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2021.07.16

デジタルサイネージにテレビは代用できる?ただ高いだけじゃない、業務用ディスプレイをおすすめする理由

ディスプレイ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
デジタルサイネージを導入しようと考えたときに、「業務用のディスプレイはコストがかかるから、同じように使えるならテレビで代用したいという方」、「見た目がほぼ同じだから違いがよく分からないという方」が多いと思います。そこで今回の記事では、デジタルサイネージ専用のディスプレイと一般家庭用テレビの違いについてわかりやすく解説していきます。

●業務用ディスプレイと一般のテレビディスプレイの違い

業務用のディスプレイと一般のテレビディスプレイには一体どんな違いがあるのでしょうか。

1.耐久性

最も大きな違いとしてあげられるのが「耐久性」です。一般のテレビディスプレイは居住空間で使用することを想定した造りになっているため、業務用のディスプレイと比べて耐久性が劣ります。例えば、ディスプレイの連続稼働時間で考えてみると、業務用のディスプレイの場合、24時間連続稼働することを想定した設計になっている商品も多く、機械の熱をしっかり逃がすような耐久性・耐熱性に優れているので、安心して使い続けることが可能です。一方、一般のテレビディスプレイで想定されている連続稼働時間は長くても12時間程度なので、1日中電源を入れっぱなしにすると焼き付けを起こしたり、製品寿命を短くしてしまいます。
また、屋外に設置するとなると、直射日光や雨、風、ホコリなどにさらされる上に、人や物がぶつかってくる可能性が十分にありえます。業務用の屋外デジタルサイネージはこうした悪環境を想定した造りになっているため、防水・防塵機能がついていたり、画面が強化ガラスで覆われているなど、屋外環境で利用するのにも安心な造りになっています。一方、一般用のテレビディスプレイは防水・防塵機能はついておらず、ディスプレイ自体も液晶がむき出しになっている為、ちょっとした衝撃で故障してしまう可能性が高いので屋外設置には向いていません。

2.耐用年数

2つ目の違いが「耐用年数」です。業務用ディスプレイの平均寿命は4~5年と言われており、使い方や適切なメンテナンスを実施することで想定よりも長い期間使用できることもあります。一方、一般のテレビディスプレイの寿命は大体7~10年と言われています。これは1日8時間くらいの視聴時間を想定しているので、毎日それ以上の時間ディスプレイを稼働させた場合、故障が起こるリスクが高まり、寿命自体もさらに短くなる可能性があります。

また、業務用のディスプレイは商品サイクルが長いのですが、一般のテレビディスプレイはすぐに型番が変わってしまうため、故障したときやディスプレイを増設したいときなどに違う商品にしなければならないといったことが起こりやすいです。

3.性能

3つ目の違いが「性能」です。街中や商業施設などに設置されているデジタルサイネージが縦横さまざまな向きで設置されているのを皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか。デジタルサイネージを設置する場所や用途によって、ディスプレイの向きを変えたいというケースが出てくると思いますが、一般用のテレビディスプレイは基本的に横向きでの設置しかできないので注意が必要です。
一方、業務用のディスプレイは縦・横どちらの向きでも利用することができるうえに、マルチディスプレイとして複数のディスプレイをつなげて大きな1枚として運用することも可能です。テレビ用のディスプレイは画面の周りの黒い枠(ベゼル)の幅が広いので複数台つなげるといった使い方には向いていません。

4.コンテンツの見やすさ

4つ目の違いが「コンテンツの見やすさ」です。デジタルサイネージは主に情報発信を目的として活用されるので、ディスプレイに表示されたコンテンツがしっかり見えることが求められます。このコンテンツの見やすさを左右するのがディスプレイの明るさです。
通常、デジタルサイネージとして利用するためには、屋内では「350~1000cd/㎡」、屋外であれば「2500~5000cd/㎡」くらいの輝度が必要とされており、業務用のディスプレイはこのレベルの輝度を兼ね備えています。一方、一般用のテレビディスプレイの輝度は屋内で利用されることを想定しているので通常「350~500cd/㎡」となっており、屋外環境や屋内の直射日光が当たる場所に設置する場合にはテレビ用ディスプレイを使用すると何が表示されているかわからなくなってしまうため、設置できる環境が制限されてしまいます。
そのため、屋外や光が当たる場所に設置する場合は、コンテンツの見やすさを確保するためにも業務用のディスプレイの利用がおすすめです。

●テレビディスプレイが使用できる状況は?

業務用のディスプレイと一般用のテレビディスプレイを比べると耐久性や機能に大きな違いがあるので利用場面は制限されてしまいますが、直射日光の当たらない屋内環境や複数枚のディスプレイの連携を行わないといった使い方をするようであれば、テレビディスプレイを代用して頂くことが可能です。

<テレビディスプレイ>

・屋内(直射日光が当たらない場所、人や物の接触が少ない場所)
・複数枚のディスプレイの連携を行わない

屋内に置かれたテレビイメージ

●まとめ

今回は業務用ディスプレイと一般用のテレビディスプレイの違いについてご紹介しました。
デジタルサイネージはテレビディスプレイに比べてコストが高く、導入ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、コストが発生する分耐久性や機能性といった面でのメリットは大きいです。しかし、使用する場所によってはテレビディスプレイでも十分に代用いただけますので、今回ご紹介した両者の違いと併せてデジタルサイネージを設置する環境や導入目的、活用方法、予算などを考慮して最適な製品を選択して頂ければと思います。
弊社でもデジタルサイネージ導入のサポートをさせて頂きますので、お気軽にご相談ください!

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