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2021.10.15

デジタルサイネージのディスプレイ、最適なサイズを選ぶ3つの方法

屋外に設置されたデジタルサイネージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
デジタルサイネージを導入する際にディスプレイのサイズ選びで迷われる方も多いと思います。
今回の記事ではデジタルサイネージのディスプレイサイズを選ぶ際の3つのポイントと飲食店で活躍しているディスプレイサイズをご紹介していきます。


デジタルサイネージのサイズ表記について

デジタルサイネージを導入する際に頭を悩ますのがディスプレイのサイズではないでしょうか。
デジタルサイネージのサイズというとほとんどの場合、ディスプレイ自体の大きさを表しており、「インチ」と「縦横比」で表記されます。

デジタルサイネージのサイズ=インチ

デジタルサイネージのディスプレイの大きさを表す単位として利用されているのが「インチ」で、ディスプレイの対角線の長さがどれくらいあるのかを表しています。
1インチ=2.54cmとなっており、「43インチ」の場合は対角線の長さが109.22cmということになります。
デジタルサイネージのインチサイズイメージ

デジタルサイネージの縦横比

そして、もうひとつデジタルサイネージのサイズを決める際に重要な基準となるのがディスプレイの縦と横の長さを比率で表した「縦横比」です。
最近では「16:9」のワイドサイズが主流とされており、テレビやPCモニターなどわたしたちが日常でよく利用しているほとんどのディスプレイにこの比率が採用されています。
以前は標準サイズの「4:3」が人気でアナログテレビやPCモニターにも多く採用されていましたが最近では少なくなってきています。
今も「4:3」の比率を採用している事例としてはiPadが有名です。

デジタルサイネージの縦横比イメージ

デジタルサイネージのディスプレイサイズ選び方

では実際にディスプレイのサイズを選ぶ際にはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
ここでは3つのポイントをご紹介していきます。

ポイント1:街でよく見かけるサイズで選ぶ

ディスプレイのサイズを選ぶ際におすすめなのが、実際に導入されているデジタルサイネージを参考にする方法です。
デジタルサイネージは種類やサイズが豊富で最適なサイズを選ぶのが難しいため、同じような環境や目的で活用されているデジタルサイネージを参考にすることで導入後の具体的な運用イメージを掴むことができます。

たとえば、飲食店の店頭にデジタルサイネージを設置してメニューや店内の様子を紹介して集客を行いたいということであれば、実際に多くの飲食店がデジタルサイネージを活用しているので参考にして導入後のイメージを掴んでみましょう。店頭にデジタルサイネージを設置した場合のサイズ感を確認して同じ大きさのものを導入したり、コンテンツが見えにくいと感じたら大きいサイズのものにするといったように検討が可能です。

また、デジタルサイネージを設置する場所や用途によって最適なサイズは変わりますが、その中でもよく導入されている人気のサイズがあるのでそれを参考にするのもおすすめです。

▼よく導入されているディスプレイのサイズ 16:9の場合
43インチ=952mm×535mm
49インチ=1085mm×610mm
55インチ=1218mm×685mm
75インチ=1660mm×934mm

ポイント2:ターゲットとディスプレイの距離で選ぶ

ディスプレイのサイズを選ぶ際には、デジタルサイネージを設置する場所からどれくらいの範囲まで情報を届けたいかを明確にすることも大切です。
デジタルサイネージは情報を伝えることを目的として活用されるため、ターゲットがディスプレイを見た一瞬でどれだけの情報が伝えられるかがポイントとなります。
そしてそれを左右するのが「視認性」で、ディスプレイや表示する文字のサイズなどが大きく影響してきます。

たとえば、ディスプレイとターゲットの位置が離れている状況で小さいディスプレイに小さい文字でコンテンツを配信しても何が表示されているのか分からず、内容も伝わりません。これではせっかくデザインや内容にこだわって魅力的なコンテンツを配信していても、ターゲットにすぐに目をそらされてしまいます。

こうしたことが起こらないように、デジタルサイネージを設置した場所からどれくらいの範囲まで情報を届けたいか、発信したい情報の内容と量を精査することが大切です。
ターゲットがディスプレイを見る距離によって判読できる文字サイズは異なります。
下記に記載した文字サイズよりも小さいサイズになると判読しづらくなり、視認性が悪くなってしまうので届けたい情報の内容、その情報を届けたい範囲を考慮して最適なディスプレイのサイズを選択するようにしましょう。

▼視距離から判読できる文字の大きさ
・30mの場合…120mm以上
・20mの場合…80mm以上
・10mの場合…40mm以上
・4~5mの場合…20mm以上
・1~2mの場合…9mm以上

ポイント3:設置する環境で選ぶ

デジタルサイネージのサイズを選ぶ際に設置する場所を考慮することも大切です。
たとえば屋内にデジタルサイネージを設置する場合、ターゲットはある程度近い距離からディスプレイを見ることが多くなるため、あまり大きなディスプレイを設置してしまうとかえってコンテンツの内容が見えづらくなってしまいます。
一方、屋外に設置する場合は離れた場所からディスプレイを見られることが多くなるため、大きいディスプレイを設置したほうが訴求力を高めることができます。


飲食店でよく使われているデジタルサイネージのサイズ

ここでは飲食店を例にどのようなサイズのデジタルサイネージが導入されているのかをご紹介していきます。


屋内:43インチモニター

飲食店の店内では43インチのモニターをレジ上に設置し、メニューボードとして活用しているケースが多いです。
提供しているメニューやおすすめの期間限定商品を効果的にPRしたり、お客さんがオーダーする商品を検討する際に役立ちます。


屋内:55インチモニター

飲食店の店内ではレジ上のメニューボードとは別に、壁面に55インチのモニターを設置してすべてのメニューを一覧で紹介する場合もあります。
レジ上に設置されたメニューボードより大きいディスプレイを採用することで、より多くのお客さんに情報を届けることが可能です。


屋外:55インチモニター

飲食店の店頭では55インチのモニターを設置し、提供しているメニューやサービスなどの情報を配信し集客を行います。
大きめのディスプレイを利用することでお店の前を通る多くの見込み顧客に向けて情報を発信することができます。


屋外:55インチ以上

店頭でPRコンテンツを配信する際にはより多くのターゲットに訴求するために55インチ以上のディスプレイを利用することが多いです。
ターゲットの視界に入りやすくコンテンツも見やすいので、効果的に集客を行うのに役立ちます。
メニューボードとして活用する場合は、近い距離から見られることが多いため55インチ以下の液晶ディスプレイを利用するのがおすすめです。
一方、PRの一環としてコンテンツを配信する場合は、遠い距離からでも見やすいように大きいサイズのディスプレイを利用すると効果的な運用を行えます。
このようにデジタルサイネージで何を配信したいかによってサイズを検討するのがいいでしょう。


メーカーによって生産しているサイズが違う?

どのメーカーも同じサイズのディスプレイを生産していると思いきや、実際には生産しているディスプレイサイズはメーカーごとに異なります。
55インチ以下のディスプレイは多くのメーカーが生産を行っていますが、55インチ以上のディスプレイを生産しているメーカーは少ないため、価格が高くなってしまいます。
大型ディスプレイの導入を検討している方はこの点を注意するようにしましょう。


まとめ

以上、今回はデジタルサイネージのディスプレイのサイズを選ぶ際のポイントについてご紹介しました。
ディスプレイを選択するにあたって、設置場所や用途、配信したい情報、予算など考慮するポイントはさまざまです。
初めての導入では、何を重視したらいいのかわからないということも多いと思うので、プロに相談するというのもおすすめです。
ビスコサイネージでは、機器を設置する目的や運用目的などに合った最適なデジタルサイネージをご提案いたします。みなさんのデジタルサイネージの導入・運用をトータルでサポートいたしますので、お気軽にご相談ください!
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