BLOGブログ

2021.06.11

これひとつで理解が深まる!デジタルサイネージの種類と仕組みについて徹底解説

デジタルサイネージイメージ みなさんこんにちは、ビスコサイネージの渡辺です。
駅や病院での情報提供や企業のプロモーション活動などさまざまなシーンで活用されているデジタルサイネージ。
日常生活を送る中で目にする機会も多いデジタルサイネージですが、その種類や仕組みは知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はデジタルサイネージの種類や仕組みについてわかりやすくご紹介していきます。


デジタルサイネージの種類


スタンドアロン型

スタンドアロン型はネットワークに繋がっておらず、USBメモリやSDカードに配信したい動画や静止画などのコンテンツを保存したものをSTB(再生プレイヤー)に接続しディスプレイに表示させるタイプのデジタルサイネージです。コンテンツを表示させるディスプレイとUSBやSDカードなどのメモリがあれば利用できるので、比較的安いコストで運用できるという特徴があります。
「配信するコンテンツを頻繁に更新しない」、「運用するデジタルサイネージの数が少ない」という場合におすすめのデジタルサイネージです。
スタンドアロン型デジタルサイネージ

ネットワーク型

ネットワーク型はネットワークに繋がっているデジタルサイネージで、ネットワークやインターネットを経由して動画や静止画などのコンテンツを配信します。
ネットワークを使ってデジタルサイネージを運用するので、複数のディスプレイを同時に管理することができるという特徴があります。
リアルタイムの情報をディスプレイに配信したり、一括で複数のディスプレイのコンテンツを変更することができるので「配信するコンテンツを頻繁に更新する」、「複数のデジタルサイネージを運用する」という場合におすすめのデジタルサイネージです。
ネットワーク型デジタルサイネージ

インタラクティブ型

インタラクティブ型はネットワーク型のデジタルサイネージに「外部からの動作に反応できる」という機能がプラスされたデジタルサイネージです。
スタンドアロン型やネットワーク型といったデジタルサイネージは情報を発信する側が流したいコンテンツを配信するのに対し、インタラクティブ型はユーザーが起こしたアクションに合わせたコンテンツ配信をおこなうことができます。
タッチパネル式で情報検索を行ったり、モーションセンサーで人の動きに反応させてコンテンツを表示するといったことも可能です。
本屋での書籍検索や商業施設での店舗検索などさまざまな場面で活用されています。
インタラクティブ型デジタルサイネージ

デジタルサイネージ導入のメリット


1:コンテンツの更新が簡単

デジタルサイネージは表示する広告や情報を簡単に変更できるという魅力があります。
紙の広告やポスターを利用していると、広告の内容や情報を変更する場合はひとつひとつ貼り替え作業を行わなければなりません。複数の場所に設置しているとその分手間もかかってしまい大変です。
しかし、デジタルサイネージであればデータを更新するだけで簡単にコンテンツの変更が可能なので、貼り替え作業をなくすことができます。複数台デジタルサイネージを運用していてもまとめて変更作業を行えるので負担を減らすことができます。

2:リアルタイムな情報発信ができる

ネットワーク型のデジタルサイネージであれば、デジタルサイネージが設置されている場所や環境など、その時々で変化する状況に合わせたコンテンツを表示することができます。
紙の広告のように一定期間決められたコンテンツを流し続けていると、情報を受け取る側はどうしても機械的に発信されているメッセージという印象を抱いてしまいます。
しかし、「その時、その場所」に合った情報を発信することで、その場に居合わせたユーザーは「今」の自分に向けられた情報という印象を抱き、記憶に残りやすいです。

3:1つのディスプレイに多様なコンテンツを複数表示できる

紙のポスターを使って情報発信をする場合、伝えたい情報が多ければ多いほどスペースが必要です。
あまりにも多くのポスターが貼られていると、ごちゃごちゃした印象を与え、ターゲットに情報が伝わりづらいです。
一方、デジタルサイネージであれば1つのディスプレイに複数のコンテンツを入れ替わりで表示させたり、同時に表示させることができるのでスペースを使わず情報発信を行うことができます。
同じコンテンツを流し続けるのではなく、いろいろなコンテンツを配信することで訴求力もUPします。

4:ユーザーの目に留まりやすい

デジタルサイネージは「静止画」「動画」「音声」を使ったコンテンツを配信することができるので、人の目に留まりやすいというメリットがあります。
広告や看板などは人が行き交う場所に設置されることがほとんどです。
従来の紙やポスターの看板や広告は、内容に動きがなく目立ちにくいので、ターゲットがその存在に気付かずに通り過ぎてしまうということが起こりやすいです。
しかし、デジタルサイネージを使って静止画、動画、音声を組み合わせた動きのあるコンテンツを配信することで、自然とターゲットの視線を惹きつけ、効率的に情報発信を行うことが可能です。

5:ユーザーにあったコンテンツ配信ができる

デジタルサイネージでは、ユーザーに合った情報を配信することができます。インタラクティブ型のデジタルサイネージの場合、ユーザー自身がディスプレイを操作して必要な情報を取得することができるので、ユーザー満足度を高めることにつながります。
またAIカメラやセンサーなどを使って、その人にマッチしたコンテンツを出し分けるといったことも可能です。コンテンツを見ている人に寄り添った情報発信をすることで、記憶に残る印象的なコミュニケーションをとることができます。


デジタルサイネージ導入のデメリット


1:初期費用がかかる

デジタルサイネージを導入する際にデメリットとしてあげられるのが、初期費用がかかるという点です。
紙媒体で広告を作成する際は、クリエイティブにかかる費用や印刷費用といったものが主なコストになります。
一方で、デジタルサイネージはディスプレイやSTB、CMSといったコンテンツを配信するのに必要な機器を購入する必要があるため、その分初期費用がかかってしまいます。
購入する製品のタイプやメーカーなどによって金額は変わりますが、デジタルサイネージをどのように活用したいのか、導入する目的などを明確にしたうえで、トータルコストと費用対効果を考慮して導入の有無を検討するようにしましょう。

2:故障のリスク

デジタルサイネージは精密な電子機器で、人や物がぶつかった衝撃や水にぬれることで故障してしまう可能性があるため、設置する場所には注意が必要です。
紙媒体の広告に比べて「故障」というリスクはありますが、デジタルサイネージを設置する環境に合った製品を選択したり、適切な対策をとることで機器の故障リスクを減らすことができます。
例えば、屋外にデジタルサイネージを設置する場合には、防水・防塵機能が備わっていて衝撃に強い屋外用の製品を選択したり、人通りの多い場所に設置する場合はいたずら防止のためにケースを付けるといった対策をとることが大切です。


デジタルサイネージの導入事例


飲食店でのデジタルメニューボード

来店したお客さんが一番最初に視線を向けることが多いメニューボードは、おすすめの商品や新商品を効果的にPRする役割があります。
従来の紙のメニューに比べて視認性が高く、シズル感をうまく表現できるデジタルメニューボードはお客さんがカウンターで注文を行うファストフード店を中心に導入が広がっています。
bisco signageデジタルメニューボードイメージ DIGITAL MENU BOARDイメージ(bisco signage)

公共交通機関での案内板

駅や空港といった交通機関では、利用者にリアルタイムの正確な情報を提供することが求められます。日本人だけでなく様々な国の人が利用する機会が多い交通機関では、多言語での情報表示も必須です。
従来の紙のポスターに比べて、瞬時にコンテンツの内容を変更できるデジタルサイネージは、ユーザーにリアルタイムの情報を提供できると共に、注目を集めることができる情報発信媒体として活躍しています。
公共交通機関の案内板として活用されるデジタルサイネージ

デジタルサイネージ導入の流れ

デジタルサイネージを導入する際には、一体どういう流れを想定すればいいのでしょうか。
ここではデジタルサイネージを導入する流れを簡単にご紹介していきます。

デジタルサイネージ導入の流れイメージ

デジタルサイネージを導入する際の注意点

デジタルサイネージを導入したけれど、あまり効果が得られずに費用だけかかってしまったということが起こらないように注意したほうが良いことをご紹介していきます。

1.デジタルサイネージを導入する目的を明確にする

デジタルサイネージは設置して終わりではなく、そこから情報発信を行うことが大切です。
新商品の告知や自社の認知度UP、観光客への観光案内など目的はさまざまだと思いますが、「いつ、だれに、どんな」情報を発信して、どんな効果を得たいのかということを明確にして運用するように心がけましょう。

2.デジタルサイネージを設置する場所を明確にする

デジタルサイネージは、地面に置く、壁に固定、天井から吊るす / 可動式、固定 / 屋外、屋内といったように設置場所や設置方法がさまざまです。
そのため、どれくらいの人が目にするのか、どの角度からでも見やすい場所か(視認性)といったことを考慮して設置場所を決めることが大切です。
設置する場所をはっきりさせることで、最適な設置方法が分かるだけでなく、必要なディスプレイのサイズやスペックなども明確になります。
デジタルサイネージを導入してからディスプレイが小さい、こんな機能がほしかったということを防ぐことにもつながるので、十分検討するようにしましょう。


まとめ

今回はデジタルサイネージの仕組みや導入に関することをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
デジタルサイネージは、従来の紙のポスターや広告に比べて視認性が高く、設置する場所や目的に応じた幅広い活用ができるところが魅力です。
また訴求力をUPさせたり、効率的にコンテンツの配信が行えるなど、さまざまなメリットを享受できます。

「初めてデジタルサイネージを導入するからわからないことが多い!」という方は、お気軽にビスコサイネージまでご相談ください!

RELATED POST関連記事

トップページ > ブログ > デジタルサイネージ > これひとつで理解が深まる!デジタルサイネージの種類と仕組みについて徹底解説

さあ、飲食店に体験を。

Experience the restaurant

飲食店向けのデジタルサイネージサービスならビスコサイネージ。
店内のデジタルメニューボード、屋外のデジタルサイネージ、高輝度サイネージ、防水サイネージなど
お店の環境に合わせたデジタルサイネージのご提案をさせていただきます。
その他、簡単にサイネージのコンテンツを管理更新できるCMSサービスなども提供しています。
飲食店向けのデジタルサイネージのことならビスコサイネージにお任せください。