2025.03.14
リテールテックジャパン2025レポート
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
2025年3月4日(火)~3月7日(金)に東京ビッグサイトで「リテールテックJAPAN2025」が開催されました。
いろいろな製品を見学させてもらったので、今回の記事では展示会の様子や展示されていた製品についてご紹介していきます。
リテールテックJAPAN2025とは?
リテールテックJAPANは、決済・物流、EC、データ活用、人手不足の解決につながるシステムなど、流通・小売業界のビジネスを支える最新のIT機器やシステム、関連サービスを発見することができる展示会です。
開催期間中には、総勢65,224人の方たちが来場したそうです。
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公式サイト ▼開催スケジュール
リテールテックJAPAN 2025(東京ビッグサイト開催)
2025年3月4日(火)~3月7日(金) 10:00~17:00
リテールテックJAPAN 2025レポート
リテールテックJAPAN 2025では、間近でさまざまな製品を見ることができたのでその様子をご紹介していきます。
お客様エスコートシステム
飲食店向けのソリューションとして、お店に来店したお客さんがスタッフを介さず、入店から着席、注文、お会計までをスムーズに行えるシステムの展示が行われていました。

事前に予約している場合は「予約済み」を選択して、予約コードを入力すると座席までの案内が表示されます。
店内に入店した後は座席までのルートを床に矢印で表示してくれます。

注文と決済はテーブルに設置されている端末から行い、退店時のルートも床に表示されるようになっていました。
予約をせずに来店したお客さんは利用人数と電話番号を入力すると席の用意ができたら呼出をしてくれるそうです。
受付完了後の画面には席の用意ができるまでの間に他のショップを見て回れるようにおすすめのショップの情報が表示される仕組みになっていました!
お買い物中にリアルタイムで販促を実施できる売場移動型セルフ決済システム
次にご紹介するのは、スーパーなどでのお買い物中に販促を実施できるシステムです。
最近ではさまざまなスーパーで、専用のカートやスマートフォンを使ってお買い物をしながら商品登録が行えるサービス(売場移動型セルフ決済システム)の導入が進んでいますが、今回展示されていたシステムは、カートに設置されているタブレットやスマホ上でチラシを確認できたり、スキャンした商品に関連したクーポンや広告が表示されるようになっていました。

お買い得商品を確認しながらお買い物ができるので売上アップ、関連商品のクーポンがポップアップで表示されるので、ついで買いの促進に効果的ですね!
このセルフ決済システムを利用している人にだけクーポンが表示される仕組みになっているので、サービスの利用率を上げる取り組みとしても効果的です。
商品受取ロッカー
次にご紹介するのは、商品の受け渡し業務をゼロにする商品受け取りロッカーです。
最近では飲食店や小売店など幅広い業態で商品の受け渡しにロッカーが活用されています。
今回展示されていたロッカーは他の商品受け取りロッカーと同様、QRコードやパスワードで扉が開く仕様でしたが、ロッカーにディスプレイが設置されていて、映像の配信が行えるようになっていました!
ドライブスルーレーンの状況をリアルタイム表示
次にご紹介するのは、ドライブスルーレーンにおけるリアルタイムの状況を可視化させるシステムです。
お客さんがドライブスルーレーンに入ってきてから商品を受け取るまでの各フェーズでどれくらい時間がかかっているかを測定し可視化してくれます。
これらの測定は、地面にコイルを埋め込んでその場所を車が通過したら感知する仕組みになっているそうです。
また、店舗ごとのサービス提供時間が一覧表示されるようになっており、サービススピードの向上や最適な人員配置を行うのに役立つサービスとなっています。

以前からこのシステムをネット上で見ていたため、実際の仕組みや流れを見学することができてよかったです!
ワイドディスプレイを使用したセルフオーダーシステム
次にご紹介するのは、29インチのワイドディスプレイを使用したセルフオーダーシステムです。飲食店に設置されているタブレット型のオーダーシステムは、モニターサイズが小さいので大人数で見るときに見えづらいことがあります。
ですが、今回展示されていたオーダーシステムは複数人で利用する際にも同時にディスプレイを確認できるサイズ感なので、みんなでワイワイメニューを決めることができていいなと感じました!

左右それぞれのボタンから注文ができるようになっていた点も便利ですね!
まとめ
以上、今回は東京ビックサイトで開催されたリテールテックJAPAN2025のレポートをお届けしました。さまざまな企業が出展していた本イベントでは、商品の特徴や操作性を実際に見ることができました。
人手不足や業務効率化など、幅広い業界が抱えている課題を解消するのに役立つソリューションに出会えるので、次回開催時にはぜひみなさんも参加してみてください。