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2021.10.22

屋外にデジタルサイネージを導入する際に失敗しない選び方

デジタルサイネージ屋外イメージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
最近では、デジタルサイネージのモニターを店頭やビルの壁面など屋外にあるさまざまな場所で見かけるようになりました。
デジタルサイネージには屋外用と屋内用のモニターがありますが、一体どのような違いがあるのでしょうか?
今回の記事では、屋外用のデジタルサイネージディスプレイの特徴や機器を選ぶ際のポイントなどについてご紹介していきます。


屋外用デジタルサイネージの特徴

屋外用のデジタルサイネージは、屋内用のディスプレイとは違い直射日光や雨、温度変化などの厳しい環境下で利用することが想定されるため、こうした環境で利用しても問題が生じないような仕様になっています。
ここでは、屋内用のディスプレイにはない屋外用デジタルサイネージの3つの特徴について見ていきましょう。

特徴1:防水防塵

1つ目の特徴としてあげられるのが「防水防塵機能」です。デジタルサイネージのような精密機械にとって故障の原因となる雨や埃の存在は大敵です。
そのため、屋内用のディスプレイとは違い、屋外用のディスプレイには雨や埃が機械に侵入するのを防ぐ「防水防塵機能」が備わっています。
機器の防水防塵の保護性能を表す国際基準として「IP」という規格が定められており、この等級によって水や雪、紫外線、ホコリなどの影響による劣化がどれくいら防げるのかがわかります。
IP規格の等級は「IP56」といったように二桁の数字で表され、左側の数字がどれくらいの防塵性能があるのか(0~6級の7段階)、右側がどれくらい防水性能があるか(0~8級の9段階)を示しています。屋外にディスプレイを設置する際には「IP55」、「IP65」くらいの等級の物を選ぶのがおすすめです。
防水防塵等級表(IP)

特徴2:高輝度

2つ目の特徴としてあげられるのが「高輝度」です。デジタルサイネージには情報を届けるという役割があるため、屋外のディスプレイに直射日光が当たる環境でも配信しているコンテンツがはっきり見えることが求められます。
そのためには、ディスプレイの輝度(明るさ)が高いことが重要になるため、屋外用のディスプレイには屋内用のものと比べて明るい高輝度ディスプレイが採用されています。
ディスプレイの明るさは「cd/㎡(カンデラ)」という単位で表され、数値が大きいほどディスプレイが明るいということになります。屋内用のデジタルサイネージでは350~700cd/㎡、屋外用では直射日光が当たらない場所で1500~3000cd/㎡、直射日光が当たる場所で3500cd/㎡くらいの明るさが必要とされているのでこの数値を目安にディスプレイを選択するようにしましょう。

特徴3:温度

3つ目の特徴としてあげられるのが「温度」です。屋外でデジタルサイネージを稼働させる場合、屋外用の高輝度ディスプレイは熱を持ちやすいという性質に加え、直射日光にさらされる環境であるため熱を逃がさないと機械の温度が上昇し故障の原因となります。
また、屋外は季節によって気温の変化が激しく影響をダイレクトに受けるので、こうした過酷な環境で安定的に稼働させるためには状況に合わせて機器の温度管理が適切に行われることがとても重要になります。
機種によって内容は異なりますが、屋外用のデジタルサイネージには排気ファンや冷却・加熱システムなどの防熱対策が施されており、熱や寒さから機械を守る設計になっています。


屋外用デジタルサイネージを選ぶ際に検討すべきポイント

ここでは屋外用のデジタルサイネージを選ぶ際に気を付けるポイントをご紹介していきます。これらのポイントをしっかりと押さえ、デジタルサイネージを効果的に導入できるようにしていきましょう。

ポイント1:設置場所を明確にして必要な機能、明るさを検討

屋外用のデジタルサイネージを導入する際、一番初めに検討しなければいけないのが機器を設置する場所です。
一口に屋外と言っても、アーケード街や吹き抜けスペース、店舗の入口付近などさまざまです。
設置する場所の環境によってどれくらいのレベルで雨風や直射日光にさらされるのかといった条件は異なるため、初めに設置する場所を検討して必要な条件を明確にすることが大切です。
そうすることで、必要な機能やディスプレイの明るさ、最適な設置方法を選択することができます。

ポイント2:視認距離をイメージして最適なディスプレイサイズを検討

デジタルサイネージを設置する場所が決まったら、どれくらいの距離からターゲットがディスプレイを視聴するのかをイメージしましょう。
デジタルサイネージで効果的に情報を発信するためには、ターゲットに対して分かりやすくコンテンツを配信する必要があります。
それを左右するのがディスプレイのサイズです。例えば、至近距離でディスプレイが視聴される環境に大型のディスプレイを設置してしまうと表示しているコンテンツの全容を見るのは難しく、すべての情報を届けることができません。
反対に、遠くから視聴される環境に小さなディスプレイでコンテンツを配信しても、何が表示されているか分からないばかりか、デジタルサイネージが設置されていることすら気付いてもらえません。
そのためターゲットがディスプレイを視聴する状況を想定し、情報を届けるのに最適なディスプレイを選択することで効果的な情報配信が可能となります。

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屋外用デジタルサイネージの活用シーン

屋外用のデジタルサイネージはどのような場所で活用されているのでしょうか?ここでは代表的な活用事例をいくつかご紹介していきます。

事例1:店頭

飲食店の店頭では屋外デジタルサイネージを使って提供している商品のPRなどが行われています。
飲食店の店頭に設置されたデジタルサイネージ

事例2:ドライブスルーレーン

ファストフード業界を中心にドライブスルーレーンのメニューボードとして活用されています。
ドライブスルーレーンに設置されたデジタルサイネージ

事例3:公共施設

駅や公園などの公共施設では情報案内板として利用者が必要な情報が提供されています。
公共施設に設置されたデジタルサイネージ

事例4:街中

人が多く集まる街中ではさまざまな企業が広告コンテンツを配信して、自社の商品やサービスに関するPRが行われています。
街中に設置された大型デジタルサイネージ

ビスコサイネージの屋外用デジタルサイネージ

ここではビスコサイネージでお取り扱いのある屋外型デジタルサイネージについてご紹介していきます。
高輝度屋外サイネージ49インチ
高輝度屋外サイネージ55インチ
弊社で取り扱っている屋外サイネージは防熱対策のためのクーラーやボックスが不要で他の製品に比べて軽量となっているため、お客様のデジタルサイネージの設置環境に合わせて壁面、スタンド、天吊り設置など幅広くご対応が可能です。

製品カタログのダウンロード→こちらから


ビスコサイネージでの屋外サイネージ導入までの流れ

屋外にデジタルサイネージを設置する場合は、屋内よりも過酷な環境での運用となるため安定的に稼働ができる機器を導入することが大切です。
ビスコサイネージ製品導入の流れ
ビスコサイネージでは、導入目的や運用イメージ、設置場所などに合った最適な機器のご提案、そして安心してご利用いただけるように導入から運用までしっかりとサポートをさせていただきますのでお気軽にお問合せください!

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