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2024.10.18

海外のデジタルサイネージ|スペインのグエル公園&カサバトリョ

グエル公園&カサバトリョイメージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
スペイン・バルセロナの観光名所で世界遺産にも登録されている「グエル公園」と「カサバトリョ」でデジタルサイネージが活用されているのを発見しました。
そこで今回は、「グエル公園」と「カサバトリョ」この2つの名所でのデジタルサイネージ活用事例をご紹介していきます。


グエル公園

グエル公園は、スペインの建築家アントニ・ガウディが建設した英国式庭園でユネスコの世界遺産に登録されている場所です。
そんなグエル公園の敷地内にあるガウディ記念博物館の中に大型のタッチパネル式デジタルサイネージが設置されていました!
グエル公園のデジタルサイネージ
こちらのデジタルサイネージには、このようにバルセロナ市内のマップ上にガウディが手掛けた建築物や作品の情報が表示されていて、気になるものをタッチすると詳しい作品情報を確認できるようになっていました。


バルセロナのどの位置にどんな作品があるのかが一目で把握できると同時に、今まで知らなかった作品や興味のある作品を簡単に見つけることができてとても便利でした!
ガウディが作り上げた建築物や作品がバルセロナの街中にこんなにもたくさんあることも知ることができてよかったです。


カサバトリョ

カサバトリョもユネスコ世界遺産に登録されている建築作品のひとつで、ジョゼフ・バトリョ・カサノバからの依頼を受けたガウディが増改築を行った集合住宅です。

カサバトリョでは、建物内部の見学時にオーディオ解説が聞けるタブレット端末が貸し出しされていたのですが、ただの音声ガイドではなくAR(拡張現実)の技術が活用されていて、タブレット端末をそれぞれの部屋にかざすと、カサバトリョに人が住んでいた当時の様子が映し出されたり、海の生き物が出現する映像が流れたりするようになっています。
カサバトリョのVRを使った音声ガイド ガウディがデザインに込めた想いや意図が映像を通してわかりやすく再現されていたので、ガウディの建築に対する理解が深まりとても面白かったです!

そして、館内のすべての見学ポイントを見終えた最後にガウディ・キューブと呼ばれる部屋に通されました。この部屋の中は、360°LEDディスプレイに囲まれていて何が始まるのかとドキドキしているとすべてのディスプレイに突然映像が流れ始めました。

この映像は、メディアアーティストとしてAIの機械学習アルゴリズムを活用した表現を行っているレフィークアナドールという方がガウディの頭の中を映像化したエキシビジョンだそうです。約3分間の映像でしたが、すごい没入感で今までにない映像体験を味わうことができました。
ガウディ・キューブで使用されているLEDディスプレイは、カサバトリョのために特注で作られたそうです。

この他にも、カサバトリョの館内には同アーティストが作成した「Living Architecture: Casa Batlló」という作品も展示されていました。
この作品は、バルセロナの気候データをリアルタイムで反映させ、時を刻むごとに異なる表情を見せるカサバトリョを表現しているそうです。


また、カサバトリョでは建物のファサードを使ったプロジェクションマッピングも実施したりと現代のデジタル技術を積極的に活かした取り組みがなされています。

今回カサバトリョを見学しましたが、世界遺産である歴史的な建築物とARやVRといった最新のデジタル技術が融合しているのがすごいですね。


まとめ

以上、今回はスペイン・バルセロナの世界遺産で観光名所としても有名なグエル公園とカサバトリョのデジタルサイネージ活用事例をご紹介しました。
世界的に重要な価値を持つグエル公園とカサバトリョで積極的にデジタル技術が活用されていることに驚きましたが、歴史的な建物とテクノロジーが融合したユニークな体験を味わうことができました。

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