアルタイムの情報と連動したコンテンツを発信することもできます。

3:発信できる情報量

デジタルサイネージは静止画、動画、音声を組み合わせた多様なコンテンツを配信することができるので、静止画のみでの訴求よりも多くの情報を伝えることが可能です。
通常広告は、通りすがりや信号待ちをしているタイミングなど、ターゲットの視界に入った一瞬で伝えたい情報を伝えなければいけません。従来の看板やポスターの場合、デザインや内容にこだわってインパクトのあるコンテンツを作成することは可能ですが、配信できる情報は限られてしまいます。
たくさん伝えたいことがあるからと文字を多く記載してもターゲットが時間をかけてすべて読んでくれるとは限りません。
一方デジタルサイネージには動画や音声を配信することが可能です。動画には静止画と比べて優れた情報伝達能力があると言われており、ある研究によると1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語、WEBページ3,600枚分に相当するとの結果が出ています。
このことから動画が短時間で多くの情報を伝えることができるということがわかりますね。そのため伝えたい事柄に合わせて動画や音声を活用したコンテンツを配信することで、ターゲットの視界に入った一瞬の間に多くの情報を提供することができます。

4:視覚に強く訴えられる

デジタルサイネージは画像・動画・音声を組み合わせた動きのあるコンテンツの配信ができるのでターゲットの視界に入りやすいという特徴があります。
また、ディスプレイ自体が明るく、高画質なので配信するコンテンツを鮮明に映し出してくれます。特に屋外に設置されたデジタルサイネージは夜の周囲が暗い環境でより存在感を発揮してくれます。
一方ポスターや看板の場合、動画のように動きのあるコンテンツが配信できないので、デジタルサイネージで配信するコンテンツに比べて視界に入りにくいです。また夜間は照明を設置して明るくしないと何が書かれているか分からず目立たないので工夫が必要です。

5:コスト削減

デジタルサイネージは印刷物による広告と違いディスプレイに静止画や動画のコンテンツを表示させるので印刷コストが必要ありません。
ポスターや看板を印刷するとなると、紙やインク代だけでなく、印刷されたポスターを運んだり、設置するのにも費用がかかります。
また情報が変更になったり、印刷ミスが起こったときは改めて印刷をしなければならず、その分コストがかさんでしまいます。
一方、デジタルサイネージは画像や動画、音声を使ってコンテンツを作成し、そのデータを配信するだけなので低コストで抑えることができます。また、情報の修正やミスが発覚しても元のデータを修正するだけ対応できるので修正の手間もコストもあまりかかりません。


デジタルサイネージ広告の活用事例

デジタルサイネージ広告はさまざまな場所に設置されています。ここでは具体的にどういった場所で活用されているのかをご紹介していきます。

交通機関

駅構内の柱や壁面、電車内の扉上などにデジタルサイネージが設置され、情報配信が行われています。特に電車内に設置されたディスプレイは、一定時間乗車する不特定多数のターゲットに対して広告を配信することが可能です。
さらには、通勤や通学で1日のうちに複数回電車を利用している人は反復的にコンテンツを視聴することになるので、広告への認知を深めてもらいやすいという特徴があります。

飲食店

飲食店では、新規のお客さんを獲得するために、提供している商品やサービスなどの情報を目立つ形で配信することが大切です。
デジタルサイネージは、高画質で視認性が高いという特徴があるので店頭に設置して、お店のPRをすることでお客さんの視線を引き寄せることが可能です。

ホテルのフロント

すべてのお客さんが利用するホテルのフロントでは、デジタルサイネージを設置して施設案内や周辺地域の情報案内を提供しています。
また、さまざまな国籍の人が利用するホテルでは多言語でコンテンツを表示することで、どのお客さんにもわかりやすい情報提供が可能となります。


デジタルサイネージ広告を活用するメリット


1:一か所で複数のコンテンツを配信できる

ポスターや看板などの媒体を使用する場合、伝えたいことが複数ある時はその分、広告物や掲示するスペースを用意する必要があります。
一方、デジタルサイネージは発信したいコンテンツが複数ある場合でも、入れ替わりで表示することができるため、限られたスペースですっきりと情報発信が行えるというメリットがあります。

2:見ている人に合った情報発信ができる

デジタルサイネージには、ターゲットに合わせた広告配信を行えるという大きなメリットがあります。
ネットワーク型のものを使うことで、デジタルサイネージを設置している場所や時間に合わせでディスプレイに配信するコンテンツを変更できるので、ターゲットに対してより効果的な情報発信が可能となります。
最近では、AIカメラやセンサーといったテクノロジー技術とデジタルサイネージを組み合わせた活用も広がりを見せています。

3:リアルタイムな情報発信ができる

デジタルサイネージはUSBやネットワークを利用してコンテンツを簡単に変更することができるので、ポスターや看板のように広告の印刷や貼り替え作業を行う必要がありません。
さらにネットワーク型のデジタルサイネージであれば、遠隔地からでも一括で複数のディスプレイを管理することが可能です。
そのため、天気予報や気温、緊急時のお知らせなど、リアルタイムでの情報更新が必要な場合でも即座に対応することができます。


まとめ

今回は、デジタルサイネージ広告とポスターや看板広告の違いやデジタルサイネージ広告のメリットについてご紹介しました。
デジタルサイネージ広告は、これからの活躍が期待される情報発信メディアなので、その特徴やメリットを理解して効果的に活用していきましょう。

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