2025.06.06
サイネージを利用する方法は購入だけじゃない?レンタルとリースの違い
みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
店舗の訴求力向上や業務効率化を目的にデジタルサイネージを導入する店舗が増えています。デジタルサイネージを導入する際には、購入・レンタル・リースといった方法がありますが、「レンタル」と「リース」の違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、デジタルサイネージのレンタルとリースの違い、それぞれのメリットとデメリットについてわかりやすく解説していきます。
デジタルサイネージについて
まず初めにデジタルサイネージとは何かを簡単におさらいしておきましょう。
デジタルサイネージとは、液晶やLEDといったデジタルディスプレイを使って情報発信や広告を配信する媒体のことをいいます。
デジタルサイネージには、静止画や動画、音声付きなど幅広い種類のコンテンツが配信できるので、従来の看板やポスターでは難しいリアルタイムでの情報更新・動きのある表現が可能です。場所や用途に合わせて柔軟な訴求が行えるので、さまざまなシーンで活用されています。
デジタルサイネージを利用する方法は購入だけじゃない?
デジタルサイネージの利用を検討する際に、”購入”という方法が真っ先に浮かんでくると思いますが、その他にもレンタルやリースといった方法でデジタルサイネージを利用することができます。
デジタルサイネージのレンタルとリースの違いとは
レンタルとリースはどちらもデジタルサイネージの機器を貸し出すサービスですが、主な違いとしてあげられるのは、契約期間です。
レンタルの場合、数日~数か月単位の短期-中長期での契約が一般的ですが、リースの契約期間は3~6年などの中長期の契約が一般的です。また、原則として契約期間中の途中解約はできません。
▼レンタル
レンタルは、数日~数か月単位の短期-中期的な契約でデジタルサイネージを借りる方法です。デジタルサイネージを必要な期間だけ契約が可能で、使用後は機器の返却を行います。
▼リース
リースとは、お客さんの代わりにリース会社が機器を購入し、お客さんは月々一定額の料金をリース会社に支払ってデジタルサイネージを借りる方法です。デジタルサイネージの所有権はリース会社にあります。契約期間は3年~6年などの中長期の期間が一般的です。契約期間満了後は、機器を再リースするか、または返却することになります。原則として、契約期間中の途中解約はできません。
デジタルサイネージレンタルのメリット
ここでは、デジタルサイネージをレンタルするメリットと注意点を確認していきましょう。
レンタルメリット1:導入費用を抑えられる
デジタルサイネージを導入する際には、ディスプレイの他にもコンテンツを再生するプレイヤー(STB)、コンテンツを管理するシステム(CMS)、ディスプレイを立てるスタンドなど、さまざまな物が必要になります。これらのものを全て準備するとなるとそれなりの初期費用がかかりますが、レンタルの場合は必要なものを必要な期間だけ借りられるので、導入費用を抑えることが可能です。
レンタルメリット2:必要な時に必要な期間だけ借りられる
レンタルの場合、1日から貸し出しを行っているレンタル会社もあるので、短期間で開催される展示会やイベントなどに柔軟に対応できます。
短期間でしか利用する予定がないのに購入するのはコスパが悪くなってしまいますが、レンタルであればコストを抑えて利用することが可能です。
レンタルメリット3:搬入、設置を一括で対応してもらえる
レンタルの場合、機器の保守・管理はレンタル会社によって行われるので、自社で行う必要がありません。機器を管理する場所等も不要です。
レンタルメリット4:本格導入前にテスト導入し、使用感を試せる
今後デジタルサイネージの導入を検討している場合、導入前にレンタルをすることで使い方の確認や効果検証をしてから本格的に導入することができます。そうすることで、運用のイメージがしやすく導入後の失敗を防ぐことが可能です。
レンタルの場合の注意点
レンタル期間によっては割高になる可能性がある
デジタルサイネージをレンタルする際に注意したいのが、コストです。
レンタルは購入する場合と比べて初期費用を抑えられますが、借りる期間の分だけ費用がかかるため、ランニングコストの面で割高になってしまうことがあります。
短期間であればさほど大きな費用になりませんが、長期でのレンタルになるとレンタル費用の総額が購入費用を上回ってしまうこともあるので注意するようにしましょう。
選べる機種が限られている
次にデジタルサイネージをレンタルする際に注意したいのが、選択できる機種が限られるという点です。レンタルの際には、レンタル会社が保有しているディスプレイやその他機器のラインナップから選ぶ必要があるため、購入する場合と比べて機器のバリエーションが限られてしまうケースがあります。
デジタルサイネージリースのメリット
次にデジタルサイネージをリースするメリットと注意点を確認していきましょう。
リースメリット1:初期費用の負担を抑えることができる
これはレンタルの場合も同じですが、リースの場合も初期費用を抑えることができます。
リースメリット2:動産保険が含まれる
リースの場合、契約内容に動産保険が含まれているので別途損害保険に加入する必要がありません。しかし、故意や過失による損傷、地震・噴火・津波に起因する損害は動産保険の適応範囲外となるため注意が必要です。
リースメリット3:節税効果がある
リースの場合、デジタルサイネージの所有権はリース会社にあり、自社の資産にならないので減価償却が不要となり全額経費で計上することが可能です。
リースの場合の注意点
途中解約ができない
デジタルサイネージをリースする際に注意したいのが、途中解約できないという点です。
やむを得ない事情で解約を希望される場合、内容によっては解約できる場合がありますが基本的には、契約期間が満了になるまで毎月支払いを行う必要があります。
契約終了時には返却or再リースしかできない
デジタルサイネージをリースする際に注意したいのが、契約終了時の機器についてです。
リースの場合、契約が終わった後はそのまま契約を終えて機器をリース会社に返却するか、再リースの契約を行って利用を継続するかのどちらかになります。
リース契約が終わっても自分たちのものになるわけではないので注意が必要です。
デジタルサイネージの導入にはレンタル、リース、購入どれがいい?
上段では、デジタルサイネージのレンタルやリースの特徴について見てきましたが、デジタルサイネージを導入する手段である「購入」や「レンタル」、「リース」のどの方法が適しているかは、デジタルサイネージの使用目的や運用期間、予算などによって変わります。
まずは試しにデジタルサイネージを使ってみたいという方やイベント・展示会といった短期間で利用することを想定している場合には「レンタル」が適しており、長期的に活用したい場合は「リース」または「購入」で検討を行うとよいでしょう。

さまざまな要素を考慮したうえで、自分たちの条件や希望に合う最適な方法を選択できるようにすることが大切です。
まとめ
以上、今回はデジタルサイネージのレンタルをするメリットやリースとの違いなどについてご紹介しました。
ビスコサイネージでは、機器の販売だけでなくリースにも対応しております。お客様の抱えている課題や運用目的、ご予算などを丁寧にヒアリングし、それぞれのお客様に合った方法でのデジタルサイネージ導入をサポートしております。

機器だけでなく、配信するコンテンツの制作やコンテンツ配信代行など、お客様のデジタルサイネージ運用をトータルサポートいたしますので、デジタルサイネージのご導入を検討中の方、少しでも興味がある方はお気軽にご相談くださいませ!
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