2025.04.18
デジタルサイネージのコンテンツデザイン制作のポイントと事例
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
デジタルサイネージの導入を検討している方から多くいただくのが「どんなデザインのコンテンツを配信すればいいの」「どうやって配信するの」といったデジタルサイネージに配信するコンテンツに関するご質問です。
せっかくデジタルサイネージを導入するのであれば、訴求効果を高めたいですよね。
そこで今回は、デジタルサイネージのコンテンツ種類やデザイン事例など、デジタルサイネージのコンテンツに関してご紹介していきます。
デジタルサイネージのコンテンツ種類
まず初めに、デジタルサイネージに配信できるコンテンツの種類を見ていきましょう。
静止画
写真やテキスト、イラストを組み合わせたコンテンツで、動画のように1つのコンテンツ自体に動きはありません。
複数の静止画素材を1つのディスプレイに入れ替えてスライドショーのように表示することができます。
動画コンテンツに比べて比較的コストを抑えて作成することが可能で、情報をシンプルに訴求したい場合に最適です。
動画
動きのある映像で出来たコンテンツで、テキストや素材など、動きのあるコンテンツです。動画コンテンツは、1分間の動画で文字180万語、ウェブページ3,600ページ相当の情報を含んでいると言われており、静止画コンテンツで訴求しきれない情報を視覚的に訴求することが可能です。
静止画に比べて制作コストは高いですが、多くの情報を分かりやすく効果的に訴求したい場合に最適です。
音声付きコンテンツ
動画コンテンツに音声をつけたコンテンツです。BGMや効果音、ナレーションを付けることで音声なしのシンプルなコンテンツよりも、ターゲットの興味を惹き付けることが可能です。
デジタルサイネージのコンテンツを作る際のポイント
●設置する場所を意識する デジタルサイネージを設置する場所を考慮してコンテンツを作成することが大切です。
「どんな属性の人がいるのか」「視認性」「どのくらいの人がいるのか」など、ターゲットとなる視聴者層と設置場所の雰囲気に合わせたコンテンツにすると発信している情報が届きやすくなります。
●目を引くデザインを意識する ターゲットの目を引くデザインを意識して作成することが大切です。
デジタルサイネージはテレビやSNSといった自分の意思で見るコンテンツ類とは違い、見てもらえないことが前提になります。
そのため、視線を惹き付ける色味やデザインでインパクトを持たせたり、動きのあるアニメーションを付けて視聴者の興味を惹き付ける工夫が必要です。
デジタルサイネージデザインのポイント
ここでは、デジタルサイネージのコンテンツを作成する際のデザインのポイントをご紹介していきます。
●視認性と可読性 デジタルサイネージの効果を高めるためには、コンテンツの見やすさ、テキストの読みやすさの確保が不可欠です。
テキストが読みやすいデザインでは、適切なフォントサイズを選択することが重要です。
一般的に、ターゲットがデジタルサイネージを見る距離に応じて文字の大きさを調整します。
読みやすい文字サイズの目安は、「画面までの距離(cm)÷250=文字の縦サイズ(cm)」でおおよそのサイズを出すことができます。
また、読みやすさではフォントの選択も重要です。フォントの種類によって見やすさや読みやすさ、与える印象が大きく変わります。
一般的に、「Sans-selif(サンセリフ体)」「明朝体」「ゴシック体」は画面表示に適していて可読性が高いとされるフォントです。装飾的なフォントや細すぎるフォントは避けて、太さと余白のバランスのあるものを選択するのがおすすめです。
●色が持つイメージを利用する デジタルサイネージのコンテンツを作る際に、色が持つ心理的効果を利用するというのも効果的です。例えば、赤色は熱さ、強さ、情熱を連想させ、青色は涼しさ、冷静さをイメージさせるので気持ちを落ち着かせたり、集中力を高める効果があります。緑色は健康や安らぎ、環境への配慮を連想させます。このように、ターゲットや伝えたいメッセージに合わせて使う色を選択するとより効果的な訴求が行えます。
●情報の階層化とレイアウト デジタルサイネージを使った情報発信では、視聴者が短時間で情報を把握できるように情報を階層化することが大切です。
みなさんは「3秒ルール」をご存じでしょうか?これは、人は3秒の間に人の第一印象、広告であれば「読む」「読まない」の判断が行われるという法則です。
そのため、メインで伝えたいメッセージ内容は3秒以内で理解してもられるように設計をするようにしましょう。
また、「余白」もデザインの重要な要素になります。テキストや画像の周りに余白を設けると情報整理のしやすさや視認性を格段にアップさせることができるので、文字同士の間隔や行間の調整をして読みやすさを向上させましょう。
デジタルサイネージのコンテンツ制作方法
自分で作成する
デジタルサイネージコンテンツを作成する方法の1つが自分で作るという方法です。
静止画のものであれば、PowerPointを使って画像やテキストを組み合わせて簡単に作成することができます。
プロに依頼する
自分たちで作成するのは難しそうという方は、プロに依頼するという方法もあります。
コンテンツ制作のプロであれば、見た目のデザイン性だけでなく、設置場所や伝えたいメッセージを効果的に届けるということを踏まえコンテンツ作が可能です。
ビスコサイネージのコンテンツ制作
ビスコサイネージでは、デジタルサイネージに配信するコンテンツ制作作りもお手伝いさせていただいております。
「どんなコンテンツを配信したらいいのか分からない」「コンテンツ制作を担当できる人が社内にいない」という方はぜひビスコサイネージにお気軽にご相談ください!
お客様がデジタルサイネージに求める効果や訴求したい内容に合わせて、効果的なコンテンツデザインを作成させていただきます。

コンテンツ制作(bisco signage)
コンテンツ配信の方法について
作成したコンテンツをデジタルサイネージに配信する方法は主に以下の2つの方法で行うことができます。
●USBを使ってコンテンツ配信 コンテンツを保存したUSBやSDカードをデジタルサイネージ本体に挿し込んでコンテンツ配信を行う方法です。
USBやSDカードに保存されているデータが順番にスライドショーのように表示されます。
コンテンツ内容を変更する際には、データの保存をし直す必要があるので、コンテンツの入れ替えを頻繁に行わないという場合や時間帯によって配信するコンテンツの内容が変わらないという場合におすすめの配信方法です。
●ネット経由でコンテンツ配信 インターネットに接続してコンテンツ配信を行う方法です。

デジタルサイネージの他にSTB(コンテンツ再生プレイヤー)とCMS(コンテンツ管理システム)を使ってコンテンツの配信を行います。ネット経由でのコンテンツ配信なので、配信スケジュールの設定や内容の変更を簡単に行うことができます。
コンテンツの内容が頻繁に変わる場合や時間帯や日程によって細かく配信するコンテンツの内容が変わる場合におすすめの配信方法です。
コンテンツ配信を効率的に行いたいという方は、弊社で提供している「bisco CMS」の30日間無料トライアルをぜひお試しください!
bisco cms(bisco signage) デジタルサイネージコンテンツのデザイン事例
ここでは、業界別のデジタルサイネージのデザイン事例をご紹介していきます。
●飲食店 デジタルサイネージを使って新商品やキャンペーン情報の表示が行われています。
●商業施設 デジタルサイネージを使って館内のフロア案内やセール、イベント情報の表示が行われています。
●病院 デジタルサイネージを使って診察やお会計の呼び出しを行ったり、担当医の紹介や各種検診の案内表示が行われています。
まとめ
以上、今回はデジタルサイネージのコンテンツの種類やデザインのポイント、デザイン事例についてご紹介しました。
従来の看板やポスターに比べて視認性が高く効果的に情報発信が行えるデジタルサイネージですが、配信するコンテンツの内容やデザインが訴求力に大きく影響します。
ビスコサイネージでは、デジタルサイネージの機器だけでなく、コンテンツ制作に関してもサポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください!
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